立命館大学社会システム研究所・立命館大学経済学会と西南財経大学経済学院との国際学術交流について

 2016年11月11日(金)に、びわこ・くさつキャンパス(BKC)において立命館大学経済学会、社会システム研究所が『日中国際学術セミナー』を開催しました。
 セミナーでは、西南財経大学経済学院の程民選教授が「マルクスの『財産権一般』思想」、陳師教授が「中国のシャドー・バンキングとマクロ的慎重な政策フレーム」についての研究報告を行い、その後、活発な議論が交わされました。2017年3月には、社会システム重点研究プロジェクトを中心とした本学代表団が、成都を訪問し、国際共同セミナーを開催する予定となっています。
 この日は、セミナーに先立ち、文洪毅院長を団長とする西南財経大学訪問団5名による、松原豊彦立命館副総長に対する表敬訪問が行われました。松原副総長は2012年西南財経大学を訪問した際の学術交流を振り返り、改めて今後の学術協力関係強化への期待を述べました。また、訪問団は松本朗本学経済学部長、田中宏社会システム研究所長と今後双方の大学院生交流と研究交流の発展について協議しました。協議には、高屋和子・経済学部副学部長、曹瑞林・経済学部教授も同席しました。

 西南財経大学とは、2011年から交流を続けています。2011年11月には、西南財経大学経済学院院長一行が本学経済学部を訪問し研究交流を行い、2012年4月に本学経済学部学部長一行が同経済学院を訪問し、国際学術交流セミナーを開催しました。それ以降、両学院は教員間の研究交流において多くの成果を残すほか、両大学の教育交流を推進するため、西南財経大学学生短期留学プログラムを実施しています。
 こうした研究・教育における実績を踏まえ、2016年7月、本学は西南財経大学との間で協力協定書を締結しました。今後、双方は今回の教育研究交流を通じて、今後両学院のみならず、両大学間の相互理解と友好協力関係とが一層緊密になることを目指しています。  

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