5月10日(水)、リチャード・コート駐日オーストラリア大使、ジョアン・コート駐日オーストラリア大使夫人が立命館朱雀キャンパスに来学され、学校法人立命館・長田豊臣理事長、吉田美喜夫総長、市川正人副総長、金山勉国際連携室長と懇談されました。懇談にはデイビッド・ローソン在大阪オーストリア総領事、ジュリア・ウァード在日オーストラリア大使館二等書記官なども同席され、大学の国際化の流れや、本学とオーストラリアの大学との協力関係などについて意見交換が行なわれました。

本学とオーストラリアの大学とのパートナーシップについて
大使ご夫妻
和やかな懇談の様子

 冒頭、コート大使は、立命館を初めとした日本の多くの大学が国際化を積極的に進め、学生を海外留学に送り出していることについて触れ、本学とオーストラリア国立大学 (ANU) などとの協力関係について感謝の意を述べられました。オーストラリアは2013年に発表した新コロンボ計画に基づき、オーストラリア人学生の留学などを支援しています。
 コート大使及び長田理事長は、独りで考えることのできるクリエイティブな人材を育成することが大学の役割であり、それこそが今日の世界の要請に応えるものであるという認識で一致しました。大使は理事長の説明に熱心に耳を傾けてくださり、本学と海外の大学の協定関係や、本学で開講されている英語基準のプログラムに関して質問されました。

コート大使ご一家と日本との長い「友情」
理事長の話に耳を傾けられる大使
集合写真

 コート大使はまた、戦後以来、大使のお父様(故チャールズ・コート氏:元西オーストラリア州首相)と日本との間に長期間に渡る密接な関係があったことや、戦後わずか12年で署名された日豪通商協定から今年が60年の節目となることに触れられ、「お互いに過去を許し、和解したオーストラリアと日本との間柄は素晴らしいものであると言えます。大使館のメンバーと共に両国間の関係をよりいっそう深めることが私の役割であり、それもまた貴学訪問の目的です。」と述べられました。コート大使ご自身も1982年から政治家として活躍され、2008年には日豪関係の拡大や日豪経済関係の強化などへの貢献が認められ、旭日重光章を受賞されています。

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