留学生の声

2022年度、孔子学院の奨学金制度を利用して中国の大学に留学されたみなさんから届いたレポートの一部をご紹介します。(※全文をご覧になりたい方は、事務局までお越しください。)

2023年6月

●30度を超える暑い日が続きました。友人に大阪はもっと熱いんじゃないと言われて調べて みるとハルビンの方が暑かったので驚きました。学校は教室も図書館も冷房がなく、デパートでさえ蒸し蒸ししていてます。ここの人の服装は日本と比べて露出が多い、年配の方でも薄手のワンピースを来ているのが日本と違うと思っていたのですが納得しました。それから人の目を気にするよりも、自分が好きな服を着る気持ちも強いと思います。私も日本ではできなかった格好を楽しんでいます。
発音は良いと思っていたのですがまだ課題が見つかりました。fとhの発音を気づかないうちについつい楽な日本語の発音になって中国人からするとfと言ったのかhと言ったのかわからないそうです。あるとき友人とご飯を食べていて我要纸と言ったのですが、いつも優しい友人が紙を取ってくれなくてどうしたのかと思ったら、発音が弱かったため我要吃と聞こえて何を食べたいのか悩んだそうです。中国語の発音の方が日本語よりパワーがいります。一方で気を付けようとしすぎて不必要に力が入ることもあります。中国の友人に「強すぎる、私も時々あなたにもっと軽く言ってと言われる、一緒だよ。」と言われてどのように話していたかよくわかりました。
端午節は街のいたるところでちまきと赤い糸のブレスレットを見かけました。ドラゴンボートレースがあったのですが、開催が朝の6時からととても早く行くのを断念しました。(ハルピン師範大)

●まず今月はとても忙しい月だった。特に勉強面でとても忙しく、HSKがあり、19、20日に期末テストがあった。今回は二年ぶりにHSKを受けたが感想としては日本で受けるのと中国で受けるのとでは感覚が全く異なっていた。中国語を日常的に使っているのとそうでないのとでこれほどまでに異なっているのかと思った。また、今回の期末テストでは本当にテストという感じがあまりせず、とても自由に問題に取り組めた。その一方で自分の日本語力がどんどん低下しているように感じる。実際中国に来てから今月で7か月目だが、本当に環境の変化は人に影響するのだなと感じた。
 また、生活面では初めてザリガニと重慶の火鍋を食べた。私の通っている近くにザリガニが大盛100元で食べることのできる店があり行ってみたが逆に多すぎて食べきれなかった。最初初めてザリガニを見た時は本当に食べられるのかという感じだったが、いざ食べてみると日本でよくエビを食べるのとほとんど同じ感じで、慣れると特に抵抗なく食べることができた。重慶の火鍋に関して言うと、まずとても辛かった。いつかの留学レポートでも書いたかもしれないが、中国の甘辛は日本人にとっての激辛であると思った。最初スープを注文したときに本当に少しだけ辛くしてほしいと言ったが、実際は辛さしかなかった。しかしこれら二つの料理を留学中に食べることができたのは自分の中で本当に貴重な経験だったなと思う。
 このようにして今月は基本的にテスト勉強などに追われていた月だったが、期末テスト後には読解クラスの先生とクラスメイトで魯迅公園と記念館に行ったり、楽しい行事もたくさんあった。(同済大学)

2023年5月

●今の季節は外にでると白いふわふわしたものがたくさん飛んでいます。柳の綿毛です。多い日はマスクをしてないと鼻に入っていきそうになります。4月末から5月頭の連休以降中国で再びコロナの感染が増えています。寮の中でも流行っていてクラスメイトが4,5人来ない日が続いています。今中国のコロナ対策は全然厳しくないです。外に出るのもお店に入るのもマスクは必須ではないです。もちろん先生からはマスクをするように進められています。ルームメイトがコロナにかかりました、病院に行くこともなく風邪のときと同じように薬を飲んで部屋で休んで、私はマスクをつければ授業に出ることができました。友だちにあっさりした食べ物がないか聞いたら、学食には無いと言っていました。インスタントのお粥が唯一あっさりしています。気に入って常備するようになりました。健康のために自炊を始めました。露店の野菜のほうがスーパーより新鮮です。ただ黄砂と煙草のせいで清潔じゃないと思います。他の留学生がそうしているのを見て、調理の水や果物を洗うのにペットボトルの水を使っていたのですが、中国人の友だちに話したらお金持ちですかとツッコまれました。水道水を使ってみましたが何も問題がありませんでした。服を買いました。デパートか服市場か通販で買います。デパートは日本と変わりないです。市場は2人入るのがやっとの小さい店がたくさんあってどの商品もとても安くて質もまあ値段通りです。市場では値切ることができるのですが、私も日本人の友達も中国人の友だちも性格的に値切ることができません。試着室がなくお店の人が布を持ってその向こう側で着替えます。スカートを試着するとき、長いコートを着てて隠れるからそのままさっと着替えなと言われて驚きました。翌日タイ人のクラスメイトに市場に行ってきてだいぶ疲れたと話しました、タイもこのような感じだから彼女は慣れているそうです。(ハルピン師範大)

