6月3日(金)、アカデミック・アドバイジングの世界的権威団体であるNACADA: The Global Community for Academic Advisingが主催するNACADA Global Awards Program for Academic Advisingにおいて、立命館大学グローバル教養学部の島田敬久さんが日本人、そして日本の教育機関に所属する教職員として初めてOutstanding Advising Administrator Certificate of Merit受賞者に選出されました。

 NACADA Global Awards Program for Academic Advisingは、毎年同団体が主催し、アカデミック・アドバイジングに大きな影響を与えた個人や機関を表彰するプログラムです。今回、島田さんは、アドバイジング管理監督責任者部門の賞であるOutstanding Advising Administrator Certificate of Meritを受賞しました。

 現在、島田さんは、グローバル教養学部のアカデミック・アドバイジング・ディレクターとして、アドバイジング業務およびアドバイジング担当チームを統括しています。学内のさまざまな関係者とも連携して、学生一人ひとりに寄り添いながら、最適な学習・体験を通じて成長を促すことで、学業やキャリア上の目標達成にむけて助言と支援を行っています。

 また、本学での取り組みにとどまらず、前職を含め数多くの大学の依頼でセミナーやワークショップを開催するほか、高等教育関連の学会やフォーラムでも積極的に発表。理論と実践法双方の観点から日本におけるアカデミック・アドバイジングの普及活動に力を入れてきました。2021~2022年には、NACADAからの依頼を受け、オーストラリアのLaTrobe University初任アドバイザーの学外メンターも務めました。同2021年には論考集Handbook of Higher Education in Japanの寄稿者の一人として、アカデミック・アドバイジングに関する章の執筆を担当・出版しています。

 今回、そうした業績が高く評価され、Outstanding Advising Administrator Certificate of Meritの受賞に至りました。島田さんは、10月にアメリカで開催される授賞式兼年次研究大会への出席を予定しています。

島田敬久さん(グローバル教養学部 事務長補佐 兼 アカデミック・アドバイジング・ディレクター)のコメント

 今回の受賞にあたり、本学および前任校の関係各位、家族や友人など私をこれまで支えてくださった方々、そして何より私をアドバイザーとして育ててくれた学生たちに感謝申し上げます。日本においてこの分野はいまだ発展途上ではありますが、近い将来その重要性は加速度的に高まるものと確信しています。本学がその先駆的存在となるよう、今回の受賞に慢心することなく、今後も学生ファーストを貫き、常に勉強・研究・実践を続けてまいります。

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