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中学校3年生 特別授業 ~RARA若手研究者による「中学生に語る 研究の魅力」を実施~

2023年01月10日 中学校
 12月20日(火)本校清和会記念ホールにて、中学校3年生を対象に、立命館先進研究アカデミーRARA(Ritsumeikan Advanced Research Academy/)から若手研究者と学生フェローをお招きして、「研究の魅力」をテーマとした特別授業を行いました。
 立命館中学校・高等学校では「探究力の育成」を重視しています。中学校でもサイエンスポスターセッションの取り組みや総合の授業など、様々な取り組みを行っていますが、高校進学後は本格的な「課題研究」の授業も始まります。今回は、高校進学を控えた中学校3年生を対象に、RARAで現在、研究に取り組んでおられる先生や博士課程の大学院生から、「ご自身が研究者になったプロセスやエピソード」や「取り組んでおられる研究の魅力」などをお話頂き、「探究・研究」をキーワードに高校生活やそれ以降の将来に向けて視野を広げてもらうことを目的としました。
 まず、特別授業の全体会で、RARAオフィスの職員の方から立命館大学RARAでの先進的な研究の様子を紹介いただき、その後、3会場に分かれての取り組みとしました。RARAアソシエイトフェローの桜井良先生(政策科学部准教授)からは、ご自身のアメリカでの経験や、現在の研究テーマである生態系における生態系のバランスと保全について、オオカミを例に分かりやすくお話ししていただきました。またRARAの学生フェローで学ぶ博士課程の大学院生4名の方々からは、各会場において心理学や数学、物理学のご自身の研究内容やその魅力についてコンパクトにお話しいただきました。
講演後には、生徒たちが講演頂いた先生や院生に直接、個別質問に集まるなど、積極的にコミュニケーションを取る場面も見られました。本校の卒業生には大学卒業後に修士課程や博士課程など大学院に進学する者も多く、これからの高校・大学生活に向けて有意義な時間となりました。

<今回の取り組みは立命館大学のHPでも大きく取り上げられています>

<参考:立命館RARA>
Ritsumeikan Advanced Research Academy
(立命館先進研究アカデミー)は、次世代研究大学として、未来社会に貢献する新しい研究分野の創出を目指して設立された組織です。

RARAとは、立命館大学の先導的・先進的研究拠点の形成に向けてリーダーシップを発揮することが期待される中核研究者の集まり(アカデミー)のことです。RARAを基盤にする研究者(RARAフェロー)は、本大学の核となり、他の研究者を巻き込み、先進研究を構想・企画・牽引することを目指します。

RARAには、RARAフェロー同士の融合や他大学・他研究機関との連携を通じて、新たな価値を生み出す先進的な学際研究拠点の創成に結びつける役割を担う狙いもあります。互いに異分野の研究を理解し、それらを融合した新たな研究分野、学際領域を創造することで、世界と伍する先進研究拠点の早期実現を目指します。

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