アジア4ヵ国の学生とともに学ぶBusiness Program in English!
大阪いばらきキャンパス(OIC)が開設された2015年度から、7月と1月の毎年度2回、経営分野を英語で学ぶ短期の研修プログラム(Study of Business in Japan Program:略称SBJP)をOIC国際教育センター主催のもと実施し、海外から留学生を受け入れています。
4回目となる今期のSBJPは、韓国・慶熙大学校、インドネシア・ガジャマダ大学、中国各地の大学から計24名の学生を迎え、3ヵ国合同のプログラムとして、2017年1月16日(月)~1月31日(火)にかけて実施。そこに、留学生を含む本学学生21名が“SBJPバディ”として加わり、経営分野に関する講義、企業見学など、アジア4ヵ国の学生が英語でともに学ぶプログラムとして展開されました。
プログラムのオープニングとなるウェルカムパーティーでは、各大学からの代表者が挨拶に立ち、「ここに集ったメンバーは偶然の集まりだけど、貴重な出会いに感謝し、多くの国の学生とともに学べる機会を最大限に活かしたい」と意欲あふれる挨拶でプログラムがスタート。
経営分野の講義は、経営学部を中心とする教員10名によって分担され、それぞれの専門分野の見地にもとづく日本企業経営の現状と課題をめぐって、参加学生たちは活発な議論を展開。グループ単位で議論する授業を多用に取り入れる中、多国籍のグループ構成で議論や戦略の検討を行うことになるため、参加学生それぞれの背景から多くの意見が出されます。企業見学でも質問が相次いで出されました。自国における学修だけでは気づくことのできない視点の拡がりを得て、学生たちはプログラムを通じて相互に刺激し合い、自らの変化や成長を感じ取ったようでした。
学生交流は、SBJPバディが中心となり、企画や運営を担当。参加留学生たちが来日するまでに、SBJPバディは3回のミーティングを重ね、キャンパスツアーやウェルカム/フェアウェルパーティ、パーティー内で行うゲームの企画のほか、バディ主催の手巻き寿司パーティーや京都ツアーなども企画。参加留学生に対し、「1対1」でバディが様々なサポートを担当することとし、「初顔合わせ」ではお互いにドキドキしながら自己紹介より交流が始まりました。
バディのうち希望者は、留学生とともにOICセミナーハウスへ宿泊し、講義、交流、宿泊をすべて英語で体験する、まさにon campusでの留学体験そのもの。
プログラムにかかわったバディからは、「同世代の友達として何気ないことを話すのに国籍の違いは関係ない」「英語での交流も可能だけれども、その国の言語を知って、もっと近づきたい」「今後の留学で今回学んだことや反省点を活かしたい」など、バディの経験から得られた新しい学びや気づきをもとに、その経験を留学や外国語の学習、留学生との交流など、今後の学生生活に活かしたいとする姿勢が多く見られました。
OIC国際教育センターでは、今後もOICを拠点とする学部・研究科の協力のもと、多様な国・地域からの学生が集うプログラムの拡充を図り、「アジアのゲートウェイ」をコンセプトの一つとするOICにおいて、学生の相互交流など、「Beyond Border」の取り組みを今後も展開していく予定です。