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教育協力協定校GT College(香港)とのオンライン研修会を実施しました
2021年06月18日
高校
教育協力協定校GT College(香港)とのオンライン研修会を実施しました
香港の教育協力協定校GTカレッジとのオンライン研修会が、6月7日(月)〜11日(金)までの5日間、15分間の休憩時間を挟んで毎日午前10時15分〜12時30分までの2時間、高校1年生GJクラスの8人の参加で行われました。
GTカレッジとは、2016年度から相互訪問の交流を始め、2017年に教育協力校提携を締結しました。そしてそれ以後直接訪問や中学のRits Global Summitなど様々な交流を重ねてきましたが、2019年当初からの香港の政情不安、加えてのこのコロナ禍により相互交流が完全に途絶えていましたが、今回双方の連携によりオンラインによる相互交流が実現しました。
プログラムとしては、双方から8人ずつの高校1年生が、英語による授業を一緒に受け、意見交換をしながらパワーポイントを作り発表を行うという形式となりました。授業としては2日目にGTカレッジの先生が生物の授業を行い、生物の種の保存から環境への適応のあり方を本校生徒とGTカレッジ生徒が混ざり合った形で3チームに別れプレゼンを作成し発表を行いました。また、3日目は本校宮下教諭による、ダムを作ることによる環境や人間生活への影響を、同様のチームワークとして、協働し議論をかわしパワーポイントのスライドを作成し発表を行いました。また、4日目と最終日にかけてはこのコロナが日本と香港それぞれにどのように影響を与えたかを分析・考察し双方の学びとしました。初日の自己紹介やミニゲーム、4日目の本校武谷先生によるミニ日本語講義、最終日のカルチャーパフォーマンスを含め双方にとって学びの多い研修となりました。
<生徒感想>
今回のプロジェクトで私が学んだことは、大きく二つある。 一つ目は自分がとっさに英語を話せないということだ。今までの経験では、発表でもメールでも、自分で一度作って、校閲して、翻訳で見直して、自分の中で完璧にしたものを覚えるか見るかして英語でコミュニケーションを図ってきた。しかし、今回のオンライン研修では台本なんてあるわけがない。GT生とのコミュニケーションも、発表のスクリプトも一から自分で作り、発音しなければならない。私は特に GT 生とのコミュニケーションを図る場面で焦ってしまい、自分の言いたいことをうまく伝えることができなかった。自分の英語力に自信がないから声も小さくなってしまうし、聞き取ってもらえなかったときに焦って何も話せなくなる。まずは自分に自信を持って落ち着いて話すことが大切だと思った。そのためにも海外生と話す機会をたくさん作り、自分の経験値を増やしていきたいなと思う。 二つ目は、臨機応変に対応することの大切さだ。特に今回はオンラインセッションだったので、様々な問題が起きた。また海外とのやりとりの中で食い違いがあり、進め方が思っていたのとは違うということもあった。初めはただただ焦って不安になっていた。けれど活動が進むにつれ、対処の仕方を学び、落ち着いて行動することができた。ハプニングが起こらない方が不自然なのだから、少しぐらいはしょうがないと思う気持ちも大切なのかもしれないなと思った。GT生は様々なことに関心を持ち、表現力が豊かで、同じ高校生とは思えないところが多々あった。本当に尊敬できる人たちばかりであった。次会うときは、リモートではなく実際に会えることを心から願っている。そしていつそのような状況になってもいいよう、英語の力をつけなければいけないなと思った。