● 時間の流れは速いもので、私が上海に来てから今月でもうすでに半年がたった。今月は運動会などの行事があり忙しい一か月だった。まず今月の初めには無錫に旅行に行った。一日だけだったが無錫の古鎮など、明清時代の街並みをめぐることができた。運動会では4×100mリレーを走り、3位に入賞することができた。朝起きて10分後に走ったので意識がもうろうとしていたが悔いなく走ることができた。最近の授業では、授業内容はほぼ理解できるようになり、授業内容で困ったりすることはほぼなくなった。そして現在も中国人ともたくさん交流ができている。例えば、水曜日のお茶会やたまに中国人とご飯に行ったりしている。六月には期末テストなどの試験も多いので、しっかり準備していこうと思う。半年がたった今、中国に来た時と比べてみると自分の価値観などが大きく変わったなと感じる。特に、中国に来たときは隔離があったが今はなくなっており、一つの大きな時代の変化を経験することができたと思う。自分の中で隔離の時と今とで生活内容が全く異なっており、また中国に来たときは一人だったので、自分一人で何とかするという環境適応能力が向上したと思う。そして半年前と比べて、積極的に挑戦したり試したりすることが多くなった。自分が思うに、中国で何かに挑戦することは日本と比べてハードルが低く比較的容易であるので、積極的な姿勢は崩さずに挑戦していこうと思う。(同済大学)

2023年4月

●現在はちょうど中間テストが終わり、ゴールデンウィークに入ったあたりである。今回の中間テストは、留学が始まってから3回目のテストだったが、思ったよりも難しかった。前学期は初級クラスで勉強していたが、中級になると単語や文法のレベルも上がり、その分勉強量も増えた。反対に、中級に来てから日常で使える文法もどんどん増え、話せる幅が広がったように感じる。あと中国で中国語を学ぶのと日本で学ぶのとでは全く異なり、中国で学ぶ方がより日常的な中国語を学ぶので、日々使う語彙の種類も変わったように感じる。前学期はオンラインでの授業だったのであまり感じなかったが、中国に来てからそれを目の当たりにした。このような感じで中間テストはテストという感じではなかったがとても楽しく感じた。そして、今月はたくさん学内のサークルや学院の活動に参加した。例えば、4月4日には清明節の餅作りの活動に参加し、毎週水曜日には日本語サークルのお茶会がある。これらの活動では、多くの留学生や中国人学生と交流でき、自分の視野も広がった。また、4月21日から23日に南京にクラスメイトと旅行に行った。南京では、多くの歴史ある場所に行き、南京大虐殺の場所にも行った。そこでは見ているうちになぜか申し訳ない気持ちでいっぱいになったと同時に、日本人として一生に一度は行くことができてよかったと思った。このような感じで、4月はとても忙しかったが長い1ヶ月があっという間に感じるほど充実して過ごせたと思う。(同済大学)

2023年3月

●対面での授業はオンラインよりずっと楽しいです。クラスメイトと過ごせるのが嬉しいです。発表やクラスメイトと話す時間もあります。先生の話すスピードは速いですが、発音がきれいで聞き取りやすいです。口語の授業は会話の練習が主な目的なので、教科書のレベルはあえて低めなのですが、クラスメイトの発表から単語や表現を学ぶので内容が豊富です。视听说と言う短いドキュメンタリーのビデオを見てその内容について話す授業が一番難しいです。ビデオはネイティブのナチュラルな会話で、音楽や物音も入っているので聞き取りの難易度が高いです。見る聞く話す全て詰まっていて有意義です。クラスメイトはタイ人が一番多く、韓国、モンゴル、ロシア、ブラジル、スーダン、バングラデシュいろんな国の生徒がいます。タイ人のクラスメイトの方が私より日本のマンガをたくさん読んでたり、日本の歌を完璧に歌ってて驚きました。宿題が多く平日は授業が終わったら学校の食堂でご飯を食べ部屋に戻って宿題、夜ご飯を食べに行って帰ったらまた宿題という生活です。学校内の食堂はとても安いです。美味しいのですが、味が濃く油っこいのでたくさん食べられないです。 凍った松花江を観てとても感動しました。見るからにひんやりとして美しいです。4回観に行きましたが何度見ても心を打たれます。(ハルピン師範大)

