2025年度春季立命館大学大学院博士学位授与式を挙行

 2026年3月28日(土)、立命館朱雀キャンパス大講義室において、2025年度の博士学位取得者を対象とした春季学位授与式を挙行しました。今年度は課程博士(甲号)95名、論文博士(乙号)6名、計101名に学位が授与されました。式には、仲谷善雄・立命館大学長をはじめ、学園役職者、指導教員、ご家族の皆さまが出席し、学位取得者の門出を盛大に祝しました。

式辞を述べる仲谷善雄学長
式辞を述べる仲谷善雄学長
朱雀キャンパスでの式典のようす
朱雀キャンパスでの式典のようす

 式では、学位取得者一人ひとりが登壇し、学位記が授与されました。続く、学長式辞では、学問研究の連続性と社会的使命に触れながら、次のように述べました。

 「研究とは、およそ一人で完結するものではなく、先行研究が存在し、その成果を皆さんがクリティカルに捉え、発展させることで、次の研究者に引き継いで行くものです。その意味で皆さまは、大いなる学問研究の流れの中に正統に位置づけられ、評価されたということになります。皆さまが新たな問いを投げかけたことが、世界の学術水準を高めたと言えるでしょう。皆さまの貢献を称えるとともに今後はぜひ、後進の育成・指導にも力を注いでください。」

 さらに、立命館の建学の精神である「自由と清新」、教学理念「平和と民主主義」の意義に言及し、「立命館大学は、人類に共通する社会課題の解決に向け、社会のあらゆる英知を総合・統合し、社会共生価値の創造とイノベーションに取り組む『次世代研究大学』となることを目指しています。改めて、私たちが果たすべき役割を確認し、皆さまとともに、よりよい社会の実現に向けて進んで行きたいと思います。」と語りました。 

 式の後半では、課程博士学位取得者を代表して、博士(食マネジメント)を取得した谷重ひなたさん(食マネジメント研究科食マネジメント専攻修了)、論文博士学位取得者を代表して、博士(文学)を取得した辻敦子さんが、それぞれあいさつを行いました。 

谷重ひなたさん
谷重ひなたさん
辻敦子さん
辻敦子さん

 谷重さんは、食マネジメント学部の一期生としての学びから研究の道へ進んだ歩みを振り返り、研究生活における試行錯誤の積み重ねと、課題を乗り越えた先に得られた成果の喜びについて述べました。

 「『正解のない問いに向き合い、自ら道を切り拓く』という博士課程での経験は、挑戦することの価値と自律的に考え行動する力を教えてくれました。信念に基づき歩み続けた日々は確かな自信となり、いかなる困難に直面しても前へ進み続ける力になると確信しています。」

 また、研究成果を社会へ還元し、製品やサービスとして人々の生活に届けることで食を通じた健康の実現に貢献したいと今後の目標を語り、指導教員をはじめとする関係者への感謝の意を伝えました。 

 続いて、辻さんは、教育哲学・教育人間学を専門とする自身の研究を振り返りながら、次のように語りました。 

 「教育学においても『教育がどのように語られているのか』『教育をどのように語るのか』への関心が高まることとなりました。そして、教育を一義的な意味づけから解放して新たなる意味へと開く『教育という物語』の語り直しが、教育人間学において重要な課題と見なされるようになりました。このような思想史的背景のもと、私は、『ああでもないこうでもない』と教育と人間を語る言葉・物語、その『意味』を探しあぐねてきたのです。」

 「私たちが生きている激動する世界が希求するのは、『書きたい、書けない』という逡巡を繰り返すことができるような、何ということのない日常なのかもしれません。」

 また、この日に至る過程における関係者からの支援に触れ、深い謝意を示しました。

 閉式後には、出席者同士が笑顔で記念写真を撮り合う光景が広がり、厳粛かつ温かな雰囲気の中で式は幕を閉じました。

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