2025年度、孔子学院の奨学金制度を利用して中国の大学に留学されたみなさんから届いたレポートの一部をご紹介します。
2025年9月
●9 月6 日に関空から日本を出発し、中国に到着した。大学が推奨する到着日に来た生徒には二時間おきのシャトルバスが用意されており、スムーズに到着することが出来た。到着後、宿舎ごとに分かれて移動し、入寮手続きを進める。寮に到着すると、寮のフロント前に通信 業者が待機しており、まるで押し売りのように契約を進めさせられた。正直、強引な印象を受けるので最初は焦るのだが、基本的には大学内に入ることが出来ている時点で問題ない企業なのでそのまま手続きし、10 分ほどで中国の電話番号を手に入れることが出来た。
寮には様々な国籍、様々な宗教を持つ留学生がいるが、私のルームメイトは中国と日本のハーフの子であったため、生活や部屋のルールなどで大きな違いはなさそうで安心した。また、私の入寮した2 号楼はA、B、C 棟のように分かれており、それぞれで部屋の仕様が異 なる。私の住むC 棟は比較的部屋が綺麗で、入口から離れており静かなので、日本人にとっては安心できる環境だと思う。ただ、現在約一カ月住んでみて、温水が出なくなったり電気がつかなくなったりすることが数回あり、そういった際は下のフロントで説明をする必要がある。留学生寮だからといって英語が堪能なスタッフがいるわけではないので、やはり生活するうえで生活に則した中国語を身に着けるべきだと感じる。
出発前から心配していた銀行口座については、到着した翌日の開店15 分前ほどに行くと1時間ほどでスムーズに作ることができた。ただ、次の日に行った友人は作るのに4 時間ほどかかったそうなので出来る限り早めに行くことをおすすめする。(華東師範大学)
●到着してからの6日間は、ほぼ毎日事務手続き(銀行カードを作る、授業の登録をする等)を行っていました。
授業登録に行った際、担当の先生に現状をお伝えしたところ、中級クラスの時間割をもらいました。その際「最初の週は割り当てたクラスが合わないと思ったら、上下他のレベルのクラスも体験していいですよ」と言われました。授業を受けた結果、自身に合っていると思ったので、そのまま中級クラスを受講することにしました。
授業は平日朝8時から11時40分までで、1日2科目ずつです。科目は「中級総合」「作文」「リスニングとスピーキング」「読解」の4つで、各科目1人ずつの先生から直接法で教わっています。クラスに学生は約30人おり、世界各地から来ています。特に日本とドイツからの学生が多いです。授業のレベルはHSK5級の合格を目指しているようで、先生の話すスピードや語彙が難しく少し大変ですが、予習をすればある程度大丈夫な事がわかってからは、毎日友達と図書館で勉強しています。時間がいくらあっても追いつけていませんが、非常に楽しんで取り組んでいます。(同済大学)
●復旦大学に到着した時、キャンパスの大きさに驚いた。そして、入居手続きを済ませた後に、寮のルームメイトと会った。マレーシア、フランス、ルーマニアの学生だった。授業が始まるまで少し期間があったので、街を散策した。日本と違い、歩行者優先ではないことや歩きづらいくらいに置いている自転車の量に驚いた。また、大変なこともあった。部屋のエアコンが壊れたが2日間直らず、暑くて死にそうだった。さらに、水道管も壊れて共同スペースはもちろんのこと、自分の部屋のみ水浸しになり、真夜中に掃除をした。いよいよ授業が始まり、先生が言っていることを完全に理解するのは難しいので、クラスメートに聞きながら勉強を続けている。まだ、始まったばかりだが頑張って勉強していきたい。(復旦大学)

●北京へ到着してから約1ヶ月が経とうとしています。9月を週別に振り返りたいと思います。
1週目:
この週は主にオリエンテーションや教材購入など、大学生活に向けた準備期間でした。オリエンテーションの一つに、「法律安全説明会」がありました。警察官が実際に大学へ来て、中国で法的に禁止されている事項をスライドで説明してくれました。途中、学生の自己紹介タイムがあり、自主的に自己紹介した学生へ公安のぬいぐるみをプレゼントしていました。結構、頑丈な作りのぬいぐるみを惜しげもなくプレゼントしていて、やはりパワフルな国だなと思いました。
2週目:
いよいよ授業が始まりました。私はシステム上、語学科目しか登録できないのですが、一つひとつの科目の内容が濃いので、慣れないこともあり、予習復習と宿題に追われていた記憶があります。日本の中国語科目では、句型などの文法を重視した学習が多かったのですが、北京大学では語彙の使い方をかなり細かく指導してくれる印象があります。授業を通して、中国語での表現力を上げられそうなので、頑張って授業についていこうと思います。
3週目:
この週末に、天津へ行きました。日本の大学のゼミの先輩が南海大学のシンポジウムに参加するとのことで、遊ぼうという話になったためです。先輩の学部時代の友人も何人か連れてきてくれて、一緒に周恩来記念館を訪れました。中国共産党の歴史も学ぶことができて、行ってよかったと思います。その後食べた、涮羊肉(しゃぶしゃぶ)が美味しかったです。(北京大学)

