教育の特色 探究

Educational Features

好奇心を学びの原動力へ

6年間で積み上げる探究力

物事を深く追究する姿勢を身につけます。
中学校では、探究の基礎を仲間とともに楽しく学び、協調性を育みながらスキルを磨きます。高校では、高大連携教育のもと実際に課題に取り組み、自ら探究する力を養います。

数字で見る探究力

国際共同課題研究に
取り組んだ生徒数

36

課題研究テーマ

理数系96テーマ

文社系52テーマ

国際系34テーマ

英語で課題研究の
研究論文を書いた生徒

73

探究力を育成するプログラム

中1中2中3高1高2高3

中学1年 総合探究基礎Ⅰ

「探究の基礎を楽しく学ぶ」をテーマに、iPadやパソコンを活用して仲間とともにチャレンジを繰り返しながら学ぶ時間です。Word、PowerPointなどの他、動画編集や画像編集の方法も習得します。STEAM(科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術・リベラルアーツ(Arts)、数学(Mathematics))に関わるテーマを選んでグループでミニ探究を行い、協調性やプレゼンテーション力の向上をはかります。ドローンなどを扱うことも。2学期には自由研究をクラス内で発表し、教員からアドバイスをもらい、さらにブラッシュアップしていきます。

中学2年 総合探究基礎Ⅱ

1年次に引き続き、「探究の基礎を楽しく学ぶ」をテーマに、iPadやパソコンを活用して探究力をより伸ばしていきます。Word、PowerPoint、動画編集などに加えてExcelの活用場面を増やし、プレゼンテーションの場面でもデータを様々なグラフで示す力を伸ばしていきます。STEAMに関わるテーマを選んでグループでミニ探究を行うことに加え、ロボットを使ってプログラミングの基礎を学んだり、3Dプリンターを使った創作活動も実施します(予定)。

中1中2中3高1高2高3

中学2年 平和学習(沖縄平和研修事前学習)

中学2年生では3学期に沖縄を訪れ、平和について学びます。その沖縄平和研修の事前学習として夏休みには生徒一人一人が平和に関するテーマを設定して、探究学習を行います。生徒たちの事前学習の成果をお互いに発表したり、学びあうことで、沖縄平和研修への参加意識を高めていきます。現地での学びをもとに事後学習を行い、平和な社会を創造していくために一人一人ができることを考えていきます。

中学校サイエンスポスターセッションコンテスト

約20年前から続く、立命館中学校でのサイエンスの発表会です。夏休みの自由研究をもとに各クラスから優秀な2~3作品が選出されます。それぞれの自由研究を大きな1枚のポスターにまとめ、校内でポスターセッション形式で発表します。中高の理科の全教員が審査員となり、最優秀賞、優秀賞、佳作などが選出され、全校表彰されます。互いの研究を見合うことで、さらに探究心や探究力の育成につなげます。

中1中2中3高1高2高3

高校1年 課題研究Ⅰ(長岡京プロジェクト)

高校1年生(コアコース)では課題研究Ⅰの授業で、長岡京市について探究活動を行っています。長岡京市役所と連携し、長岡京市が実際に直面しているいろいろな課題を市役所の各課から紹介していただき、それらのテーマに対してデータ収集やフィールドワークなどにより、グループ単位で解決策を探ります。それまでの取り組みを「提言」としてまとめてクラス内発表会でプレゼンテーションを行います。クラス代表の発表会には、長岡京市から市長をはじめ、市の職員の皆さんにお越しいただき、その成果を発表します。

テーマ例
  • 介護福祉業界の人手不足解消へ ~若い世代への魅力発信~
  • 恵解山古墳公園の利用・活用について
  • 長岡京市の魅力を活かし、「長岡京ガラシャ祭」を盛り上げるには?
  • みどりのサポーター制度による公園等の緑化及び環境美化活動の推進について
  • 男女共同参画の意識づくりのために、身近にはじめられることやアイデア、意見

高校1年 課題研究Ⅰ(SDGs未来都市フィールドワーク)

高校1年生での課題研究Ⅰの授業の発展として、都市計画や社会課題、SDGs等に関心をもつ高1の希望者を対象に「SDGs未来都市フィールドワーク」を行ってきました。2022年度には「コンパクトシティ」を標榜し、全国から注目を集めている富山市を訪問し、富山市役所の方や富山大学の教授などから「これからの都市計画のありかた」について、体験を通じて学び、深く考える機会となりました。

