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2011年12月のアーカイブ
東日本大震災が発生してからちょうど10ヶ月となる、2012年1月11日。
311+Rnetでは「Candle Rits for TOHOKU」と題し、キャンドルナイトを実施します。

「Candle Rits for TOHOKU」~1.11 今支援の灯りを再びともす~
日時:2012年1月11日(水)18:30~21:00
場所:諒友館地下
内容:キャンドル311個の点灯と共に、東日本大震災の震災支援活動に参加経験のある立命館大学生による活動報告会、
ワールドカフェ形式での今後の震災支援活動のあり方について自由に語り合う場を用意します。
また、宮城県気仙沼市の大島で活動を行っている学生の写真展や、
大島を舞台に復興の様子を描いたドキュメンタリー映画の上映も行います。

18:30~ 参加者全員でキャンドルの点灯

Aブース                        
19:00~ 活動報告会            
19:30~ ワールドカフェ形式で、これからの東日本大震災の支援について考えます

Bブース
19:30~ 「大島写真教室」写真展+トーク
20:00~ 気仙沼大島震災復興ドキュメンタリー上映会

途中入退場自由です。震災について話したい、震災について考えたい、震災支援の方法を知りたいなど、
東日本大震災について少しでも興味がある方は気軽にご来場ください。



『キャンドルナイト開催にあたり、キャンドルの購入のための寄付をお願いします』

東日本大震災を風化させないために、
私たちは一人でも多くの人にキャンドルナイトへ参加してもらいたいと思っています。
この企画への「寄付」もまた、キャンドルナイトへの参加のひとつの形になると思いますので、
どうかよろしくお願いします。
募金箱は衣笠キャンパス学而館1階ボランティアセンター(開室時間:平日10時~17時)に設置してあります。
一口10円からで、1月11日まで受付けていますので、ご協力お願いします。

お問い合わせは311rnet@gmail.comまでお願いします。


12月5日から9日までの間、衣笠キャンパスの以学館地下にて
「写真展 みちのく photo caravan ~東北のキセキ~」が開催されました。

これはYouth for 3.11から生まれた団体で、
震災支援を通じて感じたことを写真で発信していくというものです。

12月12日から16日まではびわこ・くさつキャンパスのセントラルアーク1階にて開催されています。
そしてさらに、12月19日から23日は再び衣笠キャンパスにもどり、諒友館地下にて開催されます。

BKCでまだ見に行かれていない方はぜひお早めに足を運んでみてください。
そして前回衣笠で行くことができなかった方は19日まで楽しみにお待ちください。

みちのく photo caravanについては以下をご参照ください。
http://michinoku-photo-caravan.jimdo.com/

こういった機会を通して、また学生の震災支援に対する意識が高まればいいですね。


クリスマス会@龍谷大学

こんにちは!311+Rnetです。

12月17日(土)に龍谷大学東北こども会が、「クリスマス会@龍谷大学」を開催します。
前回の紅葉狩りに引き続き、311+Rnetもお手伝いとして参加させていただくことになりました。

日時:12月17日(土)13:00~16:00
場所:龍谷大学 深草キャンパス
対象:園児から小学生まで

龍谷大学深草キャンパスを会場に、宝探しやクリスマスパーティーを行います。

東北こども会とは・・・
龍谷大学の有志の学生によって立ち上げられた団体です。
東日本大震災で京都にお越しになられたお子さんたちが笑顔で楽しめるようなイベントを企画しています。
企画を通して、京都での生活が良い思い出になってもらえるきっかけにしていただければ幸いです。

チラシはこちらから
クリスマス会@龍谷大学

ボランティアセンター主事の小林です。
先日、立命館大学落語研究会の第45期卒業寄席に行ってきました。

今年卒業する落研のメンバーは2人なのですが、2人とも今年知り合いました。「落研とボラセンにどんな接点があるんだ? それとも単なる落語好きか?」と思われる方も多いでしょう。
実は、2人とも知り合ったきっかけは震災復興支援の活動でした。

まず"立の家なべ麿"さんですが、彼と知り合ったのはたぶん5月ごろ。「カキ氷を売ってその利益を東北に送りたいんです」と言ってボラセンに来た彼の発想力には驚かされました。
それから、お店を出す場所を探したり、役所に営業許可を取ったり、仲間を集めたりといった仕事をどんどん進めていき、6月にはカキ氷店をオープン。その行動力にまたまたビックリでした。

また"立命亭八楽"さんと出会ったのは、気仙沼くらし楽しませ隊として学生といっしょに東北に行った時。参加者の1人に彼がいて、東北の方々に落語を披露して楽しんでもらいました。
その落語を僕もいっしょに聞いていたのですが、いや~これが面白い! ほとんど人生初のナマ落語だったのですが、すっかり落語の面白さにハマってしまいました。

らくだのカキ氷やで店番をする"立命亭八楽"さん


そんな2人の卒業寄席ですから、これは見に行かないわけにはいきません。
しかも、この寄席にはさらに知り合いの活躍がありました。

「とざい とうざ~い」とお決まりのフレーズから始まる口上を述べて、寄席の宣伝協力をしていた"出前ちんどん"。この出前ちんどんの学生も知り合いなんです。
こちらも知り合ったのは、気仙沼暮らし楽しませ隊での活動にて。仮設住宅での食事会で集まっていただいた方々といっしょに歌ったりしていました。


今回、落研の宣伝協力をすることになったのも、いっしょに気仙沼で活動したことが縁だったとのことです。


自分のアイディアや特技を生かしてボランティア活動をし、そこで新しい出会いや発見があって、それがまた日常の生活を豊かにしていく。災害復興という非日常での活動と、日常の学生生活をうまくつなげて充実させていく、本当に素敵な学生たちです。


今日の作業 ~衣笠キャンパスにて~

こんにちは!311+Rnetです。

今日は衣笠の311+Rnet定例ミーティングでした。
それぞれの班の報告や、全体で共有したいことが話し合われました。

ミーティング後にはそれぞれの班での話し合いや作業が行われています。
311+Rnetが今後どのように活動していくべきかといった話や、メンバーでの情報共有の方法についてなど…

一方常設スペース班(衣笠キャンパスの第一体育館にあるスペースのことです。)は新しい展示物を作成しています。
完成次第、展示されることでしょう。

そのときまでお待ちください!





