駐日オーストラリア大使がご来学
ジャン・アダムズ駐日オーストラリア大使が3月5日(金)、立命館朱雀キャンパスに来学され、森島朋三理事長・仲谷善雄総長・前川一郎グローバル教養学部長・上野隆三学長特別補佐と懇談されました。懇談にはトレバー・ホロウェイ在大阪オーストラリア総領事館 総領事・シャロン・ビグネル領事・冨永さおり商務官も同席され、オーストラリア国立大学(ANU)とデュアル・ディグリー・プログラムをともに運営するグローバル教養学部の近況や新たな留学プログラムを含めたグローバル教育の促進などについて意見交換が行われました。
アダムズ大使は、相互の災害復興支援をはじめ、国際交流・外交分野などにおける両国の関係は極めて親密であり、この関係をより一層深化させていくことの重要性を語られました。そうしたなか、ANUとのデュアル・ディグリー・プログラムを中心とした立命館との緊密な関係について感謝の意を述べられました。また今後は、新型コロナウイルス禍におけるオンライン留学コンテンツの連携やその収束後における留学の再開など、オーストラリアの大学と立命館との間でのグローバルな教育・研究活動のさらなる連携強化に強い期待を寄せられました。
森島理事長からは、ANUとの連携に対するご支援についての謝辞とともに、立命館が「挑戦をもっと自由に」をビジョンに掲げ、社会共生価値を創造する次世代研究大学を目指すことについて説明がありました。また、人類に共通するさまざまな社会課題に対し、世界の多様な研究者が分野を超えて交流し、解決にむけて取り組む必要があるとの考えが示されました。
仲谷総長からは、新型コロナウイルス禍においても学生の留学に対する関心は非常に高く、オンライン留学コンテンツの連携などを含め、オーストラリアとの交流を継続しつつ、出入国の制限が緩和されれば、留学を再開したいとの意向が示されました。また、立命館は幅広い領域の研究を行っており、オーストラリアとの研究分野での交流も今後さらに活発化させたいと抱負を示されました。