5月20日(月)、朱雀キャンパスで、立命館小学校の正頭英和教諭と森島朋三理事長、仲谷善雄総長、小畠敏夫常務理事(一貫教育担当)が懇談を行いました。本懇談は、正頭英和教諭が、教育界のノーベル賞と称される「Global Teacher Prize 2019(グローバル・ティーチャー賞)」のトップ10に、世界約3万件以上のエントリーの中からアジアで唯一選ばれたことを受け、今後の教育の方向性を語り合う場として設けられました。

正頭英和教諭
仲谷善雄総長
森島朋三理事長
小畠敏夫常務理事(一貫教育担当)

 懇談の中で、正頭教諭は「AI時代に求められる小学校教育の在り方」について理事長や総長らと考えを共有され、「これからの時代には、好奇心を持った人を育てることが重要」という共通認識のもと、さまざまな意見が交わされました。
 仲谷総長の「好奇心を持った人を育てるためには何が必要か」という質問に対して、正頭教諭は「奪わないことが大切であり、そして、人・本・非日常との出逢いが好奇心を育てます。子どもたちにとって、学校生活は非日常の連続であり、子どもたちは、ルールではなくムードで動くため、何事もやってみようと挑戦できる環境をつくることも大事です」と考えを述べました。
 また、森島理事長の「好奇心と同様に『創造性と協調性』を育てることが重要ではないか」という問いかけに、正頭教諭は「日本は、協調性は世界1位である一方で、批判・指摘力が世界で最下位という結果になっているため、それらのバランスをとっていくことが大事だと考えています」と述べ、「創造性と協調性」の重要性についても議論を深めました。
 懇談を通して、好奇心に加え、創造性と協調性をもった人々がこれからの社会を創り、変えていくことや、それらの力を育てていくために「自由に挑戦できる環境づくり」が重要であることを再確認する場となりました。

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