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【SSH】Tri-School Online Exchange Program始動しました!

2022年02月15日 高校
本校では多くの海外理数教育重点校と長く深い交流を続けてきています。その中でも、タイのMahidol Wittayanusorn School(MWIT)、韓国のKorea Science Academy of KAIST(KSA)の2校とは相互の交換研修や国際共同課題研究、お互いのサイエンスフェアへの参加や招待等を通して特に強い友好関係を築いてきました。教員間の強い連携のもと、この3校が中心となって、国際的な大きな科学教育ネットワークを構築してきました。

これまで2校間でのプログラムは対面でもオンラインでも企画してきましたが、今回初めての試みとして、3校が合同オンラインプログラムを実施することになり、2月5日、3月19日、4月23日、と、1か月に1回、土曜日の午後に同じメンバーがオンライン上で3か月間を通して活動することになりました。また、今回の取組はMWITの校長先生からの提案で、これまでのサイエンスを通しての交流だけではなく、お互いの文化に焦点をあてた少し柔らかい内容のプログラムを実施することになりました。

初回となった第1回の2月5日(土)、今回の参加者の本校生16名、MWIT生16名、KSA生11名の計43名が顔合わせを行いました。最初は緊張もあり少し硬い雰囲気でしたが、アイスブレイクのアクティビティやフリートークなどを通して少しずつ笑顔が増えていきました。後半は、ブレイクアウトセッションで5~6名の小グループに分かれて、第2回目のプログラムで実施する「Food」「Festival」「Etiquette」「Language」の4つのトピックをベースとしたアクティビティをそれぞれに考える時間を取りました。各グループが次回に30分間ずつ、参加者が楽しめる活動を自分たちで工夫して企画し、提供することになっています。今回与えられた時間だけでは足りないため、次回までの1カ月の間にそれぞれのグループで自由にZoom Meetingを開き、プログラム外の時間でも仲を深めながら一つのものを創り上げることになっています。

海外に同世代の友人を作るということは、高校生にとってワクワクするとても楽しい経験となります。今回は参加者自身が友達作りを楽しみながら、プログラム実行委員となって3カ国の高校生が交流できる企画を共に考えるという、新しい試みです。1か月後となる2回目の実施でどのようなプログラムを運営してくれるか、とても楽しみです。

本校は海外への渡航が制限されたこの2年間、積極的にオンラインでの国際交流を行ってきました。オンラインで他国の人と英語を共通語として協力し、仲を深め、何かを創り上げることは、この世代の高校生の将来にとって必要なスキルになることは間違いありません。様々なプログラムを成長の場とし、多くの経験を重ねていってほしいと願っています。

以下は参加生徒たちの感想(一部)です。
  • アクティビティの案を自分から提示出来たことやアイスブレイクの時に積極的に話しかけることができたことが良かったと思います。今回のプログラムは自由度が高いのと自主的な参加だったので会話が弾んでとても楽しかったです。みんなで3カ国語で名前を調べてみたり、挨拶をしてみたり、笑顔が多く楽しい交流ができました。 
  • 文化の違いについて知るのが楽しかったです。また、今回のイベントでは真面目な話だけではなく雑談をする時間も多く取られていたので、英語で新しい友達を作っている実感がよりありました。
  • 本当に楽しかったです。ice breakのときに共通の趣味をもった海外の生徒と熱く語れてすごく貴重な経験ができました。チームメンバーも話しやすくて、これから一緒にいいものを作っていけたらいいなと思います。次回に向けて英語力を伸ばしつつ、今回以上に積極的に頑張れるように準備していきます。
  • 今日は今までの中で1番自分から話しかけることができた企画でした。自分が好きなことに関する内容が多かったので楽しく話し合うことができてよかったです。次回の日までみんなともっと仲良くなって、いいアクティビティを作れたらいいなと思います! 
  • 今までの国際交流では、第一言語が英語の人が多かったのですが、韓国もタイも英語が第二言語であるにもかかわらず英語が上手でとても刺激を受けました。このプログラムは3ヶ月間なので、その度にさらに上手に話せるように勉強したいと思いました。 
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