●授業が二月の半ばに始まり、あっという間に四月になろうとしています。留学の最後のテストは六月の半ばにあるので、ひしひしと留学の終わりの足音を感じます。北京も暖かくなり、夜でも15°以上です。セントラルヒーティングの供給も終わり、外に出る際にもダウンジャケットを着る必要がなくなりました。授業では発表の準備や宿題等であわただしく、私だけでなくクラスメートの皆も疲れがたまっているようです。特にスピーキングのクラスでは原稿を見ずに発表することを要求されるのですが、覚えきれなかったのでほぼアドリブで発表しました。もちろん準備していた原稿そのままにとはいかなかったのですが、逆に自然に発表できていてよかったと先生から思いもよらないお褒めの言葉をいただきました。日本にいたときは言いたいことを日本語で考えてから中国語に変換してそれを口に出すというような状態でしたが、中国に留学してしばらくたった今は特に複雑な内容でなければそのまま話せるようになりました。(北京大学)

●現在、下学期が始まって約1か月余りがたったが、だいぶ授業にも慣れてきた。全体的にはだいぶ授業の内容が理解できるようになってきたが、しかしまだまだリスニングの授業が苦手なので積極的に中国人と交流していきたいと思う。また、最近サークルの募集があり英語サークルと日本語のサークルに入った。日本語のサークルは上学期から入っていたので、正式に加入してから早速活動に参加することができた。この前の活動は「お茶会」というもので、お菓子などを食べながら日本語と中国語でだべった。この会に参加していた人は大体が日本語学部でみんな日本語がとても流暢であった。また、この時とても感じたのが、毎日外国人と中国語で会話しているので気づかなかったが中国人と話すのがとても楽だと思った。なぜなら、中国の人は多少自分の発音などが間違っていても大体わかってくれるのでとても会話がスムーズだった。そして、この活動に参加してとても多くの友達ができた。それもあってか最近は中国人と交流する機会が増えたように感じる。外国人とだけ話す中国語や中国語の授業だけでは限界があるので、積極的にこのような機会を増やしていこうと思う。(同済大学)

2023年2月

●2月は”初めて”が多い月となりました。前半はルームメイトたちと西安に行ったり、また1人で上海にも行ったりしました。西安では、ルームメイトと毎日外で特産物を探して食べ、兵馬俑などの観光地をまわりました。上海では地下鉄が北京並みに発達していて移動が簡単でした。前半は旅行が多かったですが、後半はコロナで延期されていた日中友好成人式の実行委員リーダーをしました。大使館の職員や他大学の方など、これまでぺ大以外の方と関わることはほとんどなかったのでルームメイトには感謝しています。責任重大な仕事でしたが、支えてくれる方も多くなんとか最後まで務めることができました。中国に来られたからこそ経験できたことだと思います。成人式も無事に終わり授業も再開しました。クラスも一番上となり、新しいクラスメイトも増えました。选修课も種類が増え报刊(新聞を読む授業)と古代汉语(詩を読む授業)を選択しました。クラスメイトと切磋琢磨しながら自分の中国語力を高めていきたいです。(北京大学)

●二カ月に及ぶ長い冬休みも終わり、先週から授業が始まりました。前の学期は中国に渡航できない留学生が多いということで、すべてオンライン授業でしたが、今学期は選択授業を除いて対面授業になりました。久しぶりの対面授業は寮でパソコンで受講するオンライン授業と違い、刺激が多くとても楽しいです。特に、授業が終わった後でもクラスメートと一緒におしゃべりしたり、ご飯を食べに行ったりするのが楽しいです。選択授業では古代中国語と現代小説を読む授業を選択しました。私は中国語のネイティブと自分で一番劣っているのは成語の使用頻度だと思うので、成語の成り立ちからしっかり学びたいと思い古代中国語を、帰国してからも自分一人で中国の小説が読めるようになりたいと思い、そのヒントをつかむために小説精読の授業を選択しました。選択授業は今のところオンラインですが、受講者が全員北京に来ているため途中から対面開催になる可能性もありそうです。(北京大学)

