令和6年能登半島地震の災害救援ボランティア活動を展開
2024年3月25日(月)~29日(金)、立命館大学サービスラーニングセンターは公募による学生8名の参加のもと、教員1名の引率により1月1日に発生した能登半島地震で大きな被害の出た石川県輪島市町野町地区で災害ボランティアプログラムを実施しました。立命館大学も加盟するソーシャルワーク教育学校連盟との連携・協力により、全国から集った学生ら計15名が共に支援にあたりました。
活動場所である町野町地区は、能登半島地震による斜面崩落で、発災から3ヶ月を迎えつつある中でも隣町の能登町経由でしかアクセスできない状況にありました。今回の地震は半島部を襲ったこともあり、当初からアクセスの困難さから住民の孤立とあわせてボランティアの自粛の呼びかけがなされていましたが、3月15日からの高速道路の通行止めも解除となり、支援の手がほとんど入っていなかった地区での災害救援ボランティア活動の促進が急務となっていました。
今回のボランティア活動は、輪島市町野町地区の「輪島市ふるさと体験実習館」を滞在拠点に、住民の方々の立ち会いのもと、主に周辺地域での家財道具の片付けを手伝いました。なお、今回の活動に先立ち、サービスラーニングセンターでは3月18日(月)~20日(水)には学生らと教員が事前訪問を通して能登町災害ボランティアセンターで活動した他、1月後半から3月上旬にかけて七尾市田鶴浜地区で避難所運営の支援に取り組んできました。
参加した学生たちからは、「今も水道が通っていなかった現状や、家が崩れ落ちてしまっている風景などを見て、衝撃を受けました。そのような厳しい状況でも、地域の人のやさしさに触れるとともに、様々な人たちが復興に取り組んでいる現場で災害ボランティア活動に従事でき、多くの学びがありました」、「厳しい現状の中、希望を持ちながら復興活動に尽力する地域の人たちの姿を見て、復興への願いをあらたに、災害ボランティア活動に取り組みました。これからも今回の活動内容や町野町地区の現状を伝え、再び町野町へ訪問したりするなどして、自分にできることを探し、実行していきたいです」などの感想がありました。
立命館大学および立命館学園では今後も能登半島地震で被災された方々や支援者の方々とともに、災害救援および復興支援に取り組んでまいります。立命館大学における取り組みについては「令和6年能登半島地震に関する特設ページ」(https://www.ritsumei.ac.jp/news/r6noto/)をご覧ください。