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【SSH】2年半ぶりに海外でのサイエンス・フェアへ生徒を派遣 ~ISSF2022(USA)~
2022年06月04日
高校
コロナ禍で完全に止まってしまっていた海外研修ですが、2年半ぶりに生徒を派遣しました。5月30日~6月3日、アメリカ ニューヨーク州 Lewiston-Porter High Schoolが主催したサイエンス・フェア、International Student Science Fair(ISSF)に高校3年SSGクラスから2名、高校2年SSGクラスから1名の生徒が参加しました。
ISSFは立命館高校とオーストラリアのAustralian Science and Mathematics School、タイのMahidol Wittayanusorn School、韓国のKorea Science Academy of KAISTが協力して2005年に開始した国際サイエンス・フェアで、今回が18回目となります。昨年はコロナ禍のためオンライン開催となりましたが、今年は対面で開催されました。アメリカ4校、タイ3校、シンガポール2校、イギリス、インドネシア、オランダ、カナダ、韓国、日本から各1校の参加でした。会場となったナイアガラ大学の、広大で綺麗でのどかなキャンパスの施設を存分に使っての開催でした。例年に比べれば、規模は小さかったものの、どの学校の生徒もコロナ禍のため海外研修は初めての経験であり、熱気と興奮に満ちた1週間になりました。
開会式では各国の参加生徒が旗を持って行進、その後、バッファロー大学のDr. Diana Agaによる基調講演”Back to the Future”がありました。生徒の研究発表では、ポスターセッションと4会場に分かれての口頭発表があり、本校からは高校3年の生徒が、「Wind Power Generation Using Insects Wings」の研究を発表しました。生徒のスケジュールは以下の通りでした。
2年間、本校ではオンラインでの国際交流を活発に行い、コロナ禍での影響を最小限に留めることができました。しかしながら、やはり直接会って友情を深めることの重要性を、当たり前ではありますが再認識することになりました。また、たった2年間でしたが、交流校の状況も大きく変化していました。コロナ禍の影響が収まってくる中で、積極的にリアルな触れ合いを広げていく努力が必要であると強く感じています。
今回の渡航では、出発日前日のPCR検査が必要で、帰国直前にも現地でPCR検査を受けることが求められました。その結果、飛行機での移動については、基本的に感染者はいないということで、安心しての移動でした。アメリカの出発前に専用のアプリに必要な証明書をアップすれば、15分間ほどで書類が確認され、アプリの背景色が変わり、入国の際にそれをみせることで、スムーズに入国することができました。帰国後には、さらに入国条件が緩和されています。

ISSFは立命館高校とオーストラリアのAustralian Science and Mathematics School、タイのMahidol Wittayanusorn School、韓国のKorea Science Academy of KAISTが協力して2005年に開始した国際サイエンス・フェアで、今回が18回目となります。昨年はコロナ禍のためオンライン開催となりましたが、今年は対面で開催されました。アメリカ4校、タイ3校、シンガポール2校、イギリス、インドネシア、オランダ、カナダ、韓国、日本から各1校の参加でした。会場となったナイアガラ大学の、広大で綺麗でのどかなキャンパスの施設を存分に使っての開催でした。例年に比べれば、規模は小さかったものの、どの学校の生徒もコロナ禍のため海外研修は初めての経験であり、熱気と興奮に満ちた1週間になりました。
開会式では各国の参加生徒が旗を持って行進、その後、バッファロー大学のDr. Diana Agaによる基調講演”Back to the Future”がありました。生徒の研究発表では、ポスターセッションと4会場に分かれての口頭発表があり、本校からは高校3年の生徒が、「Wind Power Generation Using Insects Wings」の研究を発表しました。生徒のスケジュールは以下の通りでした。
Day1 5月30日(月) | 開会式・ガイダンス 研究発表のポスターセッション エンバイロンメンタル・アート |
Day2 6月1日(火) | 口頭発表 Lewiston-Porter High School見学・キャンパスツアー ナイアガラ大学のプレゼンテーション 文化交流 |
Day3 6月2日(水) | 科学校外研修 |
Day4 6月3日(木) | ナイアガラの滝の見学 ニューヨーク州電力公社での研修 現地の小学生による理科研究発表の見学 |
Day5 6月4日(金) | 企業による講義 表彰式 閉会式 |
