ニュース
2014.09.08
国際関係大学院連合(APSIA)派遣米国人学生と本学学生が交流‐グローバル世代の誕生?‐
訪問学生達はAPSIAに所属する米国有力大学から選出された優秀な学生達で、我が国の国際交流基金の支援により来日を実現させた。彼らは主として東アジアの外交や安全保障問題を学ぶ目的で10日間の研修を日本で行った。期間中宮城県の被災地や広島の原爆資料館そして京都への視察等を行った。
夏休み中であったことから本学からはわずか5名の参加であったが、写真でも確認できるように、訪問学生団と国際関係研究科・国際関係学部学生とを区別することは容易ではなく、国籍についても同様に多様であった。このことは本学を含むAPSIA所属大学では学生の多国籍化が進んで来ており、国際関係についての議論も単純なナショナリズムに基づくものを越えており、学生達は多様性を前提とする議論を展開するようになっている。まさに新たな世代の誕生を予感させる出来事であった。
*APSIA(Association of Professional Schools of International Affairs:国際関係大学院協会)は、国際関係学の教育・研究で世界をリードする大学・大学院の組織であり、ハーバード大学やイェール大学をはじめとするトップレベルの大学が加盟しています。立命館大学大学院国際関係研究科は、日本の大学・大学院のなかで唯一、正会員としてAPSIAに加盟。国際関係学の教育・研究で日本をリードする存在として世界的に認められています。*国際交流基金日米センター(CGP)
日米センターは、世界が共通して直面している重要な課題を解決するため、日米両国が世界の人々とともに知恵を出し合い、協力していく必要があるとの認識のもとに、国際交流基金(ジャパンファウンデーション)の中に設立され、「米国における知日派の育成」という将来の日米関係の深化と発展のために必要なテーマに向けた取り組みの一環として、米国の大学院で国際関係を専攻する優秀な大学院生を日本に招へいするプログラムを2009年度より実施しています。
2014.08.27
国際関係研究科がアメリカの国際政治専門誌フォーリーン・アフェアーズ(Foreign Affairs)で紹介されています
紹介ページを見るには下記サイトをご覧ください。
http://www.foreignaffairs.com/about-us/sponsors/gradschoolforum/2014/ritsumeikan
* 雑誌フォーリーン・アフェアーズはアメリカの外交・国際政治専門誌で1922年にNYの米外交問題評議会によって創刊されました。時代の節目ごとにその後の世界を予見する重要な論文を発表し続け、良質な国際的思想、政策を議論し、啓蒙する世界的なフォーラムの役目を果たしています。
2014.08.26
高須幸雄氏(現 国際連合事務次長)による国際機関セミナー公開講座を開催
客員教授である高須幸雄氏(現 国際連合事務次長、元 国際連合大使)による
「国連外交のダイナミズム」と題した公開セミナーを日本人学生、国際学生を
対象に行われた。
本セミナーでは国際連合での実務経験の観点より、「平和構築」や
「予防外交」などをキーワードに、世界の安全保障への大きな脅威に対し、
国際連合の役割・意義を中心にお話頂いた。この話を受け、国際社会が
果たすべき役割を学生たちは学んだ。学生たちからは多くの興味関心が寄せら
れ、活発に意見交換や議論を行い、最後は盛大な拍手のもと授業を終えた。
2014.07.10
2014年度第1回国際関係学部研究会を開催しました
2014.07.09
〔ニュース〕ルワンダ大使による特別講演「Examining the international community's response to the 1994 genocide in Rwanda」を開催
2014.07.08
タイで開催される日本留学フェアに参加します
8月29日(金)タイのチェンマイ、31日(日)にバンコクにて開催される日本留学フェアに立命館大学国際関係学部・研究科も参加いたします。是非ともご来場ください。
イベントについての詳細は下記のリンクを参照してください。
http://www.jasso.go.jp/study_j/info_fair_thailand_2014.html
チェンマイ:ブース番号No.27 The Imperial Mae Ping Hotel
バンコク:ブース番号No.47 Bangkok Convention Centre at CentralWorld
2014.06.26
[イベント報告]6月24日国際機関セミナー公開講座を実施
2014.06.23
研究科主催 大学院説明会を開催