●まず始めに、二月には初めて中国国内の旅行に行った。行き先は南方の厦門で2月7日から9日まで二泊三日の旅行だった。とはいえ、新幹線でいったので半分くらいは新幹線の時間だった。1日目は華僑博物館に行き、その後鼓浪屿に行った。全体的な感想としてまず厦門は冬でも上海ほど寒くはなく、長袖一枚だけでも全然耐えることのできる非常に良い気候だった。また物価も上海より安く非常に便利に生活できた。鼓浪屿などでは船のチケットを買ったり島をどのように廻るかなどの計画を立てたりしてとても楽しかった。2日目は雨が降っていたので厦門科技馆に行った。この場所も上海とはまた雰囲気が異なっていたのでとても興味深く感じた。また、その一週間後には前学期でオンライン上でしかあったことのなかったクラスメートが上海に来たので迎えに行った。彼らはオンラインで話した感じとは全然イメージが異なっており、大変会話していて楽しく感じた。その4日後くらいに授業が始まりクラスメートの中国語レベルに驚いた。なぜなら今まで冬休みの間よく留学生たちと遊んでいたが、彼らの共通言語といえば基本英語なので困った経験しかなかったからである。彼らは非常に流ちょうに中国語を話すのですぐにコミュニケーションを取ることができた。初め一度高級のクラスのレベルを体験してみたかったので行ってみたが、どの学生もレベルがとても高く、上には上がいるんだなと思った。なので受けるクラスは中級のクラスにしたが、たまたまこの時高級のクラスと予科のC班のクラスが合同で授業をしていたので、予科の友達もできた。現在のクラスのレベルは自分にとても合っており先生もとてもやさしいので楽しく授業を受けることができていると思う。(同済大学)

2023年1月

● 1月は授業もなく、北京市内をメインにぶらぶらしました。また、初めて友達だけで高铁に乗り天津まで日帰り旅行にも行きました。今までは中国に来ても親と行動するのが当たり前だったのですが、友達と好きなように予定を立てて旅行を行うのはいい経験になりました。一月後半には春節があり、寮のイベントに参加して餃子を作ったり書道を書いたり、また前门大街や圆明园できか赤がメインの飾り付けを見たりして、旧正月にしかない雰囲気をたくさん味わうことができました。留学生活も残り半分となり、時間は限られてきましたがまだまだやりたいことはたくさんあるので少しでも達成できるように日々を過ごしていきたいと思います。(北京大学)

●本格的な冬休みが始まって一カ月近くがたちました。1月3日に夜間授業を受けていた上海の大学のオンライン授業がすべて終了したので、さっそく次の日から旅行に行くことにしました。日本と同じ感覚で地図を見て計画を立てたのですが、後々大陸の大きさを身をもって体感することになりました。当初は広州、昆明、シーサンパンナ、南寧、桂林を二週間で回る旅程でしたが、途中で広州の友人のご両親が春節におうちに招待してくれることになり、10日ほど旅程を延長しました。広州とシーサンパンナでは節約のためバックパッカーズに宿泊したのですが、どちらも同室となった方々がとても気持ちの良い人たちで、おしゃべりするのがとても楽しかったです。付近のグルメ情報を交換したり、日本や中国に対していろいろ話したりすることができました。シーサンパンナでは同部屋の音大教授から少数民族の文化を基にした現代舞踊を教えてもらったり、四川省の女の子と一緒に夜市でココナッツを飲んだりしました。ちょっとしたもの(蒸気アイマスク、フェィスマスク)を渡すと喜ばれます。中国に来てから知らない人でも何かきっかけがあれば積極的に話しかけることができるようになりました。(北京大学)

●中国に来て現在で2か月ちょっとが経とうとしているが最近は初めて遭遇する出来事や挑戦したことでとても新鮮な毎日を送ることができていると思う。その中で最も留学中に感じたことは、日本での当たり前の出来事や習慣は海外では全く異なるという事である。具体的には、上海の交通ルールや人々の生活習慣などである。特に歩道をバイクが走っていたり車が横断歩道を渡っている時に来た時には本当に驚いた。また、中国の人は何か問題が起こってもとても快く相談に乗ってくれたり、教えてくれたりしてとても親切だなと思った。特に最近ではパスポート更新に伴う居留許可証の延長をどのように公安に説明すればよいのか分からず困っていたが、その時も公安の人が自分の意図を汲み取ってくれてすべてやってくれたのでとてもありがたく感じた。後は、留学生の人たちの生活習慣や友達の間でどのような話をするのかにもとても驚かされた。(同済大学)

