びわ湖ホールと立命館大学の協定式の様子

 5月19日、公益財団法人びわ湖ホール(理事長:山中隆)と立命館大学(学長:吉田美喜夫)は、学術交流に関する協定を締結いたしました。
本協定は、劇場と大学とが、それぞれが有する資源を活用しながら相互に連携することにより、文化芸術の普及および専門的人材の育成に努め、活力ある個性豊かな地域社会の形成と発展に寄与することを目的としています。近年「映像美術」を用いた舞台作品が盛んであり、びわ湖ホールと本学映像学部との交流により、舞台演出の新しい取組みや人材育成を目指してまいります。 なお、協定締結の調印式がびわ湖ホールで行われ、山中隆・公益財団法人びわ湖ホール理事長と吉田美喜夫・立命館大学学長、品田隆・映像学部長が出席し、協定を締結いたしました。

調印式の様子1
調印式の様子2

■山中隆・公益財団法人びわ湖ホール理事長のメッセージ
びわ湖ホールは、全国でも珍しくオペラを自主制作できる人材や施設・設備を備え、未来の芸術家や舞台技術者の育成に最適な環境です。立命館大学映像学部との交流により、専門的人材の育成に寄与しつつ、学生の持つアイディアから生まれる感性を基に新たな技術的価値を創造し、今後の作品作りの大きな力にしたいと思っています。今次の協定による連携はびわ湖ホールにとっても、大変刺激になると思っています。

■吉田美喜夫・立命館大学学長のメッセージ
今次の協定締結は、国内外から高い評価を得ているびわ湖ホールと立命館が目指す人材(高い志やチャレンジ精神を有し、創造性を持って課題を解決しようとする人材)の育成の方向性に合致するものです。協定締結により、映像学部を中心とした、文化・芸術に関わる教育研究活動について、びわ湖ホールを拠点の一つと位置付け更に充実化させるとともに、地域連携についても協力・連携をいただきながら貢献して参りたいと考えています。

■品田隆・映像学部長のメッセージ
昨今では、舞台作品をはじめとしてプロジェクションマッピングなどの「映像美術」に対する関心が高まっています。これから、専門家や他大学の学生との共同作業により、舞台芸術に触れることは、学生のクリエイティビティの刺激になります。日本でも随一の舞台芸術専用のホールがあるびわ湖ホールで、上演作品の企画から運営に携われることは学生にとって絶好の成長機会だと思っています。

【連携予定事項】  上記の目的を達成するために、次の分野に関する連携を予定。
 (1)劇場スタッフワーク講座(劇場導入基礎講座)に関すること
 (2)作品創造講座(研究および意見交換会)に関すること
 (3)舞台技術研修事業(作品制作)に関すること
 (4)その他文化芸術の振興、地域社会の発展の寄与に関すること

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