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教員紹介

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小林 大造教授 KOBAYASHI Taizo

所属学科
機械工学科
研究室
薄膜機械電子物性研究室
学位
博士

経歴概要

1999年3月 立命館大学理工学部機械工学科 卒業 2001年3月 立命館大学大学院理工学研究科情報システム学専攻博士課程前期課程 修了

研究について

研究分野・テーマ

機能性薄膜材料の機械電子物性の研究

研究キーワード

薄膜物性制御、微細加工

研究概要

本研究室では、薄膜作製技術を駆使して光機能性材料やトライボロジー材料の機械物性と電子物性の研究およびデバイス応用研究に取り組んでいます。薄膜技術の応用範囲はスマートフォンの中のセンサから車の塗装、抗菌壁や太陽電池に至るまで多岐に渡ります。本研究室では機能性薄膜を作製して、微細加工を行い、センサや発電デバイスへの応用に取り組んでいます。例えばセレン系薄膜を用いたマイクロ光センサ、機械的エネルギーと光エネルギーの相乗効果による発電デバイスの高効率化、新規な透明導電材料などの研究に取り組んでいます。

  • 写真は曲げると光起電力が変化する柔らかい光発電デバイス

インタビュー

研究者になったきっかけ

卒業研究・修士研究で、最先端の微細加工技術を駆使したものづくりを経験して世界が変わりました。立命館大学の機械工学科で学び、大学院ではマイクロ・ナノメートルというサイズの小さな機械を応用したものづくりの研究を学びました。卒業後は機械系の開発職として就職し、約8年間企業でも研究開発を経験しました。その中で幅広い分野へ波及する基礎研究に特に魅力を感じたこと、研究を通して人の成長に関われることに魅力を感じることから大学での研究・教育を志しました。機械系の研究は基礎研究から人と協力して実際に役立つ新しいものづくりまで幅広くできることが大きな魅力だと思っています。

受験生へのメッセージ

機械系技術者・研究者は、異なる専門分野との横断的な協力が求められることが多くあります。将来、技術者・研究者として幅広く活躍するために、高い志を持ち、機械工学の専門性を習得し、その上で電気電子工学や情報工学との複合領域等へ視野を広げ、応用力を身に付けることが重要と思います。将来、社会でグローバルな広い視野と応用力を持つ人材としての活躍を目指して一緒に頑張りましょう。

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