イベントレポート2015

中国理解講座

■2015年12月19日(土)第103回中国理解講座

午前10時から孔子学院講義室において、阿部 範之先生(同志社大学グローバル地域文化学部准教授)に「文化大革命時期のスクリーン ―「暗黒」を彩った映画表象―」の講義を行っていただきました。文革時代に製作・公開された中国・北朝鮮の映画という普段なかなか見られない貴重な映像を紹介いただきました。受講された方からも、「これまで知らなかった世界で、もっと知りたいと思いました。」「京劇から劇映画への推移などもよく見て感じることができました。」とのお言葉を頂きました。政治的な面ばかり注目されがちな当時の中国ですが、勧善懲悪物のアクション場面や、貧しい少女の感動物語など現代へと通じる作品が作られていたことを知る貴重な機会となりました。

■2015年9月26日(土)孔子学院の日特別講座・中国理解講座「中国の環境問題の現状と解決に向けての課題-日本はどのような協力ができるのか-」

9月26日(土)の午前は、立命館孔子学院講義室にて、龍谷大学より北川秀樹先生をお招きし、中国の環境問題や現状、そして解決に向けての課題についてお話いただきました。ご参加いただいた方々からは、「日本の環境協力の視点の意味が先生の講義を受ける中でかなりよくわかり、より一層環境問題に関心をよせるに至りました。環境問題に国境はない。と本当に思います。」や「学部生だが、環境政策に関心があったので、非常に勉強になった。」などのお声を頂き、大変熱心に受講されていました。


■2015年6月13日(土)第101回中国理解講座

6月13日(土) 午前10時から孔子学院講義室において、城山 拓也先生(立命館大学言語教育センター 外国語嘱託講師)に「民国上海期における漫画・アニメ」の講義を行っていただきました。熱心な方々多数のご参加を頂きました。当時の4コマ漫画なども題材に講義を行っていただき、受講者の方には、大変ご好評を頂きました。

中国古典文化講座

■7月11日(土)午前10時から、立命館孔子学院講義室におきまして、京都大学大学院人間・環境学研究科教授 道坂昭廣先生による「初唐の文学とその影響―『文選』以降白楽天以前の日本の中国文学受容についてー」と題された中国古典文化講座を開催いたしました。
当日は学生、社会人の方、多数が受講されました。初唐時代の中国で流行した詩やその文化が当時すぐに日本・朝鮮半島に広まり、東アジアとして、文学の価値が共通にあったことなどをお話くださいました。

特別講演・公演

■12月25日(金)
第10回中国語スピーチコンテスト「大学生・一般の部」の最優秀賞受賞者山口ひかりさん(京都産業大学4回生)には副賞として、2016年9月出発の一年奨学金留学の推薦資格が与えられることになっていましたが、ご本人は就職が決まり、留学を辞退されました。 誠に残念ではありますが、その代わりに、立命館孔子学院スタッフ一同は記念品の贈呈および茶話会を開きました。和気藹々な雰囲気の中、山口さんも大変喜んでおられました!


■同済大学・立命館孔子学院合同セミナー

立命館孔子学院では中国の同済大学と協力し、日中間の学術交流などを促進するため、2007年度から合同セミナーを毎年開催しています。第10回目にあたる今年度は、「中国経済」をテーマに、10月24日(土)から全4回開催で、立命館大阪梅田キャンパスにて、それぞれの講師にお話いただきました。
10月24日(土)第1回 陳守明先生(同済大学経済・管理学院副教授、副院長)
「Made In China:その過去、現在、未来」

10月31日(土)第2回 阮青松先生(同済大学経済・管理学院教授、副院長)
「中国経済成長のゆくえ~客観的法則と今後の課題~」

11月14日(土)第3回 守政毅先生(立命館大学経営学部准教授)
「中国市場をめぐる日中企業の戦略比較」

11月21日(土)第4回 陳 晋先生(立命館大学経営学部教授)
「中国経済転換における日本企業のリスクとチャンス」


■第10回中国語スピーチコンテスト

11月15日(日)衣笠キャンパス創思館カンファレンスルームにて、第10回スピーチコンテストを開催しました。立命館孔子学院設立年と同時に始まった本コンテストは、今年で10回目を迎え、高校生以下の部、大学生以上の部に分けて行いました。今年も熱心に中国語を学ばれている多くの方にご出場を頂きました。小学生から60代の方まで幅広い年代の計17名の方が挑戦されました。出場者全員の力量が昨年以上であったのと、全員が拮抗していて大接戦となりました。


■2015年9月26日(土)孔子学院の日特別企画「国際交流音楽会」

9月26日(土)の午後は、立命館大学の諒友館地下café ROSSOにて、3歳より琵琶を演奏され多数受賞されている「さくら」さんと、立命館大学の学部生であり、歌手活動を続けておられる池田愛麗さんをお招きし、国際交流音楽会を開催いたしました。中国琵琶とアコースティックギターのコラボレーションは珍しく、ご参加いただいた方々も「中国琵琶の音色のよさに驚きました!お二人の演奏、共演すばらしかったです。」や「とても素晴らしかった。かわいいお二人の演奏最高でした。これからのご活躍大いに期待しております。ありがとうございました。」などのお声を頂きました。

※尚、孔子学院の日特別企画に関する中国語のレポートも掲載しております。是非ご一読ください。

■立命館大学法務研究科・北京大学法学部法曹人材育成支援

立命館孔子学院では日中の法曹人材育成研究を促進するための支援を行います。
2015年9月16日・17日朱雀キャンパスにて、立命館大学法務研究科と北京大学法学部の共同シンポジウム事業「『日中法学教育研究』シンポジウム」が行われました。
大変活発な議論が繰り広げられ、成功に終わることができました。


■北京大学連携講座「日中の映像文化」

5月9日(土)午後3時から、衣笠キャンパス創思館カンファレンスホールにおきまして、戴錦華北京大学中文系比較文学与比較文化研究所教授による 「映画から見る-今日の中国社会と文化-」と題して2015年度第1回目の北京大学・立命館大学連携講座が、60名の参加で開催されました。
講演後の質疑応答も沢山の方々から質問が出され、熱気にあふれた講演会となりました。

5月16日(土) 第2回 陳 旭光先生(北京大学芸術学院教授)  「21世紀の中国映画芸術状況と文化形勢の紹介」

5月23日(土) 第3回 藤井 仁子先生(早稲田大学文学学術院准教授)  「誰も知らない私の悩み――小津安二郎と女たちの戦後」

5月30日(土) 第4回 菅原 慶乃先生(関西大学文学部総合人文学科教授)  「映画館ではお静かに!」―上海における映画鑑賞の誕生―