びわこ・くさつキャンパス

2015.07.15 NEWS

今田真教授(理工学部物理科学科)固体中の異方的電荷分布を決定し可視化する研究手法開発に成功 ~脱レアアースなど新機能材料開発への応用にも期待~

 立命館大学 理工学部 物理科学科 今田真教授発案の手法で、大阪大学大学院基礎工学研究科関山明教授らのグループは、偏光X線を照射して光電子のエネルギーと方向を測定する角度分解内殻光電子分光によって、局在的な不完全殻を有する固体内原子での異方的電荷分布を完全決定することに成功し、これまで測定困難だった現実の立方晶希土類(レアアース)化合物における電荷分布を決定できました。

 この手法は今後、機能性材料開発にむけ、脱レアアース磁性材料の開発やグリーンイノベーションにむけた材料開発への応用など、様々な物質の異方的電荷分布決定に応用されることが期待できます。

この成果は、日本物理学会が発行する英文誌に注目論文として掲載されました。
http://journals.jps.jp/doi/abs/10.7566/JPSJ.84.073705

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2015.07.10 NEWS

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