2022年度春季立命館大学大学院博士学位授与式を挙行

 3月25日(土)、朱雀キャンパス大講義室において、2022年度の65名の博士学位取得者に対する学位授与式(春季)を挙行しました。仲谷善雄・立命館大学長をはじめ、学園役職者、指導教員や学位取得者のご家族やご友人が出席し、学位取得者の門出をお祝いしました。

 式では、仲谷学長より学位取得者一人ひとりに学位記を授与しました。その後の学長式辞では、「研究とは、およそ一人で完結するものではなく、先行研究が存在し、その成果を皆さんがクリティカルに捉え、発展させることで、次の研究者に引き継いで行くものです。その意味で皆さんは、大いなる学問研究の流れの中に正当に位置づけられ、評価されたということになります。皆さんが新たな問いを投げかけたことが、世界の学術水準を高めたと言えるでしょう。同じ流れの中にいる者として、心から感謝申し上げるとともに、その貢献を称えたいと思います。今後はぜひ、後進の育成・指導にも力を注いでください」と述べました。

 次に、学位取得者を代表し、博士(スポーツ健康科学)取得の山口慶一さん(スポーツ健康科学研究科スポーツ健康科学専攻修了)が挨拶を行いました。
 山口さんは「私は運動生理学・トレーニング科学を専門分野とし、低酸素環境など特殊な環境を用いたトレーニングの効果を、主に競技力向上の観点から検討して参りました。トップアスリートの活躍を陰から支える研究であると考えています。一方で、運動やトレーニングは決してアスリートのためだけではなく、あらゆる人の健康や幸福を実現する上で重要な要素です。高齢化や生活習慣病といった社会問題を抱える社会において、スポーツ健康科学が果たす役割は益々大きくなっていくものと確信しています。今後は立命館大学で博士学位を取得した研究者としての自覚と誇りを持ち、世界と日本の平和的・民主的・持続的発展に貢献していく所存です」と今後への抱負を語り、大学や指導教員、家族や友人への感謝の思いも述べました。

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