2年間、本校ではオンラインでの国際交流を活発に行い、コロナ禍での影響を最小限に留めることができました。しかしながら、やはり直接会って友情を深めることの重要性を、当たり前ではありますが再認識することになりました。また、たった2年間でしたが、交流校の状況も大きく変化していました。コロナ禍の影響が収まってくる中で、積極的にリアルな触れ合いを広げていく努力が必要であると強く感じています。
今回の渡航では、出発日前日のPCR検査が必要で、帰国直前にも現地でPCR検査を受けることが求められました。その結果、飛行機での移動については、基本的に感染者はいないということで、安心しての移動でした。アメリカの出発前に専用のアプリに必要な証明書をアップすれば、15分間ほどで書類が確認され、アプリの背景色が変わり、入国の際にそれをみせることで、スムーズに入国することができました。帰国後には、さらに入国条件が緩和されています。
【参加生徒の感想(抜粋)】
・今回参加させて頂いたISSFの中には沢山の発見と、学びがありました。
英語面では、日常会話を通して英語で話す楽しさを知り、ボキャブラリーが増えました。一方で、欧米圏はもちろん、アジアの生徒の英語力も非常に高く、英語スキルの上達が必須であると感じました。課題研究発表の場面では、一つ一つの研究の完成度がとても高く、それぞれの目線から環境問題にアプローチしたものが沢山あったのが印象的でした。私も課題研究を始めたので、得られた結果からSDGsなどの問題につなげられるように考えていきたいです。ISSFは終わってしまいましたが、私にとってはこれが始まりです。今回得たモチベーションを維持し、英語スキルの上達、そして課題研究に注力していきたいです。そして今回築いたネットワークを大切に、活躍していきたいです。
・今回学んだ事は「科学を通して絆をつくる」ということです。ISSFでは研究について日常的に話していたことで、より深い学びがありました。それに加え、違った観点から考え、また自分の研究と重ねる事で、私自身の研究も見直す機会になりました。また、仲良くなるためにも相手の研究への意見や反応を必死に考えたり、自分の研究を分かりやすく伝えることは「自主的に学ぶ」という動きにも繋がったと思います。
将来、私は海外の人とも協力して社会に貢献できる人間になろうと思っています。今回、たくさんの人と科学を介して仲を深められたのは本当に大きな喜びです。今回経験させて頂いた事をしっかり活かせるよう頑張ります!
・今回、私は高校を代表して研究発表をしました。ポスター発表、口頭発表、どちらも多くの人に聞いてもらうことができ、自分の研究を発信することができました。自分自身の研究発表に加え、海外生の研究発表も聞きましたが、非常に高度だったり、私自身の科学英語の知識が足りなかったこともあり、彼らの研究内容を全て理解することはできませんでした。食事時間や自由時間で、彼らと交流を深めることができた分、研究発表で大きな壁を感じました。これからは、課題研究をさらに進めて、科学的な英語を強化して、11月のJSSFでは、今回感じた壁をなくし、英語に加え、科学を共通言語として彼らと渡り合えるようになりたいです。
英語面では、日常会話を通して英語で話す楽しさを知り、ボキャブラリーが増えました。一方で、欧米圏はもちろん、アジアの生徒の英語力も非常に高く、英語スキルの上達が必須であると感じました。課題研究発表の場面では、一つ一つの研究の完成度がとても高く、それぞれの目線から環境問題にアプローチしたものが沢山あったのが印象的でした。私も課題研究を始めたので、得られた結果からSDGsなどの問題につなげられるように考えていきたいです。ISSFは終わってしまいましたが、私にとってはこれが始まりです。今回得たモチベーションを維持し、英語スキルの上達、そして課題研究に注力していきたいです。そして今回築いたネットワークを大切に、活躍していきたいです。
・今回学んだ事は「科学を通して絆をつくる」ということです。ISSFでは研究について日常的に話していたことで、より深い学びがありました。それに加え、違った観点から考え、また自分の研究と重ねる事で、私自身の研究も見直す機会になりました。また、仲良くなるためにも相手の研究への意見や反応を必死に考えたり、自分の研究を分かりやすく伝えることは「自主的に学ぶ」という動きにも繋がったと思います。
将来、私は海外の人とも協力して社会に貢献できる人間になろうと思っています。今回、たくさんの人と科学を介して仲を深められたのは本当に大きな喜びです。今回経験させて頂いた事をしっかり活かせるよう頑張ります!
・今回、私は高校を代表して研究発表をしました。ポスター発表、口頭発表、どちらも多くの人に聞いてもらうことができ、自分の研究を発信することができました。自分自身の研究発表に加え、海外生の研究発表も聞きましたが、非常に高度だったり、私自身の科学英語の知識が足りなかったこともあり、彼らの研究内容を全て理解することはできませんでした。食事時間や自由時間で、彼らと交流を深めることができた分、研究発表で大きな壁を感じました。これからは、課題研究をさらに進めて、科学的な英語を強化して、11月のJSSFでは、今回感じた壁をなくし、英語に加え、科学を共通言語として彼らと渡り合えるようになりたいです。