なお、今年の10月から11月にもかけても同様の説明会の開催を予定しております。
2014.05.30
[イベント報告]KAKEHASHI Projectの一環でジョージタウン大学が立命館大学を訪問
アメリカ、ジョージタウン大学からアシスタントディレクターのハリントン氏と学生達が5月23日立命館大学衣笠キャンパスを訪問しました。今回の訪問は政府が推奨する北米地域との青少年交流事業である“KAKEHASHI Project”の一環として企画されました。
我々はこの機会に立命館大学国際関係研究科大学院生との特別な集会を設け,そこでジョージタウン大学の学生達、また立命館の学生達はそれぞれの研究テーマについてプレゼンを行い、その後活発な議論が繰り広げられました。この企画に参加したジョージタウン大学の学生らは、立命館大学の学生らとの議論を通じ、日本についての彼らの理解を深め広げることができたと満足されていました。
KAKEHASHI Project “The Bridge for Tomorrow”
http://www.jpf.go.jp/e/intel/youth/
2014.05.23
アミタフ・アチャリア教授(アメリカン大学)、中西寛教授(京都大学)による 国際シンポジウム「国際関係学の未来」を開催
2014年5月18日(日)、衣笠キャンパス創思館カンファレンスホールにて、International Studies Association会長のアミタフ・アチャリア教授(アメリカン大学)と、日本国際政治学会副理事長の中西寛教授(京都大学)をお招きし、国際関係研究科および立命館グローバル・イノベーション研究機構研究プロジェクト「オール立命館による学際統合型研究拠点」の共催で、国際シンポジウム「国際関係学の未来」を開催した。
アチャリア教授は、「Global IR and Regional Worlds Beyond Sahibs and Munshis: A New Agenda for International Studies」と題した講演で、未来の国際関係学の課題として、西洋の国際関係学と非西洋の国際関係学の間の議論を超越するグローバル国際関係学の構築を提起し、グローバル国際関係学の基礎として6つの次元と6つの研究課題を提示した。また、講演では、原理的に、グローバル国際関係学は、西洋の国際関係学と非西洋の国際関係学の両者の相互学習、あるいは植民地時代インドの白人とその通訳の関係に象徴されるような、包括的、平等的、建設的な対話のいずれかとなることが指摘された。
中西教授は、日本における国際関係学の発展と「日本の国際関係学」の構築に向けた展望について、体系的な講演を行った。「Discipline of IR in Japan: past, present, and future agenda」と題した講演では、日本における国際関係学の発展が詳しく述べられ、「日本の国際関係学」構築に向けた研究課題やモデルが提示された。「日本の国際関係学」はまだ形成されてはいないが、これまでの日本における国際関係学の発展を考慮すると、「日本の国際関係学」が将来、「アジアの国際関係学の対話」の中心となることが期待できると指摘された。
シンポジウムには、様々な大学からおよそ75名の聴衆が参加し、両名の刺激的な講演に熱心に耳を傾けていた。
2014.5.23
研究科説明会・相談会を6月に実施します!
2014.05.16
公開セミナー「鏡を通した―カナダのアイデンティティと1812年戦争」 が開催されました
5月8日公開講座 報告要旨
5月8日(木)、衣笠キャンパスにて、オタワ大学(カナダ)よりクレア・テュレネ・ショーランダー教授を特別講師として招き、「鏡を通した―カナダのアイデンティティと1812年戦争」(主催:立命館グローバル・イノベーション研究機構「オール立命による学際統合型平和研究拠点」共催:立命館大学大学院国際関係研究科)と題した公開講演会を行った。
ショーランダー教授の講演は、カナダの外交政策の根本的神話が現保守政権によってどのように再構成・再構築されているのかに焦点を当てるものであった。2年前に行われた1812年戦争の開戦200年を祝う一連の行事から、平和維持国から戦士の国へと変化しつつあるカナダのアイデンティティの再構築と強化プロセスを考察し、その背景にどのような政治的アジェンダがあるのかが論じられた。
講演会にはおよそ70名の学生や教員が参加し、ショーランダー教授の機知に富む洞察と詳細な内容に聞き入った。講演後は複数の質問があがり、活発な議論が行われた。
詳細はこちらhttps://www.ritsumei.ac.jp/ir/db/index/pdf/Sumarry_of_Public_Talk_J.pdf