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Korea Science Academy of KAISTとの国際共同課題研究チームの韓国訪問
2023年01月17日
高校
本校と強い連携を行なっている提携校であり、世界屈指の科学高校である韓国のKorea Science Academy of KAIST(KSA)へ、国際共同課題研究のため1月5日から9日の5日間、高校2年生の生徒を3名派遣しました。韓国KSAとの国際共同研究は2016年度から行っており、今年度で7年目を迎えています。
KSAとの国際共同研究は毎年生徒たちがディスカッションでテーマを決めています。今年度の冬までは積分球をつかった観測の較正についての研究を行っていました。今回の訪問ではそこからさらに発展させ、月表面の暗い部分(マレ)と明るい部分(ハイランド)のスペクトル、太陽光のスペクトルを測定しました。実際に観測データに数値が現れると、歓声をあげて喜び、専門的な内容を理解することの難しさと、その楽しさを実感していました。帰国後も連絡をとりあいながら考察を進め、1月28日に行われる国際共同課題研究合同発表会で発表する予定です。
以下は参加生徒の感想です。(抜粋)
・今回の研修では太陽と月のスペクトルを自分たちで測り、比較し、ディスカッションすることができました。今後は、観測したスペクトルをグラフや図に表し、より研究を深められるようにしていくつもりです。エクスカーションでは関係が深まるようなチャンスが沢山あり、すごく楽しかったです。これからは、この研究を通してよりお互いの関係を深いものにし、自分の未来に繋げられるようにしていきたいです。
・今回、参加させて頂いたKSAとの交流では様々なことを体験できました。研究では、直接会って活動することで同じ条件下でデータを得ることができて、話し合いがスムーズにすることができました。また、気になることをすぐに聞いて理解して活動することができました。もっと世界中の人とも科学で交流をしたいです。
・今回のKSAとの交流は本当に充実した5日間で、たくさんのことを学ぶことができました。研究では天体望遠鏡を使い、一緒にデータをとり、そのデータをグラフにして話し合うことが出来ました。直接会って研究することで、より理解を深めることができたと思います。みんなとても優しくて本当に嬉しかったし、みんなと過ごした時間は宝物です。また次に会える時までに英語力を高めてもっとスムーズに会話できるように頑張りたいと思います。