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中学2年~高校1年対象 SDGs English Campを実施しました

2022年08月23日 中学校高校
グローバル教育

中学2年~高校1年対象 SDGs English Campを実施しました

 8月1日から8月3日の3日間、中学2年生から高校1年生までの生徒25名が滋賀県高島市にてSDGs English Campに参加しました。昨年のキャンプに引き続き、2回目の参加者や、昨年の参加者に誘われて申し込んだ生徒もいて、今年の申込者数は昨年よりも多くなりました。このSDGs English Campは、英語話者との交流をしながら持続可能な開発目標 (SDGs)に関連した学びをする研修です。今回はSDGs未来都市に制定されている滋賀県におけるSDGsについて学び、普段の学校生活や授業では経験できないような英語にどっぷりと浸かる環境で、自ら英語でコミュニケーションを図りながら、SDGs達成に向けて自分たちにできることを考え、英語でプレゼンテーションを行いました。

 1日目は、Opening Ceremonyの後、クイズ大会でアイスブレークをしました。その後、各家庭から持ち寄った不用品を使ってUpcycleのアイディアを発表しました。どのグループも、多くの人が捨ててしまう物に様々な工夫を加えて、独創的なものを作っていました。発表の際は、何を使って何を作ったのか、どのような利点があるのかなどを英語で説明し、質疑応答にもしっかりと答えていました。この日に作ったUpcycleの作品は後日、学校内で展示する予定です。また、琵琶湖の生態系やMLGs(Mother Lake Goals)についての講演を聞き、日本の環境問題を国際問題に関連付けながら考えることができました。

 2日目は、朝から琵琶湖畔に散策に出かけ、海のように広大な湖と美しい景色に感銘を受けました。また、フィールドワークではカバタ(川端)見学に行き、住民の方々がきれいな水をいかに大切に使いながら生活をしているのかをボランティアの方々に説明していただきました。フィールドワーク終了後は、ヨシ植物が琵琶湖の生態と環境問題にどの様に関連しているのかを学びました。サステナブル素材としても注目を浴びているヨシを用いてヨシ笛とフォトフレームを制作し、良い思い出作りになりました。英語レッスンでは、立命館大学やインパクトラボ様より講師の先生方をお招きし、グループ対抗でSDGsクイズを行ったり、短時間で難しい日本の社会問題の解決方法を劇で発表したりしました。

 最終日には、英語プレゼンテーションとして、学年混合グループごとにこのキャンプを通して学んだり考えたりしたことを基に、SDGsを達成するために学校の校舎内でできることは何かを発表しました。どのグループも、とても分かりやすいスライドを作成して発表できていました。また、発表内容に関して積極的に質問する姿も見受けられ、有意義な英語の議論ができました。
 参加生徒たちは、「英語学習をもっと頑張りたい」「分別をする、電気・水の節約、環境問題に対する知識を増やすなどのことをしたい」「かばたについてもっと知りたい」「かばたのある家で暮らしてみたい」「ごみを路上に捨てている人がいたら注意したりまだ使えるものを捨てるのをやめたりしようと思いました」と感想を述べており、本校としてはSDGs English Camp2回目の実施でしたが、今年も有意義な研修となりました。生徒たちの英語学習やSDGsに対する興味関心が一層喚起され、このキャンプを契機に今後の学校生活で地球の未来や環境について自分事として捉え、主体的に行動を起こしていく生徒へと成長していくことと期待しています。

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