文部科学省「大学・高専機能強化支援事業(成長分野転換基金)」に採択~生命科学部の新展開で高度理系人材の育成を推進~
立命館大学(所在地:京都市中京区、学長:仲谷善雄)は、このたび、文部科学省が公募する「大学・高専機能強化支援事業(成長分野転換基金)」に採択されました。
本事業は、2040年には理系人材が100万人以上不足すると推計されるなか、少子高齢化や産業構造の変化を見据え、デジタル・グリーンなどの成長分野をけん引する高度専門人材の育成に取り組む大学・高等専門学校を継続的に支援する文部科学省の事業です。
立命館大学では、本事業を通じて生命科学部を中心に教育・研究体制を一層強化し、環境・エネルギー、バイオテクノロジー、医療・健康などの成長分野において、社会課題の解決を担う高度理系人材の育成を推進します。
採択にあたり、本学は「人の健康と持続可能な世界・社会の構築、“Well-being”を実現する、新たな化学・生命科学教育への転換」をテーマに掲げました。気候変動やエネルギー問題、食料問題、超高齢社会への対応など、世界規模で深刻化する社会課題に対し、生命科学部の教育・研究を強化し、総合知を備えた高度理系人材の育成を目指します。
具体的には、2028年度より、生命科学部応用化学科、生命情報学科、生命医科学科の入学定員を合計65人増員します。また、応用化学科を「先端・応用化学科(仮称)」へ、生物工学科を「応用生命科学科(仮称)」へ発展的に改編し、GX(グリーントランスフォーメーション)、カーボンニュートラル、食料・環境問題、AI×バイオ、次世代医療などの領域における教育・研究を強化します。なお、設置および入学定員増の計画は現在構想中です。内容は予定であり、今後変更となる場合があります。
立命館大学生命科学部は、2008年の開設以来「人類の幸福や自然と調和した持続可能で豊かな社会の実現への貢献」を理念として、化学・生命科学分野における教育・研究を推進してきました。応用化学科、生物工学科、生命情報学科、生命医科学科の4学科を擁し、生命科学と情報科学の融合を基盤に、創薬・医療科学、バイオものづくり、環境・エネルギー分野など幅広い領域で人材育成と研究を展開しています。
特に生命情報学科では、生命科学と情報科学を融合した教育・研究を推進し、AI創薬、ゲノム科学、デジタルツインなどバイオDX分野を先導しています。また、生命医科学科では、医療技術評価(HTA)や臨床疫学など、先進的研究に取り組んでいます。
さらに、滋賀県を舞台に自治体や企業との産学連携を推進するとともに、インド工科大学ハイデラバード校(通称「IITH」)との教育・研究連携など、生命科学分野における国際共同研究や学生交流を通じ、グローバルに活躍する理系人材の育成も積極的に推進しています。
立命館大学 学長 仲谷善雄 コメント
このたび、立命館大学が文部科学省「大学・高専機能強化支援事業(成長分野転換基金)」に採択されたことを大変光栄に思います。気候変動や食料・エネルギー問題、超高齢社会への対応など、複雑化する社会課題の解決には、化学・生命科学分野を支える高度人材の育成が不可欠です。本事業を契機に、生命科学分野を中心とした理系教育・研究をさらに強化し、「社会共生価値を創出する次世代研究大学」として、持続可能な社会とWell-beingの実現に貢献してまいります。



