立命館大学は、経済産業省令和4年度「地域の中核大学等のインキュベーション・産学融合拠点の整備」(大学等向け)に採択されました。

 本事業は、地域の中核大学等のスタートアップ創出や産学連携の推進等を支援することを通じて、持続的な経済成長に大学等が大きく貢献する存在になることを目指すものです。このたびの提案は、滋賀県や草津市等と連携して協議を進めている「地域社会とともに価値創出を行う総合的イノベーション拠点形成」の実現に向けた取り組みです。
 この度の採択を受け、人や情報、資金を集積・循環させ、多様なステークホルダーによるオープンイノベーションを加速させる仕組みの構築や、地域に開かれたオープンラボやコワーキング・イベントスペースの機能を有したオープンイノベーション拠点「グラスルーツ・イノベーションセンター(仮称)」設置に向け、滋賀県や草津市などと連携し、準備を進めてまいります。そして滋賀地域での新たな産業の創出へつながる、地域を支えるオープンイノベーションハブとなることを目指します。

■徳田昭雄 立命館大学副学長のコメント
 今回「地域の中核大学等のインキュベーション・産学融合拠点の整備」(大学等向け)に選ばれたことを契機として、本学が蓄積してきた産学官地連携の仕組みをさらにアップデートしながら、滋賀県や草津市、他大学や地域企業のみなさまとの連携をより一層深めてまいります。そして、大学の知と技術が社会課題解決に直結するイノベーション・エコシステムの実現に向けた取り組みを進めてまいります。

■三日月大造 滋賀県知事のコメント
 立命館大学におかれましては、これまでから優秀な人材の育成や教育研究活動を通じて地域経済の成長や発展に御尽力いただいており感謝申し上げます。
 本事業の採択に伴い、立命館大学びわこ・くさつキャンパス内にグラスルーツ・イノベーションセンター(仮称)が整備され、研究力の強化や更なるスタートアップの創出などにより、地域経済の更なる活性化につながることを大いに期待しています。
 県としても、立命館大学をはじめ様々な教育機関、医療機関があるびわこ文化公園都市エリアを実証フィールドに活用していただくとともに、地域課題の抽出や実証実験への積極的な協力により、より一層、立命館大学や地域との連携を加速し、地域イノベーションの創出を目指してまいります。

■橋川渉 草津市長のコメント
 この度の採択に伴い、立命館大学内にオープンイノベーション拠点「グラスルーツ・イノベーションセンター(仮称)(以下、GIC)」を整備されることにより、新たな大学の資源として社会や地域に開放され、来るべき未来社会の創造と地域経済の活性化につながることを大いに期待しております。
 本市におきましても、令和5年7月に「草津市産業振興計画」を策定し、計画の柱に「イノベーションの創出支援」を掲げ、スタートアップ企業等の集積に向けた取組を進めているところであり、今後とも、立命館大学との連携をより一層強化し、GICと地域企業の連携・交流をはじめ、GIC卒業後の市内立地の促進など、新たな地域イノベーションの取組に挑戦しやすいまちを目指してまいりたいと考えております。

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