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【SSH】タイ・MWITより10名の留学生が来校し、11日間の科学交流を行いました

2025年05月12日 高校
2025年4月13日(日)から23日(水)までの11日間、タイのトップ校であるMahidol Wittayanusorn School(MWIT)から生徒10名と教員2名を本校にお迎えし、国際科学交流プログラムを実施しました。

MWITの生徒たちは、本校高校2・3年のSSG(Super Science Global)クラスに加わり、物理、数学、英語、体育などの授業に参加して日本の高校生活を体験しました。放課後には、剣道部やインターナショナル委員会の活動に参加したほか、三味線、茶道、浴衣の着付けなど日本文化にも積極的に触れ、充実した時間を過ごしました。さらに、大阪大学での研修や、東寺、伏見稲荷大社などの校外学習も行い、日本の学術や文化、歴史に幅広くふれる機会となりました。合同での科学研究発表会も行い、サイエンススクールの生徒と課題研究の成果を共有し合う貴重な時間にもなりました。

MWITの生徒たちは本校生徒のご家庭にホームステイし、日常生活を共に過ごしました。ホストファミリーとして迎えた生徒たちは、言語や習慣の違いに戸惑いながらも、お互いを思いやる気持ちを大切にしながら、交流を深めていきました。食事や会話、通学など、当たり前だと思っていた日常が、誰かにとっては新鮮で特別な体験になることに気づかされ、自分たちの生活を見つめ直すきっかけとなりました。

最終日のフェアウェルパーティーでは、MWITの生徒一人ひとりに修了証が手渡され、別れを惜しみながらこれまでの思い出を語り合いました。言葉や文化の壁を越えて築いた絆は、きっとこれからの学びや人生において、大きな力となってくれるはずです。

MWITとの交流は、2006年から続く長年の国際連携の一つであり、今回で17回目の受け入れとなりました。10日間にわたる共同学習や文化体験を通して、本校生徒たちは「伝える力」「受け入れる力」、そして「学び合う姿勢」を実践の中で育んでいきました。

今夏には、今回交流を深めた本校生徒がMWITを訪問する派遣プログラムが予定されています。この11日間で育まれた友情や学びへの意欲を大切にし、今後の成長につなげてほしいと願っています。

本プログラムの実施にあたり、多大なるご協力をいただきましたホストファミリーの皆様をはじめ、関係の皆様に心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。








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