理工学部電気電子工学科・沼居貴陽教授がOptical Society of America(OSA)フェローに選出

2017.12.19 NEWS

理工学部電気電子工学科・沼居貴陽教授がOptical Society of America(OSA)フェローに選出

 理工学部電気電子工学科・沼居貴陽教授は、このほどOptical Society of America(OSA)フェローに選出されました。

 OSA は、1916年に設立されたアメリカ合衆国に本部を置く学会で、設立以来ずっと光学やフォトニクスの研究分野において世界をリードする役割を担ってきました。フェロー選定には当該の分野で著名な業績を挙げ、比類のない経験と知見を獲得したという点や、その業績が世の中の改革と進歩に役立ったという点が評価され、毎年会員の0.5%未満という、ごく限られた人数のみ、フェローへの昇格が認定されます。

 沼居教授は、波長可変レーザ・光フィルタとシステムの研究を通じて波長/周波数多重光ファイバ通信システムに貢献したことが評価され、OSAフェローに選出されました。

 沼居教授は、日本電気株式会社在職中に、これらの研究のもとになった位相シフトDFBレーザを世界で初めて量産化しました。位相シフトDFBレーザは、日本縦貫光ファイバーシステムや日米間海底ケーブルシステムで使われ、インターネットが普及するきっかけとなりました。

<沼居教授のコメント>
OSAフェローに選ばれ、これまで仰ぎ見ていた研究者の方々の一員に加えていただくことになり、大変光栄です。多くの方々に支えられて、ここまで来ることができました。感謝の念でいっぱいです。恩返しの意味を含めて、少しでも学生を支えられるよう、これからも研究と教育に力を注いでまいりたいと思います。

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