立命館孔子学院 学院長コラム

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当コーナーは、当学院学院長に、中国や中国語教育など、様々な話題に関してお話しいただくコーナーです! 現在、立命館大学文学部教授である宇野木洋学院長は中国の現代文学に精通されています。 そんな学院長に、どんどん語っていただきます!
※コラムタイトルをクリックすると内容をご覧いただけます。

その78 前回・前々回のコラムに対する修正ないし補足について――発表後に知ったこと(2023年2月22日)

□本コラムの2023年1月分を休載してしまいました。休載は、19年5・6月分、21年10月分、22年5月分に続き、5回目となります。少しずつ増えつつあるようで、心を引き締めねばと思う次第です。――
その77 「動態清零」って何でしょう?――「零」に触発されて考えたこと (2022年12月24日)

■去る12月7日、中国政府は、新型コロナウイルス感染拡大を厳しい措置で抑え込むいわゆる「ゼロコロナ」政策を、遂に大幅に緩和する通知を発出した。――
その76 中国共産党員の現況から考えたこと――「二十大」を受けて (2022年11月30日)

■去る10月16~22日にかけて開催された中国共産党第20次全国代表大会(中国では「二十大」と略称)は、日本では、習近平総書記が異例の3期目に入ったことだけが注目されたようにも見受けられる。――
その75 いわゆる「粉物」の注文の仕方について――35年前の「大失敗」の思い出から (2022年10月31日)

■先日、本学院「中国理解講座」の一環として、本学の言語教育センター中国語嘱託講師・川浩二さんによる「中国のくいしんぼう文学の挑戦」と題された講演を聴いた。――
その74 青樹明子著『家計簿からみる中国 今ほんとうの姿』を推薦する――お金の使い方から中国人の人生観から国家観までもが見えてくる? (2022年10月3日)

■中国関連の授業を担当する教師は、当然ながら、今現在の中国人、特に若者たちのリアルな意識・生活実態を把握しておくことが不可欠である。学生たちは等身大の中国人の姿を知りたがっており、そんなトピックを授業の合間に挟むと、俄然食いつきがよくなるのだ。――
その73 日中戦争とウクライナ戦争の類似性と危険性について――明治大学教授・山田朗先生の講演を聞いて考えたこと (2022年8月23日)

■本コラム「その69」で、今年が満洲国(中国では「偽満洲」と呼んでいる)の建国90周年にあたることを、是非とも知ってほしいと記した。――
その72 謎の残る結末と池震役・翟天臨の「スキャンダル」をめぐって――『原生之罪――Original Sin』について(3)(2022年7月30日)

■中国の「網劇〔ネット配信ドラマ〕」『原生之罪』に関する話題の3回目、いよいよ最終回である。――
その71 「網劇」の殺人事件から中国社会の一端を垣間見る?!――『原生之罪――Original Sin』について(2)(2022年6月30日)

■前回に引き続き、中国の「網劇〔ネット配信ドラマ〕」『原生之罪』に関する話題である。――
その70 中国のネット配信ドラマにハマる日々?!――『原生之罪――Original Sin』について(1)(2022年5月10日)

■中国におけるネット配信ドラマ(中国語では「網絡劇」略称「網劇」)の隆盛は、日本の比ではないように見受けられる。――
その69 高さ3m×全長20mの絵画「一九四六」を知っていますか?――日中国交回復50周年を象徴する絵画展について(2022年3月26日)

■縦3m×横20mという超大作の絵画と言われても、ちょっとイメージできないのではないか。恥ずかしながら、私もまだ実物を鑑賞したことはないのだが、紹介写真を見ただけで、その迫力に圧倒されてしまった。――
その68 中国作家協会・中国文学芸術界連合会って知ってますか?――習近平国家主席・李克強総理も参加する全国代表大会(2022年3月3日)

■昨年12月14日から17日にかけて北京の人民大会堂で、中国文学芸術界連合会(略称は文連)第11次全国代表大会と中国作家協会(略称は作協)第10次全国代表大会が同時開催された。聞き慣れない団体名・大会名かもしれないが、近年では5年に1度開催されている、中国の文学・芸術の現状を考える上では、極めて重要なイベントなのである。――
その67 「奥密克戎」って何でしょう…?――足掛け4年目のコロナ禍の収束に向けて(2022年2月10日)

■新型コロナウイルス肺炎が猛威を奮い始めて、早くも足掛け4年目に突入することに気づいて、さすがに呆然としてしまった。――本コラム「その44」(2020年2月2日)は、「「新冠」って何でしょう…?」と題して、新型コロナウイルス肺炎は中国語では「新型冠状病毒肺炎」、略して「新冠」と呼ばれていることを紹介していた。そこには、「昨年末から武漢を中心に猛威を振るい始めた――
その66 TVドラマ『日本沈没』から見えて来た中国の位置?!――新たな年に向けて(2021年12月25日)

■本年秋から年末にかけて日曜夜にTBS系列で放映されたドラマ『日本沈没』は、最近、各地で地震が頻発していたこともあって何となく気になり、1回も欠かすことなく視聴してしまった。――周知のように、このドラマには原作がある。星新一・筒井康隆とともに「SF御三家」と呼ばれる小松左京の同名の小説である。――
その65 「もし魯迅が生きていたら」と問われた毛沢東の回答は?――魯迅生誕140年にあたって(2021年11月23日)

■今年は、中国現代文学の父と呼ばれる魯迅(1881~1936年)の生誕140年に相当する。ということは、もし魯迅がもう少しだけ長生きしたとすれば、中華人民共和国の建国を68歳で迎えたことになるのだ。高齢者に区分はされるものの、文学者・思想家としては、まだ十分に現役で活躍できている年齢だろう。――
その64 ピンイン(拼音)表記についての雑談――漢字廃止の「夢」から始まった?!(2021年10月5日)

■先日、京都市営地下鉄に乗っていた際に、「sisui」というアルファベットが目に飛び込んできて、「エッ、4歳って何?!」と思ってしまった。ドアの上に貼られた宣伝ポスターに、少し大きく記された文字である。――言うまでもなく、中国語の「四歳〔四岁〕」を中華人民共和国の発音表記法である拼音(ピンイン)で記せば、「sisui」になるからだった。――
その63 「台風煙花」上海上陸?!――アジアにおける台風の名前について(2021年8月31日)

■去る7月25日、上海在住の中国人の友人から、「微信〔WeChat〕」で、「台風煙花登陸,暴風雨厲害!〔台风烟花登陆,暴风雨厉害!/台風花火が上陸して暴風雨が激しい!〕」というキャプションとともに、ビルの窓に雨粒が横殴りで叩き付けられている動画が送付されてきた。当初、「煙花〔花火〕」が何を指すのか全く分からず、台風の渦巻きの様子や激しさを形容しているのかとも思ったほどである。――

中川正之前学院長による「ちょこっと話しチャイナ」バックナンバー