2022年12月

●日本の学生が対象のオンライン学校説明会のお手伝いをしました。先生から通訳を手伝ってくれないかとWeChatがきて、自信がなかったのですが、それを伝えたら、中国語の原稿を渡すので、事前に訳しておいて当日読むのでも大丈夫ですよ返事があり安心しました。普通は優秀な学生に声がかかるのだと思いますが、日本人が私だけなので挑戦できてラッキーでした。学んだことが誰かの役に立てられるのは嬉しいです。中国の大学の制度のことも調べたので少し詳しくなれました。(ハルビン師範大学)

● 12月は期末テストがおわり、いよいよ約2か月の冬休みに入りました。前学期が終わり、クラスメイトとも打ち解け、新しく出会った友達とともに一緒に観光地巡りをしたり、ご飯を食べたりしています。今学期は2つの必修と1つの選択科目の合計3科目しかとっていないため、3日間のテストでした。汉语のテストは時間内に解き終わることはできませんでしたが、ほかの教科は解き終わることができました。また、中国語で会話をする機会も少しずつ増え、最初は友達の会話が、6割ほどしか聞き取れないことが多かったですが、7,8割は聞き取れるようになり、中国語の成長を実感しました。コロナ政策もなくなり、自由に行動ができるようになったため、2月までの冬休みの間は少しずつ観光もしていきたいと思います。(北京大学)

●今までコロナで銀行が営業停止になり、銀行口座を開設することができなかったのですが、今月に入りようやく口座開設ができ、奨学金をもらうことができました。渡航した月から2月までの分をまとめていただきました。渡航してから二カ月間奨学金を受け取れない状況になるとは渡航前は思いもしなかったので、大変でした。最近は支付宝も国際クレジットカードを紐づけできるようになるなど外国人にとっても便利になりましたが、急にアカウントが凍結されるなどまだまだ外国人にはレベルが高いと感じます。
 テストも終わり、2月半ばまで冬休みが始まりました。今学期の学習を振り返ると、渡航前の中間テストは準備や渡航の関係でかなり授業を休んでしまい、勉強時間の確保もうまくできなかったです。渡航後は、授業にも慣れ、集中して勉強することができました。又、クラスメートとも直接会うことができ、モチベーションにもなりました。ずっとオンライン授業だったのは少し残念ですが、来学期こそは対面授業になるといいなと思います。(北京大学)

●11月に引き続き今月もオンラインでの授業が継続されました。12月末に期末テストがありましたが、実はちょうどこの期間にコロナにかかってしまい、思った通りの点数が取れなかったことと、最後の方の授業に出席できなかったことが少し心残りです。4つの授業のどの先生も分からない所があったりすれば、すぐに教えていただいたりと本当にありがたかったです。また、クラスメイトに一度も対面で会うことなく今学期が終わってしまったのが少し悲しいです。上海についてからは12月6日にまずSIMカード登録と銀行口座開設に行きました。SIMカードは中国移動の学割カードを買いました。また、銀行は学校から指定があり招商銀行というところでした。銀行口座開設は最近の新型コロナで銀行員が不足していることもあり、3週間かかると言われましたが、12月29日にようやく開設することができました。そして12月8日に体格検査に行った後、初めて外灘というところに行きました。しかし、曇っていたため12月11日にもう一度豫園という駅で降りて豫園商城を見て回った後再び観光しました。12月15日には居留許可申請に行きました。居留許可申請は前日に予約しましたが、私は電話番号を入力し間違えたため、次の日に直接公安に行きました。そして無事居留許可を26日にとることができました。そして12月19日に初めてコロナになりました。周りの感染スピードがものすごかったのでいつかなるだろうなとは思っていました。隔離は比較的症状が軽かったので大学の寮で行われました。2,3日ほどで熱は下がり、味覚障害などもほぼなかったので良かったです。総括して、12月中にほとんどの手続きは終わりました。後は、留学生事務室の人に奨学金の生活費を申請し、パスポートの更新をする必要があります。(同済大学)

