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【SSH】「国際共同課題研究 第1回学習会 兼 教員研究会」を実施しました

2021年06月24日 高校
SSHによる国際共同課題研究の取組が開始されました。
第5期SSH先導的改革型での大きな目的が、これまで本校で実践してきた国際共同課題研究の取組を全国の高校生へ広げることです。6月5日、国内校16校の生徒達にスタートアップ企画としての学習会をZoomを使ったオンラインで開催しました。

昨年度までは連携校8校で取り組んできましたが、それぞれの学校が国内に連携校を作り、日本校2校に対して、海外校1校をマッチングし、それぞれのグループで共同研究を行ってもらうことを計画しています。海外校としては、タイ、フィリピン、カンボジア、ベトナム、香港、台湾、USAの本校交流校が参加してくれています。

学習会の第1部では、国立天文台准教授でTMT(Thirty Meter Telescope)プロジェクト・カリフォルニア事務所にご勤務の林 左絵子 先生から「月、火星、そしてその先へ」をテーマにご講演いただきました。「皆さんは火星に長期間滞在をすることになる世代ですよ」と大きな刺激をいただき、そのための国際協力が大切であることを考えさせられました。
第2部では、国際共同課題研究を始める当たって、「国際共同課題研究で目指すもの」「異文化間協働で伸ばしてほしい力」「国際共同課題研究の開始に当たって」「Japan Super Science Fairでの発表について」等の話をさせてもらいました。
第3部では、アイスブレーキング企画として、数名のグループに分かれて、グループのメンバーの共通点を3つ見つける英語でのグループワークと、国際共同研究に必要な能力を20のキーワードから3つを選ぶことを日本語でのグループディスカッションとして取り組みました。

また、これまでから国際共同課題研究で、教員がどのように指導をするのかについての質問を多くの先生方からいただいており、今回の学習会を見ていただくことで教員研究会を兼ねて行いました。第1部、第2部を見学していただいた後、生徒達がワークショップをしている時間帯に、教員による質疑や意見共有を行いました。40名ほどの先生方のご参加をいただきました。

参加した生徒の事後アンケートでは、次のような意見がありました。
  • 実際に国際的な環境で働いている方を見て、たくさんの刺激を受けられたと感じています。
  • このような大きな場で何かをすることは初めてで緊張と不安をとても感じているのですが、自分にとって良い経験になるよう精一杯活動していこうと思います。
  • これからの研究に対しての希望や期待、そして不安がより明確になったと思う。
  • 共同研究という、自分の中での新しいことへの挑戦に心が躍っている。この活動の目的や意義を忘れず、自分の目標を持って活動していきたい。
  • 今回の話を聞き数学、理科を含め科学が好きだと思っている以上それを使って何かに貢献できるということが一番の自分の特技を活用することにつながると思いました。
研究会として参加いただいた先生方の感想からは、次のようなご意見をいただきました。
  • 海外との共同研究の主旨をよく理解できる内容でした。本校の生徒にも広い視野をもって学ぶ意識を高めていけるように指導していこうと思います。
  • どういう力を伸ばすことができるかなど大変参考になりました。「気軽に」というコメントもあり、本校もやってみたいなと思わせていただきました! 
  • 何のために勉強するのかという問いに対し、社会への貢献だと思う生徒を育てたいと思いました。
  • 生徒はもちろんですが、私自身の思考を整理でき、理解が深まりました。英語に苦手意識がありますが、生徒とともに前向きに取り組みたいと思います。 
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