2019年度秋季卒業式・学位授与式を挙行
9月23日(月)、大阪いばらきキャンパスで、仲谷善雄・立命館大学長をはじめ学園役職者などの出席のもと2019年度秋季立命館大学卒業式・大学院学位授与式を挙行しました。
式典では、立命館大学メンネルコールによる校歌斉唱の後、卒業生・修了生のご家族らが見守るなか、卒業証書・学位記、修士・専門職学位記が授与され、711人(学部:511人、大学院:200人)の巣立ちを祝いました。
卒業生・修了生に向けて仲谷学長は、「皆さんがこれから活動する世界は、これまでの延長線では予想できない、まったく異なるものとなるでしょう。その中で、改めて、人が生きるとはどういうことか、技術と人や社会の関係はどうあるべきか、などの根源的な問いが突き付けられています。このような状況に対して、立命館は、次の10年を見据えた長期計画R2030において、『挑戦をもっと自由に Challenge your mind Change our future』という学園ビジョンを掲げています。これは、自分の中にあって自分を縛っている無意識の制約に気付き、それを乗りこえて挑戦を続けることの重要性を指摘しています。その上で、志を高く持ち、社会の問題解決に貢献する視点を持つことが、皆さんひとりひとりの取り組みになり、皆さんがチャレンジする、学びの「きっかけ」となります」と述べました。
そのうえで、「不確実な、不安な時代であるからこそ、失敗を恐れず、新たなことに勇気を持って挑戦してください。挑戦し続けてください。自由な挑戦こそが、皆さんの輝かしい人生を切り拓いてくれると信じています」と式辞を締めくくりました。
引き続き卒業生・修了生を代表し、池田若葉さん(国際関係学部)、Jinyi CHENさん(政策科学研究科)が、それぞれ挨拶を行いました。
池田若葉さんは、「2回生の頃に学部全体で参加する国際政治のシミュレーションを行う授業で、私はアメリカ合衆国の大統領役を務めました。自国のチームメンバーだけでなく、他国のリーダーと協力、交渉し、チームのため、世界のために率先して行動する強さが必要とされました。国際関係学部での学びは、自分が興味を持つ国際政治を直接体験できただけでなく、自分の意見をはっきりと相手に伝える強さを身につけることができました」と国際関係学部での日々を振り返りました。
Jinyi CHENさんは、「研究プロジェクトでお世話になった全ての先生方、勉強だけでなく日々の生活において、いつも私をサポートしてくれた友人そして同級生たちに、本当に感謝しています。こうした温かいご支援ならびにご指導のおかげで、私たちは今こうして卒業式に参加し、誇り高き仲間と共に卒業することができます。今日は私たちの晴れの舞台であると同時に、未来を志す日でもあります。私たちは、それぞれの人生において重要なマイルストーンを達成したばかりであり、これからそれぞれの道を歩んでいきます。自分の夢、愛する人、そして待ち受ける明るい未来のために大いに努力していきましょう」と仲間たちにエールを送り、決意を新たにしました。