初期のジャワ原人の古さ、明らかに
国立科学博物館 人類研究部 松浦秀治 客員研究員(お茶の水女子大学 名誉教授)、立命館大学古気候学研究センター副センター長 北場育子准教授ほか国内外9機関14名からなる国際共同研究グループは、インドネシアの世界文化遺産・サンギラン人類遺跡から出土するジャワ原人の年代を斬新な手法を用いて明らかにし、公表しました。
ジャワ原人の古さについては、2つの編年案が二十年以上にわたって対立していましたが、今回の研究結果から、混乱していた年代観が整理され、ジャワ原人の進化に関する謎の解明が大きく進むことが期待されます。
本研究成果は、日本時間 2020 年1月10 日(金)に科学誌『Science』(367巻 210~214頁)に掲載されました。
【論文名】 Age control of the first appearance datum for Javanese Homo erectus in the Sangiran area
【掲載URL】https://science.sciencemag.org/content/367/6474/210