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【SSH】タイMWIT校とのオンライン2校間交流イベントを実施しました

2021年08月17日 高校
8月2日(月)~5日(木)の4日間、本校の交流校であるタイMahidol Wittayanusorn School(MWIT)との2校間でのオンライ国際交流イベントを実施しました。本校からは高校1年生2名、3年生8名の計10名が参加しました。
MWITはタイのバンコク郊外にある科学重点校で、本校とは2004年に教育提携を結び、2006年以来、毎年の2週間交換研修の派遣と受け入れ、それぞれが実施している国際サイエンスフェアへの参加と招待など、深い関係を続けてきました。コロナ禍で2年連続交換研修が中止になり、今年度は初めての試みとして、先週の韓国KSAとの交流に続いて、4日間のオンライン交流を行いました。
1日目はオープニングセレモニー、参加者同士がお互いを知るためのアイスブレーキング、2日目にはお互いの学校の先生が準備した物理と数学の授業、3日目にはお互いの言葉を教え合う言語レッスンとフリーチャットなどのアクティビティ、4日目にはバーチャルエクスカージョンとグループディスカッション、クロージングセレモニーと、大変充実した内容となりました。
オンラインではありましたがバディグループを組み、事前の交流から始めたこともあり、4日間非常に和やかな雰囲気で和気あいあいと進んでいきました。生徒の感想からも読み取れるように、少人数でブレイクアウトルームで数学の問題を解きあったり議論したりする時間があったため、多くの友情も生まれました。また、事前に参加生徒が観光動画や学校紹介動画を作成するなど、準備から充実した時間となりました。また、教員も生徒たちもオンラインでの活動に慣れてきたこともあり、一部イベントの内容を生徒たちが作り上げるものにするなど、新しい経験にもなりました。
タイMWITの生徒たちの優秀さ、勤勉さ、優しさに触れ、参加した本校生徒たちにとっては大きな刺激を受けた4日間になったことと思います。引き続き友情を深め、将来必ずどこかで再会し、今回のディスカッションのテーマにもしていた「世界をより良くするために私たちは何ができるか」に対して、国を超えて協力していってほしいと願っています。

<参加生徒感想(一部抜粋)>

  • パンデミックにより私たちの行動が大きく制限される中、MWITとの交流は私にとって有意義で、貴重な経験でした。互いの文化や学校について知り、参加者同士の絆を深められたこのプログラムの中に、物理や数学といったサイエンス的な要素もあり、国境を超えて協力し、課題に取り組むことができました。タイでは英語が母国語ではないにもかかわらず、その高い英語力に触れ、私自身の意欲をさらに上げることのできた4日間でした。
  • 今回のMWITとの交流は少人数同士だったので、全ての人と話す機会があり、全員の名前を覚えられるくらい濃い関係を築くことができたと思います。自分たちで企画を考えて一緒に作り上げるイベントはとてもやりがいがありました。2日目に行われた物理の授業は、最近学んだ内容について例を挙げて説明してくださってとても興味深いものでした。前回の国際交流よりも話せるようになっていたことが自信になったし、これからの学習にもより力を入れていきたいと感じました。
  • 今回のオンライン交流では、タイの学生が熱心に日本語を学ぶ姿や、タイの学生が用意した企画のクオリティの高さを通して、私は主に向上心の大切さを学びました。なぜなら、タイの学生達に共通することは、決して妥協をせず更に上達しようと努力することであり、その過程を経た彼ら、彼女らが結果を出す姿を目の当たりにしたからです。そのため、私も何事にも向上心を持って努力しなければならないと改めて思うことができました。今回の交流では、楽しめただけでなく、自分の人生にプラスになることもたくさん学べたので参加できて本当に良かったです。
  • 今回参加して感じたことはオンラインの可能性は無限大であることでした。今まで参加したオンラインイベントの課題として挙げられることはどのようにしてオンラインで相手との友好を築くかということでした。しかし、今回のイベントは自己紹介で他己紹介を導入したり、ICTソフトを駆使したりすることでより相手との距離を近く出来るのだと感じました。オンラインが普及している中で国際交流も再び対面でできることを願ってこれからも自分の活動に励んでいきたいと強く感じさせられる4日間でした。 

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