2022年11月

●北京に来て、約二か月が経とうとしています。今月は大学で国際文化祭があり、友達の紹介で日本のブース出店の手伝いをしました。この文化祭があったことでたくさんの日本人と知り合うことができました。現在もよく部屋で夜中にしゃべったり、お酒を飲んだりしています。(この報告書を執筆中にも隣にいます。)話を戻して、国際文化祭当日、私は食品ブースの担当でした。事前に協賛部がたくさんの協賛品を手に入れてくれていたため、それをブースに来た人に配布するのが私たちの仕事でした。たくさんの中国人や他国の留学生が来てくれ終了時間前に物の配布が終わるほどの大盛況でした。お昼の休憩時間には他国のブースで写真を撮ったり、その国の食べ物をいただいたりしました。事前準備から当日まで時間はあまりありませんでしたが、その分濃い日常を過ごせたと思います。一期一会という言葉があるように様々な出会いに感謝しながら残りの留学生活を楽しみたいと思います。(北京大学)

●11月で大学内での隔離機関も終わりやっと外に出られると思ったらコロナの陽性者が一名出たため大騒ぎになり、留学生寮の敷地内から出ることのできない生活が続いています。現在中国国内の情勢は不安定で、日本の大使館からも隔離に向けて食料や水を備蓄するようにとの知らせが来ました。  今月最初の週は外でクラスメートと香山公園に行き、紅葉や銀杏を見てきました。この時期が見ごろを迎えるため、道路は渋滞しており、バスは行きも帰りも満員でした。久しぶりにおいしい空気を吸うことができて、友達と話すことができてとても楽しかったです。  次に、北京大学の国際文化祭についてです。コロナ以来、久しぶりの対面開催で大いに盛り上がっていました。国際文化祭では各国の留学生たちがブース内で文化や食べ物を紹介したり、簡単なミニゲームを行ったりするのですが、アフガニスタンブースで自分の名前を書いてもらったり、北朝鮮ブースですごろくのようなゲームをして国旗のバッジをもらったりしました。北朝鮮ブースの留学生の方々は皆胸に金正日総書記の肖像が描かれた小さなバッジをつけていたのが印象に残っています。(北京大学)

●今月は教科書を進めるよりもHSK6級の練習が主でした。6級の作文問題に初めて挑戦しましたがとても難しかったです。1000字程の文章を10分で読んで覚えて、35分で400字程に要約します。宿題で時間制限通りにすると本当に一文しか書けなかったので、さすがにこのまま提出はまずいなと思い、何回も元の文章を見て単語を調べながらやっと書きあげました。6級受験までに時間内にできるように何回も問題を解かなくてはいけません。できるようになる過程で中国語の運用能力を高める事が大切なんだと考えました。
ある日授業の終わりに、対面が必須の本科生は学校へ行けることになったと聞きました。私たちの班はどうなるのかと質問が次々と出てきて授業が長引きました。中国に行けるかという不安は常にあるのですが、この日はクラスメイトの分まで焦りや不安が伝わってきて辛い気持ちになりました。
来月は学校の試験があるので、教科書の今までしたところの復習をすすめていきます。(ハルビン師範大学)

●2022年11月20日に関西空港から杭州蕭山空港に渡航しました。現在は中国政府の定めた5日+3日の医学集中隔離中です。新型コロナの為、現在もオンラインでの留学が続いています。最近は授業の内容がだんだん難しくなってきているので、授業についていくので必死です。また、クラスメイトもみんな成績がいいのでたまにわからない所を教えてもらったりしています。早くコロナが収まってクラスメイトと教室で授業を受けたいです。(同済大学)

●初めて中国語でプレゼンテーションをする授業があった。自分の考えや母国のことについて中国語を用いて説明することは、とても難しかった。しかし、自分がよく使う言い回しが何か分かったり、日本特有のものについて中国語で説明することは、中国語能力向上に大いに繋がると感じた。初めのうちは難しくきちんと伝わっているか不安だったが、今では楽しく感じてきた。話すだけではなく、説明するのは更に高度なことだと思うが、その練習を積むことで、更に口頭でのコミュニケーションが流暢になったと感じる。(首都師範大)

2022年10月

●大学に入り、始めての中国語の試験があった。日本の大学の時と同じように厳正に、試験時間が決まっていて、90分間という長い間受けるものだった。たくさんの科目を同時期に受けるため、テスト勉強が大変だった。私は検定の為の試験しか受けたことがなかったため、初めての経験でとても緊張した。良い点数を取れたものもあったが、やはり点数が思うように振るわなかったものもあり、まだまだ学習が必要だと反省するきっかけになった。中国語で中国語の試験を受けることは、中国語学習において大きな進歩を期待出来るものだと思った。中国語を中国語で理解することの重要さを学ぶきっかけになった。(首都師範大)

