大分県宇佐市長がご来学
10月27日(木)、是永修治宇佐市長(1979年法学部卒業)が来学、仲谷善雄学長と懇談されました。懇談には、体育会相撲部 佐野芳尚監督・山中未久選手兼コーチ(2016年スポーツ健康科学部卒業)・大西栄汰主将(スポーツ健康科学部4回生)・柴田歩乃佳選手(経営学部2回生)・吉川綾香選手(スポーツ健康科学部1回生)も同席しました。
アメリカで開催される「第11回ワールドゲームズ」への出場を前に、軍事侵攻によって国内での稽古が困難な状況に陥った相撲・ウクライナ代表チーム。支援の手をさしのべたのは、相撲が盛んな宇佐市でした。宇佐市は、国内のトップ選手との合同稽古を計画、立命館大学に山中選手・今日和選手(2020年国際関係学部卒業)らの派遣を依頼しました。
立命館大学は、宇佐市からの呼びかけをウクライナ支援プロジェクトの一環として位置づけ、趣旨にご賛同いただいた佐伯祐左様(東邦電気産業株式会社代表取締役社長・1995年理工学研究科修了)からのご厚志により、宇佐市での合同稽古が実現しました。
是永市長からは、宇佐市での合同稽古への山中選手らの派遣に対する謝辞が述べられ、合同稽古の経験を生かしてさらに活躍してほしいと、選手らにエールを送られました。
仲谷学長は、立命館大学体育会相撲部に世界トップレベルの選手らとの合同稽古という貴重な機会をいただいたことに対し、感謝の意を伝えました。また、軍事侵攻によって困難に直面する人々への支援を今後も継続していきたいと、思いを語りました。
同席した選手は、「世界の頂点を目指すにあたり、ウクライナの強豪選手と稽古したことが、自分の相撲に対する気づきや確信となった」と述べるとともに、宇佐市をはじめとする関係者に改めて謝意を表しました。
なお、合同稽古に参加し、ワールドゲームズに出場した山中選手が軽量級で準優勝、今選手が無差別級で準優勝に輝きました。ウクライナ代表チームも6選手全員がメダルを獲得する活躍を見せました。
※記念写真撮影時のみマスクを外しています。