研究生活における必要な能力と楽しみ方
4月17(月)、衣笠キャンパス究論館にて、【研究とキャリア 第1回 ~基礎認識編~「研究の楽しみ方」】を開催しました。本セミナーは大学院キャリアパス推進室が主催する「大学院キャリアパス支援プログラム」の一つです。
所属研究科や専門分野を問わず、充実した研究生活を過ごすため、重要な考え方や大枠を理解し、卒業後の活動へとつなげていくことを目的に本セミナーを開催しました。
講師は本学共通教育推進機構の原木万紀子准教授が務め、また、ゲストスピーカーとして、堀江貴文氏を始め、芸能人やその他様々な人物にインタビューし、書籍として世に出されているライター兼、漫画家・編集者でもある小池みき氏に、ご自身の様々な経験を交えて、社会に出てから必要となる能力など本質に関わるお話しをして頂きました。
冒頭、原木准教授より、充実した研究を行う上で大変重要である「探求心」と「適応力」について話がなされました。
これらの能力は学術研究で鍛えられるため、大学院で研究をする大学院生にとっては、身につける環境として最適であること。
探求心で深く掘り下げ、適応力で見方を一つ変えることで、専門外の仕事でも対応することが可能となり、道を開くことが出来る。
自分だったら何が出来るのか、何を提供することが出来るのか、考え方を少し変えてみることも適応力であり、就職する際にも必要であるといったことを話されました。
また小池氏からは、社会に出た際、探求心や適応力がいかに様々な状況に応用が可能であるかについて、ご自身の経歴や経験と関連づけてお話し頂きました。
その場その場で目の前に降りかかってくる行為(頼まれごとや自身がやりたいこと)に対して、目の前の課題を一生懸命に取り掛かり、突き進み、いろいろな可能性を受け止められる心持ち、姿勢を持つことで、絶対に次の扉が開かれるとお話されました。
受講者からの質問には、転職についてや、人脈作りのポイント、優先順位の決め方など、ご自身の経験から感じたことを沢山お話し頂きました。
受講者からは、
「「研究をしなければ」という気負いがあったが「楽しむ」という姿勢が大切であると感じ、楽になった」、
「ポジティブな考え方を知った」、
「希望や勇気を得た」、
といった、満足度の高い感想が寄せられました。
大学院キャリアパス推進室では、本セミナーを2017年度第1回目のセミナーとして行いました。今後も様々なセミナーを開催していきます。