立命館大学では、数多くの短期留学プログラムを実施し、留学生の受入を行っています。プログラムの形態は、大きく2つに分かれ、公募型プログラムと各大学の要望に応えるカスタムプログラムがあります。
 5週間の公募型プログラムは、夏に実施されるRitsumeikan Summer Japanese Program (以下、RSJP)と冬に実施されるRitsumeikan Winter Japanese Program (以下、RWJP)があります。このプログラムは、日本語能力を上達させたい留学生を対象にしており、参加者は、日本語と日本文化を学びます。そして、本学学生がバディとして留学生のサポートを行い、プログラムを通して、交流を深めます。さらに、2週間の公募型プログラムには、集中的に日本のポップカルチャーや日本文化を学ぶことができるJapanese Pop CultureとRWJP Expressがあります。

 5週間の公募型プログラムは、主に2つのパートで構成されています。1つが日本語集中講義で、留学生は語学力を磨くことができます。もう1つは「ジャパンスタディーズ」と呼ばれ、日本文化を体験するフィールドワークを行います。
 今年度の冬期は、RWJPに加え、アデレード大学や上海交通大学など計3つのプログラムが実施されました。プログラム期間中、留学生は、和太鼓や茶道、陶芸、着付け教室など様々な日本文化を学びました。
 プログラムの最後に行われた各修了式では、担当の教員から、一人一人に修了証書が手渡されました。その後、留学生は日本語のクラスごとのグループで、日本語で演劇を披露し、学習の成果を発表しました。発表は、猫カフェやメイドカフェ、関西弁での劇等、ユーモア溢れる演技、工夫を凝らした構成に、会場は拍手喝采となりました。
 最後に本学学生のバディから留学生へのサプライズプレゼントとして、ショートムービーが上映されました。プログラム中の様子がスクリーンに映し出されると留学生からは歓声が上がり、中には感動して涙を流す学生も見られました。

<参加した留学生の声>

「これまでこのような日本語の知識を学ぶチャンスはなかったので、参加できて本当に良かったです。バディの立命館大学生と友だちになれて嬉しかったです」
「日本語の先生は3人いましたが、皆さんとても親切で、それぞれにチャームポイントがあって毎回授業が楽しかったです。日本文化体験の中では、和太鼓が最も印象に残っています。来日前にパフォーマンスだけ見たことがありましたが、今回実際に体験できてとても嬉しかったです」

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