ニュース & トピックス News & Topics
【SSH】 韓国KSAとのオンライン2校間交流イベントを実施しました
2021年08月17日
高校
7月26日(月)~29日(木)の4日間、本校の交流校である韓国Korea Science Academy of KAIST(KSA)との2校間オンライン交流イベントを実施し、高校2年生3名と高校3年生3名の計6名が参加しました。
KSAは韓国釜山にある世界的に有名な英才科学高校であり、スーパーサイエンスハイスクールに指定されている本校とは、2006年に教育提携を結び、以来毎年の交換研修や相互のサイエンスフェアへの参加、近年では国際共同課題研究等を通して、学校同士の強い結びつきを築いてきました。毎年夏に1週間の受け入れ研修、3月に派遣研修を行い、お互いの授業への参加やホームステイ経験等で生徒たちは様々なことを学んできましたが、コロナ禍の中でも生徒同士が交流の機会を持てるよう、少人数でのオンライン国際交流を企画、実施しました。
4日間の交流のうち、本校数学教員による数学授業の中で解答をグループで出し合ったり、KSAの招待講演者によるEntrepreneurship Lectureで起業について学んだ後、身の回りの問題とその解決策などを小グループで考えたりする時間を持ちました。また、KSAから韓国の民族衣装Hanbokを事前に郵送していただき、韓国の歴史や文化に関する講義を聞いた後にHanbokの着方をオンラインでレクチャーしていただきながら本校生徒が身に付けるなど、初めての楽しい体験などもありました。参加生徒たちがお互いの言語に興味があったため、日本語と韓国語を交えた共同プレゼンテーションを協力して作成し、最終日に発表しました。
予想以上に充実した楽しい取り組みとなり、オンラインでもこのように心を通わせて交流を行うことが可能なのだと実感する4日間となりました。今後も国際交流の歩みを止めることなく、本校の国際ネットワークの強みを生かし、様々な機会を提供し、生徒たちに新しい世界を広げていってほしいと感じました。
<参加生徒感想(一部抜粋)>
- KSAとの2校間交流は私の経験値を大きく上げるものとなりました。韓国文化体験では、伝統的な衣装を着たり、礼の仕方を学んだりなど、実際に韓国に訪れていてもできないような体験ができました。また、数学の授業では、同じ高校生が私は思いつけなかった方法で問題を解いていて、その多方面からの考え方に触れることができました。高いレベルの英語に触れ交流できたこのプログラムは私の意識をさらに上げるきっかけとなりました。
- コロナ禍で海外研修が難しい中、このように海外生との交流会に参加できたことは、とても貴重な経験となりました。韓国の生徒や先生方はとても明るく、会話ではいつも笑顔が溢れていました。数学の問題を協力して解く際には、海外生の知識や豊かな発想力に圧倒され、自身の改善点を見出すきっかけにもなりました。今後はこの経験を活かし臨機応変に対応できる能力を改善させることで知識の向上に繋げていきたいです。
- 今回の交流は私にとって初めて海外の人と話す機会になりましたが、韓国の人はとても優しく、また、先輩や韓国の方の英語の流暢さやスキルに驚かされました。この経験を通し、もっと英語を勉強しないといけないと思ったし、積極的に話しかけたりしないと話はどんどん進んでいくから自ら話して、わからないことはきちんと聞くことが大切だと思いました。今後も連絡を取り合ったりして交流を続けていきたいです。
- KSAとの交流は、日本とは違う文化の中で暮らしている人と話す事がとても楽しく、韓国のことも学べるとても素敵な4日間でした!!数学の授業は特に印象に残っており、韓国の子がICTのツールを使っていることに驚き、韓国ではよく使うのかなと感じました。交流では特に、4日目に発表する内容を三人で考えるのがとても楽しかったです。私たちのグループは家に帰ってから2時間程もう一度Zoomで話し合いました。すごく嬉しかったです!