中1中2中3高1高2高3

高校2年 課題研究Ⅱ(選べる講座)

高校2年生の課題研究Ⅱ(CEコース、SSコース、GLコース)では、高校1年生で学んだ問題意識やチームワークの基礎の上に、いよいよ自分自身でテーマを設定しての課題研究が始まります。高校2年生の課題研究Ⅱでは、年度の前半に「選べる講座」を設け、たくさんの講座の中から、自分の興味のある講座や身につけたいスキルが含まれる講座を選んで選択し、知識やスキルを習得します。年度の後半からは各自の探究テーマを設定し、専門性の高い教員が主催するゼミに所属して、各自のテーマへの探究活動を行っていきます。

高校3年 課題研究Ⅲ(成果のまとめと発表)

高校3年生の課題研究Ⅱ(CEコース、SSコース、GLコース)では、高校2年生時に引き続き、専門性の高い教員が主催するゼミに所属して、各自のテーマへの探究活動を行っていきます。昼休みや放課後、長期休暇中の活動も可能です。9月の中間発表会、12月の最終発表会をへて、その課題研究の成果を研究論文や作品の形にまとめます。いろいろな学会(Jrセッション)での発表やコンテストの応募も随時行っています。高校2年生・3年生では各2単位の課題研究の授業があるため、クラブ活動に入っていても十分に探究活動を行うことが可能です。

高大連携

課題研究に取り組む中では、テーマによっては立命館大学や立命館アジア太平洋大学の先生方に助言をいただいたり、必要に応じて、立命館大学の実験装置を借りてデータをとったりすることができます。また、空間共有システムを用いた立命館大学との遠隔支援も受けることができます。専門的な研究を行うことが可能です。

STUDENT VOICE

僕たちは人工リーフの研究を行っています。この写真は、立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC)の実験施設にある造派装置を借りて実験している様子です。
波が人工リーフに当たった際の波の波高の変化から消波エネルギーを求めています。

国際共同課題研究

高校2年生、3年生のSSGクラスでは、海外の高校生とグループをつくり、国際共同課題研究に取り組むことも推奨しています。国際共同課題研究では、グループ内のオンラインミーティングやテーマ設定、条件設定、データの収集や分析、発表などをすべて英語で行います。文化や背景の異なる海外生徒との国際共同課題研究のノウハウは、本校で主催する「科学教育の国際化を考えるシンポジウム」などを通じて発表しています。

コンテスト投稿や学会Jr.セッションへの参加

優れた研究や取組みを行っている生徒は学会のジュニアセッションに参加したり、コンテストに投稿し、毎年、賞を受賞しています。大学の専門家からのアドバイスを得ることで、さらに内容をブラッシュアップしていきます。

課題研究の施設紹介(課題研究室)

本校の10ある理科実験室のうち、1つは「課題研究室」といい、課題研究専用の実験室となっています。ここでは、昼休みや放課後を中心に、自由に器具や装置を用いて様々な課題研究に取り組むことができます。

課題研究の施設紹介(空間共有システム)

立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC)のラボ(AIOL)とオンラインでつながる施設です。3Dプリンタなど工作機器もあり、課題研究で使用する実験器具を自分で設計・製作することができます。また、BKCのスタッフの方とスクリーンを通じて対話し、研究やものづくりへの様々なアドバイスを受けることができます。

中1中2中3高1高2高3

好奇心をくすぐるサタデーボックス

土曜日活用! サタデーボックス

「サタデーボックス」とは、「教員がやってみたい講座を開講し、それにわくわくする生徒が集う学びの場」です。中学生・高校生の壁もなく、テストや成績にとらわれず、自分の興味・関心のあること、チャレンジしたいことを自分で選び、参加する土曜講座です。

【サタデーボックス講座例】

泥団子研究所/天体望遠鏡を使ってみよう/建築に挑戦する実験室/季節の和菓子を嗜む/救急救命講座/3Dプリンタで学ぼう!/ボードゲームの世界/小畑川で魚とり/テーマパーク心理学/ガンプラ素組部/長岡京の竹でLet’s流しそうめん!/競技かるた/Let’s音感トレーニング♪

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