台風12号災害復興ボランティアバス

立命館大学では、9月の台風12号豪雨災害を受けて、2週連続でボランティアバスを運行しました。
第1便は参加者募集開始から締め切りまで数日しかなく、参加者が集まるか不安がありましたが、わずかの期間に14名の学生が申し込んでくれました。第2便も締め切り前に定員の15名に達し、締め切り後も申し込みに来る学生がチラホラいました。
今回の豪雨災害はかなりの大きな災害であるにも関わらず、東北の震災や原発事故などの陰に隠れてあまり報道を目にすることがありません。それでも、高い関心を持ち、少しでもお役に立ちたいと思っている学生が立命の中にたくさんいることがわかって、嬉しかったです。

<プログラム概要>
日時:第1便 2011年10月15日(土)~16日(日)
    第2便 2011年10月22日(土)~23日(日)
場所:和歌山県新宮市
主催:立命館大学サービスラーニングセンター
協力:立命館災害復興支援室、学生オフィス
    社会福祉法人大阪ボランティア協会

第1便は出発当日が雨で、「現地にたどり着けるだろうか」という一抹の不安とともに出発しました。というのも、現地までの道のりの途中には、台風の影響で土砂崩れが発生し、最近になってようやく復旧したという箇所もある状況でした。現地のボランティアセンターやバス会社などと連絡を取りながら、道路状況と安全確認を繰り返し、現地に向かいました。被害の大きさや生活への影響の一端を感じるプログラム初日でした。
2日目がプログラムの本番で、新宮市災害ボランティアセンター熊野川サテライトに行って今日の活動内容について説明を受けました。熊野川サテライトになっているドームは熊野川から数百メートルぐらい離れており、少し高くなっているところにあります。にも関わらず、そのドームの天井まで水が来たという話にビックリ。いまだに信じられないというのが本音です。地元の方も「60年ここに住んでいるが、こんな水が来たのは初めて」と言っておられました。
今回の活動は2つのグループに分かれ、1つは地元の商工会議所青年会の方々といっしょに、家の床板をはがして床下の泥をかき出す作業をしました。もう1つのグループは屋根まで水につかった家の壁板をはがして洗う作業を行いました。


はがした壁板を1枚1枚丁寧に洗いました。
こうした丁寧な作業は重機ではできません。「ボランティアならでは」と言えるでしょう。


床板をはがして泥をかき出す。


作業を終えて熊野川サテライトに戻ると、マッサージをしてもらったり、うどんやドラ焼きをいただいたりしました。
「ボランティアセンターで用意していただいたのかな?」と思ったら、みなさんボランティアでしておられるとのこと。
「ボランティアを癒すボランティア」がとっても嬉しかったです。


第2便では、プログラム初日の夜に、和歌山大学で豪雨災害復興支援活動などをしている学生団体「ForWard」や和歌山医科大学で同じく活動している学生と交流をしました。ForWardのメンバーはほぼ毎週末に現地入りして活動し、平日は泥水につかってしまった写真の修復作業などをしています。そんな一歩先を行く学生の話を聞き、それぞれが今回の災害に対して何ができるのかを語り合うことで、翌日の作業に対するモチベーションがさらに上がっていきました。また、ピースボート災害ボランティアセンターの主催するプログラムで和歌山に来た人もたまたま居合わせ、しかもそのうち1人は立命の学生でもあることがわかり、急遽交流会に参加してもらいました。そんな嬉しい出会いのある初日の夜でした。
2日目の活動では、梅畑の流木を撤去する作業と、別の畑を囲っている鳥獣防止用のネットを撤去する作業を行いました。個人の畑は家屋と違って、使えないとすぐに生活に困るというわけではない場合も多いです。しかし、畑の持ち主にとって畑仕事が生きがいになっている場合も多く、我々が伺ったところもまさにそんなケースでした。今回の活動を通じて生きがいを取り戻すお手伝いが少しでもできたのであれば、これほど嬉しいことはありません。


ボランティアセンターでいろんな資材をお借りするのですが、こうした資材は東北からお借りしているものだそうです。
東北へ集まった善意が和歌山にも巡ってきているのですね。


和歌山大学、和歌山医科大学の学生たちとの交流会。


わずか1泊2日、ボランティア活動は5時間程度の短いプログラムでしたが、思っていた以上に作業が進み、達成感を得ることができました。これも我々が活動しやすいように準備を整えてコーディネートしていただいた、新宮市災害ボランティアセンターや、協力していただいた大阪ボランティア協会のみなさまのおかげです。
とは言え、全体の被害や復興への長い道のりを考えれば、我々がやったことはほんの小さな小さな点でしかありません。東北の震災と同じく、紀伊半島の水害に対しても、復興支援を続けていきたいと思います。


和歌山大学復興支援活動団体「ForWard」
http://forward311.org/