現職教員の方への支援 ‐SUPPORT‐

現職教員の方への支援

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オンライン受講で修了が可能に!

大学院で学びたいが、職場を離れることができないという悩みを持っている現職教員も多いと思います。そのような現職教員が、勤務しながら大学院に進学することができるよう、2023年度より長期履修制度を活用した現職教員は、オンライン受講による修了が可能となりました(一部授業は対面実施)。その他、次のような様々な工夫により、現職教員院生が学びやすい環境を整備しています。個々の条件に合った学び方を選択し、全国から集まった多彩な現職教員院生や学部新卒院生との学び合いによって、自らの学修課題を探究することができます。

>オンライン受講者 掲載記事はこちら(協同出版月刊誌『教職課程』2023年11月号)

オンライン講座

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長期履修制度

長期履修制度とは、在学中に職業を有することにより、学修・研究時間を充分に取ることができず標準修業年限(2年)で修了することが困難な場合、標準修業年限を超え、在学年限(4年)の範囲内の期間において計画的に教育課程を履修することを目的とした制度です。入学前の事前申請によって長期履修制度を活用することで、2年間の学費で、3年または4年間学ぶことができます。

「長期履修制度」活用者を対象としたオンライン受講

「長期履修制度」を活用する現職教員院生は、夜間時間帯(6時限目18:30~20:00)に開講される科目のライブ配信をオンライン受講することが可能となり、3年間で大学院を修了できるようになります(ただし、一部授業は対面で実施されます)。
このことにより、遠隔地からでも授業に参加することができます。また、オンライン受講生は郵送によって、本学図書館の書籍を利用することができます。

授業時間割における工夫

授業は、平日の夜間時間帯や休暇中の集中講義期間にも開講しています。長期履修制度を活用する現職教員院生のために、3年間で4~6時限目の科目がローテーションする時間割を編成しており、3年に一度は、必ず夜間時間帯に必修科目・選択科目が開講されるよう工夫をしています。長期履修制度を活用すれば、夜間時間帯の開講科目のみの履修によって3年間で修了することができます。また、教職研究科のみ夜間時間帯(6時限目)を18:30〜20:00とするなど、現職教員院生の履修に配慮しています。

「教職専門研修」の履修に関する特例

一定期間の実務経験のある現職教員院生については、本人の申請と教職研究科での審査を経て、「教職専門研修」の一部の履修が免除されます。一部が免除される場合でも、勤務の中で見出した課題を大学院の学修と往還させ、教職研究科専任教員の指導のもとで、課題克服の方策を探究することで、高度な実践力を獲得することができます。なお、現職教員院生の「教職専門研修」(専門実習)は、勤務校での実施を基本としていますが、受け入れが可能な場合には、立命館の附属校などでも実施することができます。

教員の勤務経験年数 単位免除科目(単位数) 履修が必要な科目(単位数)
3年未満 なし 教職専門研修1(3単位)、教職専門研修3(4単位)、教職専門研修4(3単位)
3年以上7年未満 教職専門研修1(3単位) 教職専門研修3(4単位)、教職専門研修4(3単位)
7年以上 教職専門研修1(3単位)、教職専門研修3(4単位) 教職専門研修4(3単位)

※免除された単位数は修了に必要な単位数から減じます。

京都教育大学大学院連合教職実践研究科との単位互換制度

京都教育大学と京都にある9つの私立大学、京都府・京都市教育委員会によって構成された連合体の教職大学院で、教職経験3年以上の現職教員院生を対象とした「中核教員・リーダー教員養成コース」で開講される、「学校マネジメントの理論と実際(単位互換科目)」を受講できます。夜間時間帯で対面・オンライン受講の希望を選べるなど、現職教員にとって受講しやすい環境を整えています。

大学院設置基準第14条に定める教育方法の特例

教職研究科では、大学院設置基準第14条に定める教育方法の特例による学修が可能です。大学院修学休学制度などを活用して1年次のみフルタイムで修学し、2年次は現任校で勤務をしながら、夜間時間に開講される科目の履修や「教育実践高度化演習」(ゼミ)の指導を受けることで、2年間で修了することが可能です。