多様性を配慮したキャンパスを目指して -ムスリム学生がOIC 生協カフェテリアの調理エリアを見学-
立命館大学は、異なる⽂化や宗教、国籍を持つ学生や研究者が多数集う環境を有しています。その中にはムスリム(イスラーム教徒)の学生・研究者も含まれており、多様なライフスタイルに配慮したキャンパスづくりに取り組んでいます。
2016年11月8日(火)、大阪いばらきキャンパス(OIC) 生協カフェテリアにおいて、ムスリムの学生による調理エリア見学を行いました。ムスリムの学生は宗教上、豚肉や豚肉由来の食材、アルコール類などを口にすることは許されていません。また調理過程も同じ調理器具で調理してはいけないこと、イスラーム教の戒律に沿って調理された料理であることなどの配慮が必要となります。
見学に参加したインドネシア・パキスタン出身の学生3名は、オーブンやフライヤーを用いた調理器具や調理方法、材料の運搬方法、食器や表示方法などについて、生協カフェテリアの職員と意見交換を行いました。
またOICミールショップでは、今年から入荷したビスケットなどのハラール商品(イスラム教の教えに則った食品)、ムスリムの学生が安心して口にすることができる日本製のお菓子などについて意見交換を行いました。
OIC生協カフェテリアでは、今回の意見を反映して、ムスリムの学生・研究者に配慮したチキンカレーを提供する予定です。