ウクライナ侵攻にかかる学生の受け入れ支援について
立命館は、立命館憲章を制定し、平和と民主主義、非暴力を掲げる学園として、ウクライナ侵攻にかかる募金活動や避難民受入に向けた取組みを進めてまいりました。この度、立命館大学・立命館アジア太平洋大学は、ウクライナ(周辺国・地域を含む)において、軍事侵攻の影響で教育・研究を続けられなくなった学生の受け入れおよび在学生等への支援を行います。なお、本支援は分林保弘氏(株式会社日本M&Aセンター代表取締役会長、学校法人立命館館賓)をはじめとする寄付者の方々からのご厚志をもとに実施します。
1.ウクライナ(周辺国・地域を含む)からの学生受け入れ
ウクライナ侵攻により学びや研究の機会が損なわれた学生を非正規生として、約1年間受け入れ、渡航費用や生活支援などを行います。
(1)支援内容
・渡日支援:渡日に伴うさまざまサポートを行い、渡航費用を支援。
・生活支援:1人あたり月額10万円×滞在月数。
・住居支援:国際寮で受入(寮費等は免除)。
・授業料:非正規生として受け入れ、科目等履修料、聴講料等は全額免除。
・その他:日本で生活するために必要な支援(日本語を含めた学修支援、国際交流企画等)。
(2)支援期間
今回の受け入れに当たっては、特定活動ビザによる滞在期間として最大1年を目安とし、情勢に応じて延長を検討します。
(3)対象
ウクライナ学生および周辺国・地域の学生5人程度
※5人を超える希望があった場合には、可能な範囲で受入を検討。
2.立命館に入学または入学予定の学生(正規生)への支援
立命館大学・立命館アジア太平洋大学に入学または入学予定の学生のうち、ウクライナ侵攻に伴う家計急変等の事情により修学が困難になった学生への支援を行います。また、新規の学生受入(正規生)についても積極的に取り組んでまいります。
(1)支援内容
・渡日支援:渡日に伴うさまざまサポートを行い、渡航費用を支援。
・生活支援:1人あたり月額10万円×12カ月(1年間)。
・住居支援:国際寮で受入(寮費等は免除)。
・授業料:新たに奨学金制度を設け、授業料を免除。
(2)支援期間
支援は最大1年を目安としつつ、情勢によって修学困難な状況が続く場合は、在学期間(標準修業年限)を上限として支援を継続します。
(3)対象
ウクライナ学生および周辺国・地域の学生3人程度
3.窓口
ウクライナからの学生受入について、当初予定しておりました受入人数枠を超える多くのお問合せ・ご応募をいただきましたため、一旦、受付を中断させていただいております。
今後、募集を再開させていただくことになりました場合は、あらためてお知らせいたします。
何卒ご理解、ご了承くださいますようお願いします。
立命館大学 総務課
立命館アジア太平洋大学 学長室