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【SSH】タイKVISでの国際サイエンスフェアで本校3年生が研究発表

2025年05月19日 高校
本校の高校3年生2名が、4月7日(月)から10日(木)までタイKamnoetvidya Science Academy (KVIS)で開催された国際サイエンスフェア「第8回KVISサイエンスフェア」に参加しました。今年度は、「CIYS(国際青少年科学会議)」と同時に開催される形で行われ、科学と国際理解の両面から大変充実した内容となりました。

初日は開会式から始まり、タイの大学教授によるロボティクスに関する講演が行われました。先端研究の内容を身近に感じられる非常に興味深い内容でした。その後のポスターセッションで、生徒たちは自らの研究成果を英語で発表し、多くの参加者と活発に意見を交換しました。

2日目は一日を通して口頭発表が行われました。本校からは昨日に引き続き「Efficient Method of Yeast Fermentation(酵母発酵の効率的な方法)」のタイトルでの発表を行いました。発表後の質疑応答では、審査員からの専門的な質問にも適切に答えることができました。夕方には文化交流のセッションがあり、他国の生徒とともに多様な文化に触れる貴重な機会となりました。

3日目はエクスカーションとして、ウミガメ保護施設を訪れました。ウミガメの保護活動の現場を直接見学し、生態や環境保全について理解を深めることができました。

最終日には、タイの伝統行事「ソンクラーン祭り」に参加しました。地元の人々や他国の生徒とともに、水をかけ合うこの伝統行事を体験し、楽しみながら文化への理解を深めました。閉会式後には文化紹介の時間が設けられ、各国の生徒がそれぞれの文化を紹介するパフォーマンスを披露しました。本校生徒2人は日本語についての紹介を行いました。

また、本校生徒の研究は今回「Honorable Mention」を受賞しました。発表内容の質の高さと積極的な姿勢が高く評価された結果です。

参加生徒たちは「自身が研究発表、ポスター発表を行うのは初めてだったためとても緊張しながら参加したサイエンスフェアでした。しかし、事前の幾度とない練習もあってか、それまでで一番の出来になった。日常会話のみならず、研究発表の練習を通して得た理科系の英語力が様々な場面で役に立った。」「私にとって大きな転機になった。異なる文化の中でたくさんの海外の高校生と交流し多くの刺激を得た。私も自分の夢をかなえられるように頑張りたい」などの感想を述べています。

今回のサイエンスフェアを通じて、生徒たちは科学に対する理解を深めるとともに、多様な価値観や文化に触れ、国際的な視野を広げることができました。新たな出会いと学びに満ちた4日間は、生徒たちにとって大きな成長の機会となりました。







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