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【SSH】韓国で開催されたサイエンスフェアに高校SSGクラス3年生4名が参加
2021年07月15日
高校
6月29日、30日、7月1日の3日間、本校の教育提携校であり長年深い科学交流を行っている韓国の科学教育重点校、Korea Science Academy of KAIST(KSA)が主催するサイエンスフェア、KSASFが行われました。このサイエンスフェアは隔年で実施され、本校は毎回参加しています。今年度はコロナ禍の中、14カ国24校の高校生が参加し、オンラインで行われました。3日間の中で、科学研究発表を中心として、開会式、記念講演、グループワーク等が実施されました。
本校はこのフェアの主催校である韓国KSA of KAISTと数年にわたり天文分野の共同課題研究を行ってきており、3名の生徒がKSAの生徒とともにこれまでの成果を発表しました。「The Effect of Substances on the Transmitted Light Spectrum」というタイトルで発表したこの研究では、大気中の物質の同定に向けて、実験装置内での水蒸気、砂埃、線香の煙を測定し、比較しました。また、晴天の日、雨の日、花粉の飛散量が多い日に実際の大気の波長を測定し、花粉の飛散量が多い日の波長の特徴を捉えることができました。
閉会式で行われた表彰式では、「ベストポスター賞」を受賞することができました。
11月に今度は立命館高校が主催するJapan Super Science Fairが行われます。参加した生徒たちは、研究発表の楽しさや難しさとともに、11月に自分たちが運営することになるJSSFに対するヒントも得ることができ、貴重な経験となったようです。
<参加生徒の感想>
- 私は半年ぶりに自分の研究を何かの形でまとめるということをしました。以前は論文を作りましたが、今回は初めてポスターを作りました。ポスターはスペースが限られているので、自分たちの研究内容を短くまとめなければなりません。そのことが難しくて苦戦しましたが、最終的に賞を頂くことができたので嬉しかったです。
- 今まで研究発表をライブでしたことがなく今回は初めてだったので、その場の雰囲気などに少し緊張しました。今年のJSSF前に他校の研究発表も見ることができたので、このサイエンスフェアで学んだことを最後のJSSFに生かしたいなと思います。ポスター賞を頂けて良かったです。
- 私は他校主催のサイエンスフェアに初めて参加しました。参加者側の意見を持ってJSSFに取り入れたいです。課題研究の質疑応答は直接聞くのとはまた違う難しさがありました。発表の準備も大変だったけど、協力してポスターを作ることができ良い経験になりました。
- KSASFを通して、あらゆるリスクを考えて先に対処しておくことの重要性を感じました。また、オンラインではどれだけいかに自分を相手に印象づけられるか、目立てるかが自分の成長率に比例すると思いました。KSASFで学んだことをJSSFに活かしていこうと思います。