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【JSSF2023 Day 5】 夢のような5日間が終了
2023年12月20日
高校
最終日のDay 5の午前中は、生徒に多くの学びを与えるScience Zoneが実施されました。2007年、「国際的なチームで科学的な学びでの協働作業を経験させたい」との思いから、Science Zoneと名付けた、研究者による講義と、与えられた課題に取り組むグループワークを組み合わせた企画をJSSFで始めました。多様な国や学校の仲間と出会えるよう、事前に構成したチームでの取組です。JSSFでのこのような取組が、将来生徒たちが実際に経験する国際舞台での振る舞いや自信につながると確信し、毎年継続しています。3年生にはこのような国際チームでリーダーシップを発揮できる本校生も多く、その姿を見た1、2年生が成長して翌年には同じように活躍するというよい循環が生まれています。
JSSF2023では大学の先生方や海外参加校の先生にお世話になったり、本校理科教員が企画したりして、以下の6つのScience Zoneが展開され、参加生徒たちは興味分野に合わせて選んだZoneで新しい仲間と協同作業を楽しみました。
[Z-1] Olfaction: understanding molecular mechanisms and invention of novel masking fragrance (嗅覚:分子機構の解明と新しいマスキング香料の開発)
[Z-2] Planning habitats on new worlds (新しい世界での環境計画)
[Z-3] Can robots & computers understand human minds? (ロボットとコンピュータは人の心を理解できるか?)
[Z-4] Let’s Draw Electronics Circuits Using Circuits Marker (サーキットマーカーで電子回路を描こう)
[Z-5] Engineering is fun! (工学は楽しい!)
[Z-6] Identifying Fibers by Dyeing (染色で繊維を見分けよう)
夢のような5日間も終わりに近づき、午後からはいよいよフィナーレです。Day 3での文化交流に引き続き最終日にはステージでの文化発表が行われました。本校ダンス部の演技で幕を開け、ハワイのフラとウクレレ、インドのピアノ演奏、ケニア、フィリピン、台湾、マレーシア、ロシア、タイのダンスなど、まさに色とりどりのパフォーマンスが披露されました。大勢の参加者が立ち上がって一緒にダンスを楽しみました。艶やかで美しいパフォーマンスに参加者全員が魅了されました。
続いて行われた閉会式では、本校 東谷保裕校長より学校代表生徒一人一人に修了証が手渡され、その生徒たちによる5日間を振り返るスピーチがありました。涙・感動・感謝のあふれる言葉に、いよいよ終わってしまうという寂しさとともに、ホール全体が一層温かい雰囲気に包まれました。
その後、生徒実行委員長の木部太嗣さんから、閉会の挨拶がありました。JSSFを「魔法のような5日間」と表現し、「これから先、私たちには "Spark"となる機会がたくさんあります。それに気づき、行動を起こすかどうかは私たち次第です。私たちは自分自身と、私たち全員が持っているユニークな長所を信じるべきです。私たちは今、この会場に多くの友人を持ち、科学を愛するという共通の思いでつながっています。新しい友人の中には、将来私たちと一緒に働くことになる人もいるかもしれません。可能性は無限です。ワクワクしませんか?JSSFが、私たちの人生の新たなエキサイティングな章の出発点となり、私たち全員の明るい未来の始まりのSparkとなることを、心から願っています。」との言葉とともに締めくくりました。
本当に最後の活動となったのは、Farewell Ceremonyです。本校吹奏楽部の演奏や卒業生DJによる音楽に乗せて、思い思いに写真を撮り合ったり、感謝の言葉を述べたりして過ごしました。JSSFの記念品として配布したロゴ入りのバッグにそれぞれの名前をサインし合う時間も設けました。楽しい時間の後、参加者の皆さんを見送りました。