
衣笠アートヴィレッジ・フェスティバルの企画運営やベトナムでのフィールドワークを通じて、多様な人々と協力して目標を達成する力や「場」をつくる楽しさを学ぶことができました
村田 美月 さん
国際関係学専攻 4回生
国際関係学専攻4回生の村田さんに大学生活や将来の目標についてお話を伺いました。
国際関係学部を志望した理由を教えてください。
村田中学2年生のとき、市の交換留学プログラムでアメリカ・テキサス州に滞在したことが、国際関係学部を志望する大きなきっかけとなりました。小さな島・奄美大島で育った私にとって、広い世界を体感したことは衝撃的であり、同時に「自分は日本という国について何も知らない」と気づかされました。
そこで、歴史や文化の重みを持つ京都で、国際社会と日本の在り方について学びたいと考えるようになりました。
入学してみて国際関係学部のイメージはどう変わりましたか。
村田入学前は「国際」という言葉から海外との繋がりを強くイメージしていました。しかし実際には留学生だけでなく、日本人学生も日本全国から集まった学生がそれぞれ異なる価値観や関心を持ち寄っていて、想像以上に多様な学部だと感じました。海外との交流だけでなく、国内の多様性にも触れられることで、自分の視野が一層広がったように思います。
ゼミでの活動について教えてください。
村田3回生からジャーナリズムを専門とする白戸 圭一先生のゼミに所属しています。ゼミ活動の中で特に印象に残っているのは、大阪でのフィールドワークと私の地元・奄美大島で行ったゼミ合宿です。
大阪では街を北から南まで歩く中で、同じ都市の中に存在する格差や多様な暮らしを実感しました。一方、奄美大島での合宿では、自分に身近な場所だからこそ、これまで当たり前だと思っていた自然や文化、地域社会の姿を新たな視点から捉え直す機会となりました。地元を客観的に見つめ直すことで、社会を学ぶ意義をより強く感じることができました。
授業以外ではどのような活動をされましたか?
村田2回生から新入生を支援する団体である「オリター団」に所属し、3回生では国際関係学部の団長を務めました。その後、大学全体の自治会でも初年次担当として衣笠キャンパスの代表を務め、衣笠アートヴィレッジ・フェスティバル(通称:きぬフェス)の新入生企画を担当しました。
きぬフェスは大学が2025年に初めて開催するイベントだったため困難も多く、企画立案や運営において試行錯誤の連続でした。
村田また、学部を超えてチームを編成し、各チームで決めたテーマに沿って海外で約1週間のフィールドワークを行うGlobal Fieldwork Projectに参加しました。訪問したベトナムの大学で、現地の大学生と共にフィールドワークを行い、異なる文化や地域社会に触れる貴重な経験となりました。
これらの経験を通して、多様な人々と協力しながら目標を達成する力や、「場」をつくり出す楽しさを学ぶことができたと思います。
将来の目標を聞かせてください
村田映像制作に興味があり、将来は大学で学んだ「場」をつくる力や企画運営の経験を活かして、映像制作の仕事に関わりたいと考えています。
大学では、多様な学生や地域社会に触れながら、人々がどのように関わり合って「場」が生まれるかを学ぶことができました。こうした経験を通して、作品づくりにおいても人や状況を理解し、魅力的な企画を形にしていく力が必要だと感じています。
卒業後の来年4月からは、東京の映像制作プロダクションでプロデューサーを目指し、企画から制作まで幅広く関わりながら、観る人に感動や気づきを与える作品作りに挑戦する予定です。
国際関係学部を志望する受験生に対してメッセージをお願いします。
村田国際関係学部は海外のことを学ぶだけでなく、日本全国や様々なバックグラウンドを持つ仲間と出逢いながら多様なことを学べる、自由度の高い学部です。自分が興味を持ったことにどんどん挑戦できる環境があり、授業やゼミで学べる内容も多様です。また、立命館大学自体がいろいろなことにチャレンジする機会にあふれた大学なので、興味のあることに積極的に挑戦して、自分の世界を広げてほしいと思います。
2025年9月更新
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