2025年7月5日(土)大阪いばらきキャンパス(以下OIC) にて育てる里山プロジェクト主催の里山講座「第5回雑木林のいきものさがし」を実施しました。

第5回目となる今回の講座。昨年同様、万博記念公園で学習教育支援を行っているシニア自然大学校・ソラードの会 芳川雅美さんと、NPOこどもとむしの会 金子留美子さんを講師にお招きし、OIC里山エリアに生息するいきものさがしをテーマとして、里山エリア横H棟TERRACE GATEにて開催しました。未就学児から中学生までの親子20組55名と育てる里山プロジェクトのメンバー含め計64名が参加しました。
里山プロジェクト代表
田中力先生(経営学部特任教授)
左:芳川雅美さん 右:金子留美子さん

冒頭、里山プロジェクト代表の田中先生(経営学部・特任教授)より里山プロジェクトの活動を紹介いただいたのち、芳川先生より昆虫の定義や分類について、金子先生より昨年の同講座で見つかった虫の説明や虫取り網の使い方についてお話しいただきました。座学の後は里山エリアに移動し、実際に「いきものさがし」のスタート。お子様はもちろん大人の方も里山エリアの隅々にいきものを追いかけて・・・エリア中を探検されていました。暑さを心配し採集時間を短く設定しましたが、虫好きの参加者の皆さんの集中力はすばらしく・・・驚くほどの種類と数のいきものを見つけられていました。

採取した後はTERRACE GATEへ戻り、大画面を使い観察・振り返りを行いました。書画カメラのズーム機能を使い大画面に映し出される蝶の鱗粉の具合を観察したり、捕獲した蜘蛛と昆虫との違い(体の分かれ方や足の本数の違いなど)を細部まで観察したりと、お子様はもちろん大人も大興奮で画面にくぎ付けとなる観察時間でした。
参加者の皆様からは「むしの説明が詳しくわかりやすく興味深かった。」「(普段は出来ない)大人数でいきものを探すのが楽しくワクワクした。」「大画面で細部まで見られたのが良かった。」などの感想をいただき、里山を利用して楽しく学んでいただく良い時間となりました。


 
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