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【SSH】タイ・MWITの生徒とともに大阪大学産業科学研究所での研修を実施しました
2025年05月12日
高校
2025年4月13日(日)~23日(水)、タイの Mahidol Wittayanusorn School(MWIT)から、生徒10名と教員2名が本校を訪問しました。
4月16日(水)には、MWITの生徒10名と本校の生徒10名が、大阪大学産業科学研究所を訪問し、先端科学の現場での研修に参加しました。訪問先は、複合分子化学の研究をされている鈴木研究室です。
この研究室では、化学の手法を使って生命現象を解明したり、病気の治療に役立つ新しい薬を開発したりする学問領域です。たとえば、薬のもとになる化合物を効率よく大量に作るために、分子のパーツを組み合わせる方法を使い、短時間で多様な化合物を合成する工夫がなされています。さらに、それらの効果を調べるための測定技術も整えられており、新薬の創出にも活用されています。
特に、がん治療に関わる「エピジェネティクス(遺伝子の働きを調整する仕組み)」の分野では、細胞内でのメチル化やアセチル化といった化学変化を操作することで、がん細胞だけを選んで抑える技術の研究も進められています。
当日は、実際に研究が行われている実験室も見学させていただきました。化合物を合成するための装置や、完成した化合物を確認する分析機器、細胞を保管するための液体窒素タンクや超低温冷凍庫など、最先端の研究機器を間近で見ることができました。
さらに幸運なことに、香港中文大学の教授による特別講演が同日に開催されており、私たちも聴講することができました。講演では、最新の研究成果や未発表のデータも紹介され、研究者の方々による活発なディスカッションも行われていました。こうした場を通じて、生徒たちは本物の研究現場の空気を直接感じることができました。

4月16日(水)には、MWITの生徒10名と本校の生徒10名が、大阪大学産業科学研究所を訪問し、先端科学の現場での研修に参加しました。訪問先は、複合分子化学の研究をされている鈴木研究室です。
この研究室では、化学の手法を使って生命現象を解明したり、病気の治療に役立つ新しい薬を開発したりする学問領域です。たとえば、薬のもとになる化合物を効率よく大量に作るために、分子のパーツを組み合わせる方法を使い、短時間で多様な化合物を合成する工夫がなされています。さらに、それらの効果を調べるための測定技術も整えられており、新薬の創出にも活用されています。
特に、がん治療に関わる「エピジェネティクス(遺伝子の働きを調整する仕組み)」の分野では、細胞内でのメチル化やアセチル化といった化学変化を操作することで、がん細胞だけを選んで抑える技術の研究も進められています。
当日は、実際に研究が行われている実験室も見学させていただきました。化合物を合成するための装置や、完成した化合物を確認する分析機器、細胞を保管するための液体窒素タンクや超低温冷凍庫など、最先端の研究機器を間近で見ることができました。
さらに幸運なことに、香港中文大学の教授による特別講演が同日に開催されており、私たちも聴講することができました。講演では、最新の研究成果や未発表のデータも紹介され、研究者の方々による活発なディスカッションも行われていました。こうした場を通じて、生徒たちは本物の研究現場の空気を直接感じることができました。
この貴重な体験を通じて、生徒たちは科学の奥深さに触れ、国際的な視野を広げながら将来の進路について考えるきっかけを得ることができました。