● 10月4日に渡航しました。そこから10日間のホテル隔離(5000元)と4日間の大学ホテル(230元食費のみ)での隔離、7日間の過渡期を終え10月26日に校内へ入ることができました。学期が始まって1か月後の出発となり遅めの現地留学の開始になりましたが、今から7月まで楽しもうと思います。過渡期終了まではほぼ毎日核酸があります。過渡期が終わると3日に一度でよくなりますが、48時間以内と指定されている校外の場所あるので2日に一度受けています。校内に入る際には顔認証必要であり、初日は留办の担当者に連絡する必要があります。そこから、学生証を受け取り、体格検査(海淀海关:切り替えの場合30元)を行うことで居留許可の申請(学校代理で550元)ができるのですがパスポートを二週間ほど取られてしまうので、先に銀行口座を作ることをお勧めします。奨学金の振り込みは中国銀行のみと指定されています。学内にはないので外で作るしかないです。それが終わってから居留許可の申請に行きました。本来ならば一か月以内にやればいいのですが過渡期が終わってから数日でやるしかないので大変でした。中間試験も終わり、落ち着いてきたのでこれから少しずつ観光していこうと思います。(北京大学)

●授業が始まって二か月が経ちました。授業の流れや先生の話すスピードにだいぶ慣れてきました。一度だけですが今日は授業をよく理解できたと思えた日があって嬉しかったです。 問題演習で先生にあてられたとき、単語の意味を勘違いしていて頓珍漢な答えをしてしまったのですが、単語の意味を聞いてすぐに正しい答えが言えたので少し成長したと感じました。
先生から質問があって、質問の内容を理解できているか、答えがあっているかどうか自信がないときは大抵あっている事に気が付きました。 間違えたときも先生がフォローしてくれます。 質問の内容も答えもわかったのに、言葉を知らなかったり思い出せなかったりして答えられないときは歯がゆいです。
先生の代わりに実習生の方が授業をする日もあります。私より年下であろう学生さんが懸命に授業をしてくれて、将来に向かって努力されていてすごいなと思います。がんばって反応しようと気合が入ります。(ハルビン師範大学)

●現在は、9月に引き続き10月も未だ渡航できていないため、オンラインでの留学が続いています。オンライン授業では9月に引き続き普段通りの授業が行われ、だいぶクラスメートとも仲良くなることができたと思います。クラスメート同士でzoomを通じて交流を行ったり、それぞれが授業で分からなかったところなどを共有したりして、お互いに学び合うことができつつあります。特に最近では、中間テストがありそれに向けての復習などを一緒に行ったりして、それぞれの理解度などを確認し合ったりしました。中間テストについては、四つの科目で試験があり听力课の試験が最も難しかったように感じました。また、综合汉语课という授業では、今まで自分が分かっていたと思っていた文法や似た用法を持つ文法との違いなど、分からない所が明確化できたのでとても良い経験になりました。そして何より日本で学ぶ文法と中国で学ぶ文法では教え方などに違いがあり、教育方法の違いを体験することもできたので良かったと思います。(同済大学)

2022年9月

●授業か始まって1ヶ月経ったが、渡航に関して深圳大学は秋学期は全てオンライン授業で行い、入境許可の目処は立っていないとのこと。週に一度のペースで問い合わせたが回答は特に変わらなかった。北京大学をはじめ、各地域の大学では対面での実施やオンラインでも入境を許可する大学が増えているようだが、深圳周辺地域のコロナ対策を鑑みるにまだまだ時間がかかりそうだ。「春学期が始まる頃には…」という慰めの言葉は今年も例によって希望的観測で終わるかもしれない。渡航を待ち続けてはや3年、大学選びを間違えたかもしれないというたらればを胸にしまいつつ、運命を受け入れる覚悟はもうできている。
授業はクラスインと微信が主に用いられる。騰訊会議は問題なかったが、クラスインは学内Wi-FiやVPNでは接続できないので要注意。当初、中級クラスの予定が、人数不足で高級クラスを取ることになった。ついていけるか多少不安だったが特に問題は無さそう。先生方も一人一人丁寧に意見や回答を求めるためただ聞くだけの授業ではなく、充実したものになっている。(深圳大学)