●9 月6 日に関空から日本を出発し、中国に到着した。大学が推奨する到着日に来た生徒には二時間おきのシャトルバスが用意されており、スムーズに到着することが出来た。到着後、宿舎ごとに分かれて移動し、入寮手続きを進める。寮に到着すると、寮のフロント前に通信 業者が待機しており、まるで押し売りのように契約を進めさせられた。正直、強引な印象を受けるので最初は焦るのだが、基本的には大学内に入ることが出来ている時点で問題ない企業なのでそのまま手続きし、10 分ほどで中国の電話番号を手に入れることが出来た。
寮には様々な国籍、様々な宗教を持つ留学生がいるが、私のルームメイトは中国と日本のハーフの子であったため、生活や部屋のルールなどで大きな違いはなさそうで安心した。また、私の入寮した2 号楼はA、B、C 棟のように分かれており、それぞれで部屋の仕様が異 なる。私の住むC 棟は比較的部屋が綺麗で、入口から離れており静かなので、日本人にとっては安心できる環境だと思う。ただ、現在約一カ月住んでみて、温水が出なくなったり電気がつかなくなったりすることが数回あり、そういった際は下のフロントで説明をする必要がある。留学生寮だからといって英語が堪能なスタッフがいるわけではないので、やはり生活するうえで生活に則した中国語を身に着けるべきだと感じる。
出発前から心配していた銀行口座については、到着した翌日の開店15 分前ほどに行くと1時間ほどでスムーズに作ることができた。ただ、次の日に行った友人は作るのに4 時間ほどかかったそうなので出来る限り早めに行くことをおすすめする。(華東師範大学)
●到着してからの6日間は、ほぼ毎日事務手続き(銀行カードを作る、授業の登録をする等)を行っていました。
授業登録に行った際、担当の先生に現状をお伝えしたところ、中級クラスの時間割をもらいました。その際「最初の週は割り当てたクラスが合わないと思ったら、上下他のレベルのクラスも体験していいですよ」と言われました。授業を受けた結果、自身に合っていると思ったので、そのまま中級クラスを受講することにしました。
授業は平日朝8時から11時40分までで、1日2科目ずつです。科目は「中級総合」「作文」「リスニングとスピーキング」「読解」の4つで、各科目1人ずつの先生から直接法で教わっています。クラスに学生は約30人おり、世界各地から来ています。特に日本とドイツからの学生が多いです。授業のレベルはHSK5級の合格を目指しているようで、先生の話すスピードや語彙が難しく少し大変ですが、予習をすればある程度大丈夫な事がわかってからは、毎日友達と図書館で勉強しています。時間がいくらあっても追いつけていませんが、非常に楽しんで取り組んでいます。(同済大学)
●復旦大学に到着した時、キャンパスの大きさに驚いた。そして、入居手続きを済ませた後に、寮のルームメイトと会った。マレーシア、フランス、ルーマニアの学生だった。授業が始まるまで少し期間があったので、街を散策した。日本と違い、歩行者優先ではないことや歩きづらいくらいに置いている自転車の量に驚いた。また、大変なこともあった。部屋のエアコンが壊れたが2日間直らず、暑くて死にそうだった。さらに、水道管も壊れて共同スペースはもちろんのこと、自分の部屋のみ水浸しになり、真夜中に掃除をした。いよいよ授業が始まり、先生が言っていることを完全に理解するのは難しいので、クラスメートに聞きながら勉強を続けている。まだ、始まったばかりだが頑張って勉強していきたい。(復旦大学)
●北京へ到着してから約1ヶ月が経とうとしています。9月を週別に振り返りたいと思います。
1週目:
この週は主にオリエンテーションや教材購入など、大学生活に向けた準備期間でした。オリエンテーションの一つに、「法律安全説明会」がありました。警察官が実際に大学へ来て、中国で法的に禁止されている事項をスライドで説明してくれました。途中、学生の自己紹介タイムがあり、自主的に自己紹介した学生へ公安のぬいぐるみをプレゼントしていました。結構、頑丈な作りのぬいぐるみを惜しげもなくプレゼントしていて、やはりパワフルな国だなと思いました。
2週目:
いよいよ授業が始まりました。私はシステム上、語学科目しか登録できないのですが、一つひとつの科目の内容が濃いので、慣れないこともあり、予習復習と宿題に追われていた記憶があります。日本の中国語科目では、句型などの文法を重視した学習が多かったのですが、北京大学では語彙の使い方をかなり細かく指導してくれる印象があります。授業を通して、中国語での表現力を上げられそうなので、頑張って授業についていこうと思います。
3週目:
この週末に、天津へ行きました。日本の大学のゼミの先輩が南海大学のシンポジウムに参加するとのことで、遊ぼうという話になったためです。先輩の学部時代の友人も何人か連れてきてくれて、一緒に周恩来記念館を訪れました。中国共産党の歴史も学ぶことができて、行ってよかったと思います。その後食べた、涮羊肉(しゃぶしゃぶ)が美味しかったです。(北京大学)