経済学部International Seminar & Conference

2016.12.06 TOPICS

経済学部International Seminar & Conference 「Parliamentary Debateを通じて学ぶ英語コミュニケーション~英国モデルディベーター講演会~」

 2016年10月6日(木)に、経済学部は国際経済学科1回生(約230名)を対象とする学術イベントInternational Seminar & Conference (ISC)を開催しました。今年度は、一般社団法人 日本英語交流連盟のご協力により、パーラメンタリーディベートの世界大会で優勝経験のある大学生ディベーター4名を英国から招聘し、「Parliamentary Debateを通じて学ぶ英語コミュニケーション~英国モデルディベーター講演会~」と題して実施しました。パーラメンタリーディベートとは、英国の議会形式を模したディベートで、柔軟な発想、論理性とともに、聴衆の意識をいかに惹き付け、自らの立場を納得してもらうかが問われる競技です。

 ISC第1部では、英国人ディベーターの招聘にご協力いただいた日本英語交流連盟事務局長の吉野舞起子様よりパーラメンタリーディベートの魅力についてお話しいただいた後、黒川清登教授よりパーラメンタリーディベートのルールと今回の見どころを解説いただきました。その後、英国ディベーター(Sophia Rodriquezさん(London School of Economics)、Caley Routledgeさん(University of Birmingham))とRitsumeikan Parliamentary Debate Clubの立命館大学学生(大田凌平さん(経済学部1回生)、長良太暉さん(理工学部1回生))が国籍混成のチームを結成し、Proposition側(政府側)とOpposition側(野党側)に分かれて、モデルディベートを披露しました。今回のディベートの論題(Motion)は「This House would introduce a LGBT quota in sports teams」で、その賛否を巡って白熱した討議が行われました。その後、Marguerite/Daisy Ohanさん(University of Exeter)、Matt Nockさん(University of Surrey)による判定と解説が行われ、最後に黒川清登教授による総括が行われました。

 ISC第2部では、国際経済学科1回生と英国ディベーターが4つの教室に分かれ、ディベートワークショップを実施しました。ディベートの技法のみならず、説明を論理的に構成する方法やパブリックコミュニケーションのコツなどをディベーターから教えていただきました。簡単なディベートの練習を行ったクラスもありました。  第1部・第2部を通じて、学生からは以下のようなコメントが寄せられました。「ディベーターの迫力に圧倒されました。ディベートがこんなに白熱し面白いものであることを初めて知りました」、「イギリス人ディベーターの知識、頭の回転の速さ、堂々とした振る舞いなど、同じ大学生でありながら自分との差を感じました。これからの勉強のモチベーションにつながりました」、「これから大勢の前でプレゼンテーションする機会が増えると思います。英国ディベーターのような論理的で説得力のある話し方を身に付けたいです」、「モデルディベートで登壇していた立命館大学生が1回生ながら自分の意見を英語で表明していたことに驚きました」、「英語力に自信があったのですが、ネイティブが社会問題を本格的に議論する際の英語についていけませんでした。私は留学に行きたいので、もっと真剣に英語学習に取り組む必要があると思いました」。

 経済学部では、2017年度カリキュラム改革において、「経済センスに裏打ちされた論理的思考力と多様性理解力をもったグローバル人材」の養成を人材育成目的に位置付けました。これからも、学生の視野を広げ、モチベーションを高める企画を実施していきます。

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