●中国語で中国語を学習する機会は、これまでになく新鮮な体験だった。翻訳し理解することしか今までやってこなかったが、中国語で中国語を理解することで中国語独自の言葉の持つ意味や、似ている語彙などを覚えることができた。また毎日ネイティブの先生が話す中国語を聞くことはとてもためになった。最初は聞き取れず重要なお知らせを聞き逃していたこともあるが、毎日聞いていると自然に耳が慣れてきて聞き取れるようになった。(首都師範大)

●大学が始まってもう少しで一か月がたちます。まだ日本にいますが、10月初めに渡航予定です。久しぶりの中国ですが、コロナで政策がコロコロ変わるため毎日情報を集めています。今のところ10(ホテル隔離)+4(寮隔離)+7(寮の敷地内隔離)で済みそうです。私の大学では、週に3コマずつ必修の中国語の授業があり、それに加えて、選択必須を4つの中から最低1つを選ばないといけません。私は商务を取っています。必修のクラスは半年間変わらないため、最初の語学力アンケートが大事になります。1クラス10人前後と少ないので良く授業で当たります。単語の意味なども中国語で説明しないといけないので、頭の中でわかっていても中国語に変換するのが大変です。まだまだ始まったばかりなので、次の学期までにはすらすら出てくるようにしたいです。最後に、お金は貯めておいた方がいいです。銀聯カードも日本で作れるところがあるので、最終手段として作っておくことをお勧めします。(北京大学)

●留学ビザの発給が再開されましたが、全員オンラインでの授業となりました。
渡航がかなわず落ち込んだ気持ちが続いていたのですが、授業がはじまって先生やクラスメイトと顔を合わせると、今できることをがんばろうと前向きになってきました。
午前のクラスと、仕事等で午前の授業を受けられない学生のために夜のクラスがあります。 私は夜のクラスに参加しています。授業の時間はクラス全員にアンケートをとって皆が出席できる時間に決まりました。 午前のクラスは週5日3コマ授業があり内容もリスニング、スピーキング、文法などに分かれていますが、夜のクラスは週3日1コマですべてこなすので難しいですよと言われました。実際にそう思いますが、日本にいる間仕事を続けられるのはありがたいです。
標準教程HSK6という教科書を使って勉強しています。 授業までに教科書のわからない単語を調べておくのですが、数が多いので時間がかかっています。 はじめの授業で単語の意味を聞かれたとき、日本語で調べたので中国語ではどういえばいいのかと頭を抱えました。クラスメイトも母国語で調べていたようで、しまったというような反応でした。先生が皆さんはもう6級の勉強をしているのでできる限り中国語で調べましょうとおっしゃっていました。 授業でHSKの過去問をするのですが、そのときも知らない単語が多くてスピードについていくのが難しいかったので語彙を増やす必要性を強く感じました。(ハルビン師範大学)

●ついに2022年8月29日より、同済大学での留学生活が始まりました。新型コロナウイルスの影響で現地に未だ行けていない現在、私はオンラインでの留学に参加しています。同済大学の履修科目は「综合汉语课」「听力课」「会话课」「初级读写课」の四つがあり、正直「听力课」が一番難しいです。クラス分けは入学申請時に提出したHSKのレベルによって振り分けられ、中級クラスと初級クラスがある内の私は初級クラスになりました。私のクラスは全員で12人くらいおり、クラスメイトの国籍もタイ・ベトナム・ドイツ・ロシアなど様々な地域からの留学生がおり、とても多様性に富んだクラスです。それぞれの科目では生徒の発言を主として授業が進められ、日本以外の国の人々はとても積極的に発言する傾向があるため初めのうちは慣れませんでした。特にタイの人は華裔の方がおりとても流暢でした。また、そもそも最初の2週間くらいは先生方の中国語を聞き取ることに慣れていないため、授業内容を理解することで精一杯でした。しかし、1か月ほどたった現在では授業で先生のおっしゃることが大体は理解できるようになったため、オンライン留学の内はいかに授業外で中国語を聞き、話す訓練をすることが重要であるかを学びました。私の場合は、授業以外で中国語のドラマをクラスメイトに教えてもらって鑑賞したり、大学で中国人の友達と会話練習をしていました。また最近では、主任の先生がクラスメイトに参加するように言った留学生対象の作文大会に挑戦しています。お題は「私と中国の物語」というもので自分自身と中国に関係するものの作文を書きました。(同済大学)