湊宣明テクノロジー・マネジメント研究科教授が日本経営システム学会より学会賞を受賞
大学院テクノロジー・マネジメント研究科の湊宣明教授が、日本経営システム学会より2016年度の学会賞を受賞しました。本学会賞は、経営システムの基礎及び応用研究に顕著な業績をあげた者に授与されます。受賞対象となった研究論文は以下のとおりです。
Nobuaki MINATO, “Why Does a Company Fail to Manage a Corporate Scandal?”,
International Journal of Japan Association for Management Systems,Vol.8,No.1, pp.17-26(2016)
本研究において湊教授は、企業不祥事発生後の業績悪化に特定のパターンがあることに着目しました。システムダイナミクス(System Dynamics)と呼ばれるモデリング技法を用いて、企業と市場との関係性をモデル化してシミュレーションを実行した結果、迅速な事後対応による短期的な業績改善が、時間の遅れを伴ってより大きな業績悪化を引き起こしている可能性を示しました。