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Chitralada Schoolを訪問して共同研究研修を実施
2024年02月19日
高校
12月14日(木)~20日(水)、本校の提携校であるChitralada Schoolを本校生徒3名(高校2年)が訪問し、共同研究研修を実施しました。
Chitralada Schoolはタイ・バンコク市内のチットラダ宮殿内にある王立学校で、もともとは現在の国王様とその妹である王女様の通う学校として設立されました。現在では一般の学校として運営されており、幼稚園、小学校、中学校、高等学校が併設されています。科学教育を重視した教育が行われており、生徒たちの課題研究も活発です。今回の訪問は、本校主催のInternational Collaborative Research Project (ICRP)に参加しているChitralada Schoolと本校の生徒計5名で、6月から両校で取り組んでいる共同研究の進捗状況の確認を中心に、不足している実験を共同で行うことを目的としています。
共同研究の内容は「ムラサキイモを用いた酸塩基指示薬の作成と利用」です。日本とタイのそれぞれで入手できるムラサキイモから色素(アントシアニン)を抽出し、この色素水溶液のpHの違いによる色調変化を利用した酸塩基指示薬の有効性について検討する研究を行いました。
研修初日には、Chitralada Schoolの校長先生や両校の理科の先生を交えて、これまで両校で取り組んできた実験の発表や相互の質問により議論を深め、今後の研究の方針を確認しました。その後、Chitralada Schoolにこの秋に建設された新棟内の実験室での実験や測定などを行い、これまで半年間進めてきた研究を大きく前進させることができました。研究以外にも、タイ語の授業参加や寺院への観光、文化体験、一緒に食事をしたりと楽しい時間を過ごし、さらに友情を深めることができました。
立命館高校では、将来様々な国の人たちとともに仕事ができる人材を育てることを目的に、高校生の国際共同研究を推進しています。Chitralada Schoolとの共同研究の成果は1月27日(土)開催のInternational Collaborative Research Fair(ICRF)で発表します。
<参加生徒の感想>
〇 私は今回が初めての海外研修参加で、日本語が一切通じない環境が何日間も続くということに、最初はかなり不安でした。しかし、現地の方々が皆とても親しみやすかったこともあって、徐々に自分から積極的に話せるようになり、充実した研修にすることができました。現地の生徒との共同研究では、ZoomやLINEでは伝わらなかった細かい情報や疑問点まで解決することができて良かったです。言語の壁もあって、理解に時間がかかってしまうこともありましたが、仲を深め協力して実験することができたので、とても良い経験になりました。
〇 タイでは第一に課題研究、その他にタイの文化に触れてきました。課題研究では、実際に一緒に実験をしてみると、実験手法が違うことなどが分かり、お互いに教え合いながら実験方法を統一できて良かったです。さらに、休日にはタイ料理を食べに連れて行ってもらうなど充実した日を過ごせました。この研修で課題研究や英語の勉強に対する大きなモチベーションを得ることができました。
〇 今回の研修を通して様々なことを学びました。タイを訪問する前は、人生で初めていくタイという異国の地で自分の持っている力を最大限に生かし、行動することができるのか少し不安ではありました。そのため「いつもより一回りも、二回りも積極的に」ということを心に決め、この研修に挑みました。そのおかげか自分に自信を持って、さまざまな場面で積極的に発言し、コミュニケーションを取ることができました。それと同時に英語で海外生とコミュニケーションを取ることの楽しさを改めて実感しました。今回の経験を生かし、今後自身の研究や大学での学びに繋げていきたいです。

Chitralada Schoolはタイ・バンコク市内のチットラダ宮殿内にある王立学校で、もともとは現在の国王様とその妹である王女様の通う学校として設立されました。現在では一般の学校として運営されており、幼稚園、小学校、中学校、高等学校が併設されています。科学教育を重視した教育が行われており、生徒たちの課題研究も活発です。今回の訪問は、本校主催のInternational Collaborative Research Project (ICRP)に参加しているChitralada Schoolと本校の生徒計5名で、6月から両校で取り組んでいる共同研究の進捗状況の確認を中心に、不足している実験を共同で行うことを目的としています。
共同研究の内容は「ムラサキイモを用いた酸塩基指示薬の作成と利用」です。日本とタイのそれぞれで入手できるムラサキイモから色素(アントシアニン)を抽出し、この色素水溶液のpHの違いによる色調変化を利用した酸塩基指示薬の有効性について検討する研究を行いました。
研修初日には、Chitralada Schoolの校長先生や両校の理科の先生を交えて、これまで両校で取り組んできた実験の発表や相互の質問により議論を深め、今後の研究の方針を確認しました。その後、Chitralada Schoolにこの秋に建設された新棟内の実験室での実験や測定などを行い、これまで半年間進めてきた研究を大きく前進させることができました。研究以外にも、タイ語の授業参加や寺院への観光、文化体験、一緒に食事をしたりと楽しい時間を過ごし、さらに友情を深めることができました。
立命館高校では、将来様々な国の人たちとともに仕事ができる人材を育てることを目的に、高校生の国際共同研究を推進しています。Chitralada Schoolとの共同研究の成果は1月27日(土)開催のInternational Collaborative Research Fair(ICRF)で発表します。
<参加生徒の感想>
〇 私は今回が初めての海外研修参加で、日本語が一切通じない環境が何日間も続くということに、最初はかなり不安でした。しかし、現地の方々が皆とても親しみやすかったこともあって、徐々に自分から積極的に話せるようになり、充実した研修にすることができました。現地の生徒との共同研究では、ZoomやLINEでは伝わらなかった細かい情報や疑問点まで解決することができて良かったです。言語の壁もあって、理解に時間がかかってしまうこともありましたが、仲を深め協力して実験することができたので、とても良い経験になりました。
〇 タイでは第一に課題研究、その他にタイの文化に触れてきました。課題研究では、実際に一緒に実験をしてみると、実験手法が違うことなどが分かり、お互いに教え合いながら実験方法を統一できて良かったです。さらに、休日にはタイ料理を食べに連れて行ってもらうなど充実した日を過ごせました。この研修で課題研究や英語の勉強に対する大きなモチベーションを得ることができました。
〇 今回の研修を通して様々なことを学びました。タイを訪問する前は、人生で初めていくタイという異国の地で自分の持っている力を最大限に生かし、行動することができるのか少し不安ではありました。そのため「いつもより一回りも、二回りも積極的に」ということを心に決め、この研修に挑みました。そのおかげか自分に自信を持って、さまざまな場面で積極的に発言し、コミュニケーションを取ることができました。それと同時に英語で海外生とコミュニケーションを取ることの楽しさを改めて実感しました。今回の経験を生かし、今後自身の研究や大学での学びに繋げていきたいです。