チェコの建築家フォイエルシュタインの作品と生涯を辿る グローバル教養学部のヘレナ・チャプコヴァー准教授が著書を出版
プラハで『ロボット』の舞台美術を手がけ、東京で聖路加国際病院の設計にも加わった、チェコの建築家・美術家フォイエルシュタインの作品と生涯を辿る一冊の本「ベドジフ・フォイエルシュタインと日本」が、このたび出版されました。著者はグローバル教養学部のHelena Čapková(ヘレナ・チャプコヴァー)准教授です。
多彩な才能をもったフォイエルシュタインは、大正が終わり、昭和に入った1926年に来日しました。フォイエルシュタインは、1920年代のプラハ美術の最先端を走っていた人物であり、パリやプラハ、東京を中心に数多くの建築作品を残しています。
「フォイエルシュタインの足跡をたどることは、欧州、中東の建築家、美術家のネットワークを辿ることであり、それはまた日本のモダニズム建築家との交流を辿ることです」(チャプコヴァー准教授)
著書を通して、日本でも活躍したチェコの建築家の生涯、知られざる芸術の世界に触れてみてはいかがでしょうか。